コリトサウルス
こりとさうるす
1914年、アメリカ自然史博物館のバーナム・ブラウン(最初のティラノサウルスの化石を発掘した古生物学者。他にもアンキロサウルスやパキケファロサウルス等を記載)がカナダ・アルバータ州のレッドディア川で発見された保存状態の良い鳥脚類の化石(欠けていたのは尾の一部と前肢のみ)に「コリトサウルス・カスアリウス」と命名した。
属名は「コリントス式ヘルメットを持つ爬虫類」を意味するが、これはそのトサカが古代ギリシャのコリント人のヘルメットの頭飾りに似ていることに因む。種小名も同じようなトサカを持つヒクイドリの学名に由来している。
現在のところ、アルバータ州から完全な頭骨や皮膚の印象を含んだ20体以上の化石が見つかっている。
コリトサウルスは全長9メートル・体重3トンほどのランベオサウルス亜科の鳥脚類で、ランベオサウルスやパラサウロロフスに近縁である。
名前の由来となった半円状のトサカは、近縁種と同じく空洞で幼体の頃は未発達であった。このトサカは内部構造が複雑になっており、嗅覚の発達や鳴き声の増大などに寄与していたと考えられている。模型による実験から、鳴き声は霧笛に似た轟くような音だったと思われる。
また尾椎は胸胴椎から続く骨質の腱に固められており、可動性は乏しかっただろう。
2007第1紀+から登場。草属性、強さ1400、必殺わざはパー。ショルダーネームは「森のナポレオン」。
バトルタイプは2007第4紀+まではカウンタータイプ、激闘!ザンジャークではこうげきタイプ。
目覚めよ!新たなる力ではスーパー恐竜が登場した。
「北米のたまご」や「緑の恐竜のたまご」を使用した時に出てくる事もある。
「7つのかけら」では「アクト大倉庫」でイグアノドンの、アクト秘密基地の後半でアルティリヌスの代わりに登場する。そしてアクト大倉庫でのみ見つかるが、ユタラプトルを探すと大抵数匹は出るだろう。
パーが必殺技なのにグー技の「ネイチャーズブレッシング」を生み出す(グーのマイアサウラはチョキの「フラワーガーデン」、オウラノサウルスはエッグスリボルバー)。
この技は威力が壊滅的に低く、素のダメージ倍率はたったの0.6(攻撃力の6割分のダメージ)と「ラプトル〇〇」シリーズ(倍率0.8)すら下回る。そのため、攻撃力を20%アップする「アタックバースト」や、味方全体(自身と控え)の攻撃力を15%上げる「リバーオブインフィニティ」か「フルチャージ」を併用してようやく95%まで持ち直す(草属性のフィールドなら1.2倍になるため素で0.72倍)。
ダメージソースとしては頼りないが、50%の確率でHPを最大値の50%分回復という技に仕上がっているため、うまく行けば一気にピンチを回避できる。
- アーケード版では「テクニックが足りないor過剰で威力を引き出せない」技は存在するが、自分のわざカードによって攻撃力そのものが下がる事は無い。ただし「ネイチャーズブレッシング」は特殊超わざなので威力が低く、また最大値の10%ほどしか回復しない仕様であった(その代わり、タッグの控えが草属性の時にたまにこの効果が発動した)。一応HP10%回復のわざは属性なしの「いやし」、水属性の「マジカルシャワー」、草属性「ヒールポジション」風邪属性「ミステリアスエア(ランダム発動)」がある。
ちなみにこいつしか生み出さないので育てて損はない。