概要
『スプラトゥーン3』に2024夏 Sizzle Seasonから実装された、駅を舞台としたバトルステージ。常設としては今作初の線対称型ステージ(非常設としてはトリカラバトル仕様のユノハナ大渓谷がある)。
駅を舞台にしているだけあり、ホームには様々な電車が次から次へと発着していく。ホームの反対側には骨組みとガラス張りが特徴的な駅ビルがあり、その中に改札口、切符売り場、み〇りの窓口、駅ナカコンビニ、駅そばの店舗など、イカにも駅という景色が広がる。
ステージ内には床が移動するギミックがあるのが特徴。ステージ下方は地下鉄のホームとなっており、地上と吹き抜けになっている。ただし、当然だが落下すれば場外落下とみなされスタート地点に送り返される。
この駅はバンカラ地方内の各路線と、他地方に向かう長距離鉄道とをつなぐ主要駅となっており、ステージがある近未来的な駅舎は近年の改装で建てられたもの。駅自体はバンカラ街とクレーター(ヒーローモード序盤の場所)の間に位置する。
このためホーム側の彼方にはクレーターで逆さまに突き刺さっている謎の鉄塔が見え、反対に駅舎外の彼方にはバンカラ街のロビービル裏に建つ高層ビルの姿が見える。荒涼としたクレーターと賑やかなバンカラ街とが駅を境に隔てられ、ある種独特の景観が味わえるという。
公式映像
動画冒頭より登場しているのが本ステージ。
元ネタ
- 京都駅ビルに似た骨組みとガラス張りの駅舎。天井を斜めに走る空中回廊なども似ている。
- 仮名で「きょうト」と書かれてるようにも見える駅名標(ただし駅名標デザインはJR東日本のものに近い)。
- ロープ柵状のホームドアや電光掲示板がJR西日本で使用されているタイプと酷似。
- 通っている車両が東海道新幹線のN700SやJR京都線等の321系を思わせるカラーリング
- 0番線ホームがある(全国でも京都駅など一部にしか存在しない)。
……などなど共通点が非常に多く、モチーフとしたのはほぼ確定とみられる。京都駅がモチーフに選ばれた理由は、京都駅から近鉄京都線で2駅先の十条駅近くに任天堂本社があるためと思われる。
一方で地下ホームはオリジナル形状となっている。京都駅で地下鉄と言えば京都市営地下鉄烏丸線が通っているが、そちらとの関連性は駅名標デザイン程度に留まっている。
通る車両の規則性もまちまちで、N700Sや321系のような車両の他にも関西本線の201系や阪急2000系(初代)、果てはJR九州の885系やワシントンメトロのような車両まで確認されており、小ネタが詰まりに詰まっている。
初代『スプラトゥーン』でも、ヒーローモードのステージ10随所に京都駅と書かれているような駅名標があったが、こちらは仮名ではなく漢字+平仮名のように書かれていたためデザインが異なる(参照リンク)。なお、こちらでは元ネタの「JR」のマークも若干パロって描かれていた他、JR西日本のものにデザインが近いのはこちらである。
小ネタ
広告
駅内には様々なイカ世界の広告が張り巡らされており、タタキケンサキやアロメなどのギアブランド、ナマコフォンの広告や、クサヤ温泉などの広告がある。前作に登場したモズク農園、デボン海洋博物館、アロワナモールなどの各ステージの広告もあったりと、前作ファンにはちょっと嬉しい要素も。
さらには京都劇場、551蓬莱、赤福といった元ネタの京都周辺の主要駅でも見られるような広告のパロディが各所に見受けられる。
深海メトロ
本ステージの路線図を見ると、何故か前作DLC『オクト・エキスパンション』の舞台となった地下鉄「深海メトロ」の路線図もある(参照リンク)。
ただし路線図を見ても、本駅から直通の路線は無いようだが……また、本駅の地下鉄ホームを走っている車両も深海メトロのそれとはデザインが異なっている(前述の車両のうち阪急2000 系やワシントンメトロのような車両が走っている)。
ネル社の崩壊後、そのまま地下鉄として再利用されているのだろうか?
クレーターの駅
クレーターに近いという位置関係からか、チュートリアルのクレーターの駅が改装された姿がリュウグウターミナルだとする考察もある。
しかし、外部アプリ『イカリング3』ではクレーターの駅とリュウグウターミナルが別物として扱われていおり、後のグランドフェスティバル開催時には、チュートリアルのクレーターの駅が全く改装されていない状態でフェス会場の横に存在するのが確認できるので、別々の駅である模様。
グランドフェスティバル会場の駅に向けて、ここから出発するのかもしれない。
関連タグ
リュウグウノツカイ:名前の元ネタ。
京都駅:上記の通りおそらく元ネタ
ハイカラシティ付近に位置するステージ
ハイカラスクエア付近に位置するステージ
バンカラ街付近に位置するステージ
リュウグウターミナル