データ
正式学名は「最も巨大な爬虫類喰らいの王」を意味するサウロファガナクス・マキシムス。1941年に命名された時はサウロファグスと命名されたが、後にこの属名は現生鳥類のタイランチョウ科の一種に使われていることが分かり、1995年にサウロファガナクスに改名された。
化石はオクラホマ州で部分的なものが発見されているのみだが、全長は11~13メートル、体重2~5トンに達したと推測されており、トルヴォサウルスと並んでジュラ紀最大の肉食恐竜とされている。この巨体を武器に、ディプロドクスやブラキオサウルスなどの竜脚類を捕食していたのかもしれない。
ちなみに僅かな化石しか見つかっていないため、近縁種アロサウルスの一種に過ぎないと主張する研究者も多い。しかし脊椎や血道弓に僅かな違いが見られるため、現在のところは独立種として認められている。復元骨格も製作はされているものの、多くの部位はアロサウルス・フラギリスを参考に作られている。
古代王者恐竜キング
ティラノサウルス以来となる炎属性のつよさ2000を射止めた。
近縁のアロサウルスは風属性だが、本作には9m越えの肉食恐竜=炎属性(一部例外アリ)の法則があり、それ故の恐竜選なのだろう。
ちなみに例外なのはスピノサウルス類(水属性)とアリオラムス・シャモティラヌス(6mくらい)、メガラプトル。メガラプトルは当時9mのドロマエオサウルス科と推定されており、その縁から風属性に割り当てられていたのであった(現在は6mくらい・メガラプトル科とされているが、稼働終了から何年も経っての話)。
そんな彼だが、本作ではなぜかいろんな点で異端児。
1.15mとサイズが盛られている(後に出た攻略本の図鑑では11mに下方修正)。部分的な骨格しか見つかっていない故の齟齬だろうか。
2.特に知名度が高いとか話題性があるといった事はなさそうだが、DSソフト「7つのかけら」では堂々とパッケージのセンターを飾り、付属カードとして登場。時期的にはマプサウルスの方が話題性があったろうに(コレの発売は2007年だが、マプサウルスは2006年に命名された新種の恐竜)。
3.「7つのかけら」ではわざカードを生み出すレベルが異様に高い。レベル20くらいまでは他の★6(つよさ20000)と同等のペースだが、トルヴォサウルスやダスプレトサウルスがレベル31で生み出す「ビッグファイアボム」も倍以上のレベル67まで育てなければならない。
4.レベル1にしてHPが500もある(普通は200)。その代わりテクニックはぶっちぎりで低い。
最大まで育てて500しかないため、MP回復は2ポイントずつ。他の★6はレベル99で600になり、ギリギリで3ポイントずつ回復する。
バトルタイプは超こうげき。元々攻撃力の非常に高い★6だが、超攻撃タイプは更に2割上がる。
固有名詞付き恐竜を除けば唯一超のつくバトルタイプで、「厳密には架空の恐竜」を除けば最も攻撃力が高い。ちなみに次点はティラノサウルスと覚醒カルノタウルス(後のスーパーカルノタウルス)。
- ショルダーネームは「暴君の刺客」。
- 予約特典として「マグマブラスター」「ビッグファイアボム」「ボルケーノバースト」のわざカードが3枚セットになったトリプルスラッシュカードがついていた。「7つのかけら」ではレベルアップさせるとこのわざカードが手に入る。
「7つのかけら」1週目の最後の敵としても登場。2周目以降もソーノイダが使用し、猛威を振るう。
プレイヤーが入手するにはアーケード版で上記のカードを使用して遊んだ後に公開される暗号を入力することで手に入るが、クリア後までお預け。
炎水土草風雷炎水
性能は申し分なく攻撃力は1位、最大HPも2位と全恐竜内でもトップクラスのステータスになっている。その代わりにテクニックは低いため短時間で勝負を決めるか、MPの少ないわざカードを使う方が良いだろう。
- 攻略本でも前述のソーノイダに対して「長期戦に持ち込めばMP不足で手詰まりにできる」と記載された。1・2周ではそこそこ燃費の良いカスタマイズになっているが、3周目ではわざ構成が変わり高燃費になっている。