マプサウルス
まぷさうるす
アルゼンチンのフインクル層から発掘され、2006年にマプサウルス・ロセアエと命名されたカルカロドントサウルス科の大型獣脚類。
属名は発掘地の先住民マプチェの言葉で「大地」を意味し、種小名は地層が薔薇のような色だったことに由来する。
全長は13メートルに達したが、近縁種のカルカロドントサウルスやギガノトサウルスと比べると比較的軽快な体型をしていた。素早く動けたかどうかは別だが。
近縁種のメラクセスも同じ地層で発見されているが、マプサウルスよりも若干古い年代の層なので、共存はしていなかったと推測される。
この恐竜の驚くべき点は、6メートルの幼体から13メートルの成体まで少なくとも7体分の化石がまとまって見つかったことだ。他の恐竜の化石が発掘されていないことから、これが1つの群れであった可能性がある。
共存した恐竜には史上最大級の竜脚類の一つアルゼンチノサウルスなどがいるから、マプサウルスはこれらの大型恐竜を捕食するために群れを作っていたとする説がある。
一方で、現時点で正確に言えるのは「複数個体が同じ場所で産出した」という部分のみであり、普段単独で生活しているマプサウルスが餌に群がってきたなどの可能性を考慮する必要はあり、実際に群れていたかは不明。
DSゲーム「7つのかけら」やテレビアニメで先行登場した。
アーケード版は激闘!ザンジャーク第1紀で登場。必殺わざはグー、強さは2000。
DS版では恐竜カードを55種類集めるとコダイマンからもらえるレア物。発掘では見つからず、これしか入手手段はない。
ちなみに本作のサブイベントで入手できる恐竜は炎属性がやたらと多く、他にもサウロファガナクス・ティラノサウルス(こうげきタイプ)、ダスプレトサウルス、アリオラムスにラジャサウルス、ギガノトサウルス……と7種類もいる。
※ティラノサウルスは発掘でカウンタータイプが見つかる。
また設定ミスなのか、ウサラパの超アクトイグアノドンが炎属性のエンドオブバーンを、アクト団基地のアクトロイドが繰り出すマプサウルスが草属性のエターナルリーフを使う。
※エンドオブバーン…この技を使った次のターン、攻撃が一撃必殺になる。
エターナルリーフ…80%の確率で「HPが0になった時、一度だけ最大値の10%回復」の効果を得る。一度効果が発動しても、再度この技を使う事で延々と粘ることも可能。
ショルダーネームは名称の由来から「大地の咆哮」。
炎属性で登場したため、火山を連想させる「ボルケーノバースト」「マグマブラスター」「ヒートイラプション」といった超わざは使用できる。
- 特に「マグマブラスター」「ヒートイラプション」は超必殺超わざとなる。初登場したバージョンでは「マグマブラスター」のカードに描かれていた。
DSゲーム「7つのかけら」ではそもそも「超必殺超わざ」だの「超必殺わざ(必殺わざが通常わざの場合)」だのという概念がなく、何をセットしようが等しく「必殺技」。また時期の都合で「ヒートイラプション」が無いが、代わりに土属性フィールドの時噴火のような大爆発を起こす「マグマティックボム」という技がある(チョキの「ビッグファイアボム」の強化版。口の中を発火させた状態で飛び上がって背中に噛みつき、爆発を起こすという技)。
バトルタイプは激闘!ザンジャークではかいしんタイプ、目覚めよ!新たなる力ではチョキチョキタイプ。「7つのかけら」では超ピンチタイプになっていた。
国立科学博物館で開催された「大恐竜展2009」で恐竜カードが特典になっていた。
テレビアニメでは第39話に登場。横浜中華街で働いていたジュラサンがカプセルを卵と間違えてストーブの炎にかけた事によって出現。カプセルに入っていたわざカード「ビッグファイアキャノン」の力によって食材を黒こげにした。
第60話では宇宙海賊ザンジャークのミハサの恐竜として登場。わざカードは「ヒートイラプション」「ビッグファイアボム」を使用した。
コロコロイチバン!のコミカライズ版ではゴーマの恐竜として登場。「ビッグファイアキャノン」「フレアソード」といったわざカードを使用した。
- カセキホリダーシリーズ
「スーパー」に「マプルス」という名前で登場。なぜか水属性。
スーパーエボルバーに進化できるが技の消費ポイントが重たいため運用は難しい。
第5話『新たな巨大恐竜たち』にて登場。群れでアルゼンチノサウルスを襲っていた。