スペック
名称 |
|
---|---|
番号 |
|
分類 | |
全長 |
|
全高 |
|
重量 |
|
最高速度 |
|
装備 |
|
武装 |
|
概要
ディガルド武国がソラシティから提供された技術によって生み出されたという設定の
メガラプトル型のバイオゾイドで、アニメ・玩具共に最初のバイオゾイドである。
- アニメでは、劇中に最初に登場したのはバイオラプターだが、彼らが生み出された経緯を考えればバイオメガラプトルが最初になる。また、後述の「フランク」の設定を見ても、バイオゾイドのコンセプトの母体とも言える扱いがされている。
バイオゾイドは通常の恐竜型ゾイドよりも軽量だが、バイオメガラプトルはバイオゾイドの中でも陸上における運動性と機動性がずば抜けて高く、搭乗するゾイド乗りの技量次第 (例えばザイリン)では、至近距離で軽々とムラサメライガーのブレードを回避したり、崖を駆け上がったりという、芸達者とも言える性能を発揮している。アーマーも、ムラサメライガーの刀を素手で受け止めるほどのものである。
ヘルファイアーは、通常の火炎放射器としての使用も可能である。
また、口内のヘルファイアーやヒートキラーバイトは、バイオラプター程度のヘルアーマーならば、前者なら強引に蒸発させ、後者なら簡単に食い千切ってしまうほどの威力を持つ。また炎や熱に関する武装が多いが詳細がわかっていないところが多い。
両脚に搭載されたバーニングジェットを使用する事によって、大型ゾイド(例 エレファンダー)よりも高い要塞の壁を軽々と飛び越える事ができる。
指の付け根付近からセンサーも発射できる。
バリエーション
量産型
体色が変更され、ザイリン以外でも扱える様にチューニングされている。
謀反した側とジーン直属の両方が使用しており、同種同士の戦闘もあった。
バイオドロマエオサウルス
『ゾイドジェネレイションズ』に登場したドロマエオサウルス型(ラプター型)のバイオゾイド。
フランク
『ZOIDS BATTLE ANGLE』にて登場した。ZOITEC社が開発した数千年以上前の実験機であり、ある意味ではバイオゾイドというカテゴリーの親とも言える。古代ゾイドのコアをベースにしている。腕に外付けの火器を持つ場合もある。
フランク・クローン
フランクをZi-ARMS社がクローニングした個体。
劇中での活躍
バイオゾイド四天王の一人であるザイリンの愛機として初登場。
ヘルファイアーは火炎放射器と火球の使い分けが可能。
その性能は複数のエレファンダーが一瞬で全滅される物であり、序盤の主人公達の強敵として活躍したが(一応、序盤で片腕をムラサメライガーに切り落とされている)、最期はハヤテライガーに倒される。中盤以降はその性能の高さとザイリンによって得られた戦闘データを元に、発展型のバイオヴォルケーノとボディカラーが異なる量産型が製作された。
- バイオラプターの経緯を考えればバイオメガラプトルが最初だが、ザイリンがディガルド軍入りするまでは使用された事はないと思われる。実際、回想における彼の故郷の襲撃においても登場していない。そのため、適合者であるザイリンが搭乗する事によってやっと戦場に出されたと推測され、その意味ではムラサメライガーやデッドリーコングなどのメインキャラクター側のゾイドとも類似している。まぁディガルドがそんな行き当たりばったりな手段を使うようには見えず、過去にバイオメガラプトルに搭乗する兵士がいたが、その人物が何らかの理由で軍から姿を消しザイリンが認められたというのもあり得そうではあるが。
ディガルド軍の主力であり領土拡大の要因となったバイオラプター、発展型で最強ゾイドの一つと言われるバイオヴォルケーノ、ある意味バイオティラノ以上の脅威とも取れるバイオラプターグイは元を正せばこのゾイドが元であり、それらを踏まえれば物語に大きく関わる重要なゾイドと言える。前例を挙げるとデスザウラーの元となったジェノザウラーに通じるところがある。
量産型の方は適合率が高められたのか機械兵だけでなく通常の人間も搭乗でき、時には各部隊の部隊長が搭乗する量産型が見られる。
さらに終盤では、機械兵の真実が明かされてから離反したディガルド軍の中に量産型メガラプトルを操縦できるゾイド乗りがおり、討伐軍と共にジーンの軍勢と戦う光景が見られる。
- バイオラプターは討伐軍に加わった機体もあるが.明確に戦闘に参加しているシーンはない。
- 一方でバイオラプターグイは出撃時に多くの人手と超大型ゾイドのディグのカタパルトなどの大掛かりな整備が必要な為、小規模の基地には配備されていなかった。
- バイオトリケラとバイオケントロ(どちらも量産型)も、大量生産中に離反が起こったので討伐軍に導入されていない。
- 理論上は、バイオゾイドの中では適合率が高いが、回想を入れてもザイリンが搭乗する以外は人間が搭乗するシーンがない為、明確にレギュラーキャラ以外の人物が搭乗し且つ主人公サイドと共闘した事があるバイオゾイドはバイオメガラプトルだけである。
余談
- 火を吹くゾイド(及び炎属性)というと真っ先にバイオメガラプトルが挙げられそうだが、彼らより前にサラマンダーが登場しており、後にバイオゾイドを凌ぐ生命力の後輩も登場。
- 『ゾイドカードコロシアム』では、ゾイドコア砲の様な大型エネルギー砲の「ゲヘナフレアー」を装備しており、バイオヴォルケーノのバイオ粒子砲に似た演出となっている。
- 玩具のバイオメガラプトルの初期出荷分は、最初のバイオゾイドな為か幾らかの問題点があり、特に保持力の無さとヘルアーマーを再現する際に使用される軟質素材のシンナー臭さは有名である(保持力の無さは簡単な改造によって回復できるが)。
- メガラプトルは当時はその大きな爪等から、巨大なデイノニコサウルス類(ベロキラプトルやデイノニクス、トロオドンの仲間)と推測されバイオメガラプトルもいわゆる「ラプトル」(ドロマエオサウルス科)のような見た目になっているが、現在ではデイノニコサウルス類と違って前肢に巨大な爪を有した肉食恐竜とされ(デイノニコサウルス類と同じくコエルロサウルス類ではないかとされるも不明瞭)、新たなメガラプトラという独自のグループを設けられている。