オオデンチナマズ
おおでんちなまず
『スプラトゥーン』シリーズに登場するキャラクター。
エネルギー源として生活に欠かせない存在で、1匹で都市の電力供給を担う重要な存在。デンチナマズ族の中でも特に巨大な身体を持っている。3部作全てに登場するが、いずれもゲーム冒頭で失踪する。年齢は100歳を超えているらしい。
デフォルメしたデンキナマズのような外観をしており、黒くて細長い身体を持っている。注目すべきは他のデンチナマズ族の個体とは比較できないほどの巨体を持つところ。
また、それほどの巨体でありながら飛行能力を有しており、スプラトゥーン2では稀にハイカラスクエア上空を飛行する様子を見ることもある。
性格は無感情を疑うレベルで穏やか。デンチナマズがバリアを破った際にリアクションするのに対し、オオデンチナマズは誘拐されても、機械の中に吸い込まれたり閉じ込められても、抵抗やリアクションは一切しない。
スプラトゥーン
ナマズは 古来よりエネルギー源として 重宝されてきた
ハイカラシティの電力供給も 御年100歳の オオデンチナマズによるものだ
上記の説明から、100年間もハイカラ地方全体の電力供給をしていると思われる。しかし、ゲーム初起動時のハイカラニュースではオオデンチナマズ失踪の報道がされ、ハイカラシティから姿を消してしまった。
また、ヒーローモードでは大ナワバリバトルの終焉と共に生まれた大切な存在との説明がされる。失踪の原因は、大ナワバリバトルで敗北して地下に追いやられたタコたちが自らの生活圏である地下世界に連れ去ったからだった。タコたちはイカ世界への報復、地下世界の電力不足解消など様々な目的が重なり、その結果オオデンチナマズとその他のデンチナマズたちを誘拐したのだった。
これに気付いたのは大ナワバリバトル時代のイカたちの英雄、アタリメ司令であり、彼はとあるインクリングの若者をNew!カラストンビ部隊の隊員3号に任命し、オオデンチナマズ奪還の任務を与えたのであった。
スプラトゥーン3 エキスパンション・パスの時点でオオデンチナマズは唯一の存在ではないことが発覚した。
ハイカラシティに居座るオオデンチナマズの頭に毛がなくて虹彩が丸いのに対し、バンカラ街のオオデンチナマズは頭に毛が生えて虹彩が四角いため、この2匹は別の個体かもしれないと思われる。
- オオデンチナマズはショッツル鉱山に別の個体が出現し、同時にギア『ウラスカジャン』にもその姿が描かれている。
- イカ世界の電力供給源はオオデンチナマズだけなのか?といえば別にそんなことはない。例えば各ステージで風力発電機やソーラーパネルなどが見られるほか、ムニ・エール海洋発電所は元々潮流発電所だったことがアートブックで明かされており、オオデンチナマズ以外にも電力供給源は存在する。また、オオデンチナマズ失踪後も街で停電が起きる描写はないが、登場人物のセリフによると電力不足は起きるようだ。
- スプラトゥーン2では、正規の条件を満たしたときにハイカラスクエアに帰還するはずのオオデンチナマズが、Ver.2.0.0の更新データの適用以降、再び失踪してしまう問題があった。現在は修正済み。
- 実は意外な場所でも似たようなデンキナマズが電気を通し、都市に電力供給をしている。
- ところで、元ネタであろうデンキナマズは淡水魚なのだが...何か壮大な伏線なのだろうか。