ガストニア
がすとにあ
アメリカ・ユタ州のシーダーマウンテン累層(白亜紀前期)から見つかった鎧竜で、全長4~6メートルくらい。共存した恐竜にはユタラプトルなどがいる。
属名は本種の発見・研究に貢献したロバート・ガストン氏に由来する。
同じく発見・研究に貢献した人の名前がついた鎧竜としては、ノドサウルスの仲間のミモオラペルタがいる。
より保存状態良好な化石の見つかっているボレアロペルタやズールには劣るものの、本種も鎧竜としては良質な化石が残っており、研究材料として優秀。
ノドサウルスのように尻尾にハンマーはなかったが、「上から見ると台形に近い形で口先が広い」というアンキロサウルスの特徴を持っている(ノドサウルス科はウマのように細長い顔つきをしている)。
またほぼ三角形の骨板がほぼ全身に並ぶという見るからに痛そうな格好をしており、威嚇して敵を遠ざけるとか、いざ襲われても身を守る武器になっただろうとか言われている。
ちなみに体型がノドサウルス類、頭骨がアンキロサウルス類に近いこいつの分類は混乱していたようだが、近縁で同時期のイギリスにいたポラカントゥス(旧ノドサウルス科)が「それぞれの特徴を持っているのでポラカントゥス科にしよう」ということになったのでポラカントゥス科で決着を見た。
ジュラシック・ファイト・クラブ
8話「肉食恐竜の最期」で登場。対戦相手はユタラプトル。
気候変動で狩りやすい獲物が減ってしまったユタラプトルに狙われる。
自身の背に止まる翼竜が飛び立ったことで奇襲は避けられたが、餓えたユタラプトルは果敢に襲って来るのであった。
長年あまり取り上げられなかった恐竜故、動くガストニアは新鮮に思えるかもしれない。
他媒体では見られない攻撃方法として腰の辺りの骨板が尻尾を動かした際に重なり合うことで巨大な裁ちばさみとして機能することが述べられている。位置的に使いづらいことこの上ない為、この番組(もしくはそれを述べている学者)限定の説だと考えたほうが良いと思われる。
古代王者恐竜キング
2007第4紀+土属性のつよさ1400として登場したが、それ以前にDSソフト「7つのかけら」でなぜか敵専用というデビューを飾った。しかしフクイサウルスとフクイラプトルと違って特別枠にする予定もなさそうだったのに(アーケード版のカードでは通常排出だけで化石カードや雑誌付録などもなし)なぜDS版では敵専用だったのかは不明。
Ex(特別枠)なので発掘では見つからない。おそらく(配信の)恐竜あんごうで解禁する予定だったのだろう。
必殺わざはアーケード版ではグー、7つのかけらではチョキ。
2007第4紀+ではハンタータイプ、激闘!ザンジャークとDS版ではこうげきタイプ。
「7つのかけら」では終盤からフクイサウルスやフクイラプトルの後に登場。単体で登場はしない。
フクイサウルスとフクイラプトル共々「じゃんけんの手がランダムなので完全な運ゲーで、勝つと高確率で逃げてしまう」「倒した時の経験値は膨大(高レベル帯でもほぼ確実に1レベル上がる)」というメタルスライム扱い。