概要
スプラトゥーンシリーズに登場するバトルステージの一種。『スプラトゥーン』と『スプラトゥーン3』で登場する。
中央二つのエリアに分かれた谷間が特徴のステージで、両エリア間は水路で隔てられているほか、相手側陣地に乗り込むには谷間に下りてからカベを登る必要がある。どちらか片方のエリアに集中すると反対側から敵が攻め込んでくるのもしばしばで、攻めやすく攻められやすいのが特徴的である。
スプラトゥーン
初代『スプラトゥーン』から登場。
ステージ内は廃墟と呼ぶに相応しい朽ちた土地で、ステージ外周に広がる高層アパートや工場群も廃墟と化しており、どこか寂しい雰囲気が漂う。どことなく現実の軍艦島を彷彿とさせる。
ステージ中央の頭上をエンガワ河川敷のように鉄道用の鉄橋が横切っているが、鉄橋は途中で折れており、列車も走っていない。完全に放棄されている模様。
『イカすアートブック』によれば、この地は老朽化の進む炭鉱跡地で、人工の入江の上にあることから潮風の影響でインクの乾きも早いという。大戦前(おそらく大ナワバリバトル前)は貴重なネギトロ炭の産出地として活気ある炭鉱だったが、50年前(凡そ軟体世紀1965年)に閉山された。その後はしばらくタコのナワバリとなっていたらしく、危険なので一般人の立ち入りを禁止していたとのこと。
実際、現在でもタコ軍団のステッカーがステージ随所に貼り付けられており、タコのナワバリだった名残が残っている。ヒーローモードでも、夜間の本ステージに進出してきたタコ軍団を相手に戦うステージがある。
また、ステージ外の海上をイカ釣り漁船に似た船が常に航行しているが、『イカすアートブック2』によればこれらはタコの偵察船「イカ釣り不審船」で、今現在も近くでタコたちが活動しているようだ。
↓タコ軍団のステッカー(イラスト右)
ホタル曰く、おじいちゃん世代の人らはよくここでバトルしていたらしい。
アオリ曰く、昔は近くに駅があったとの事。ステージ内の鉄橋はその名残だろうか。他にも、アオリによればオバケが出るとか出ないとか(といってもジャッジくんやエチゼンを見間違えただけのようだが)。
スプラトゥーン3
『スプラトゥーン3』の2023冬 Chill Seasonで再登場。同作から初登場の新ステージ「バイガイ亭」とともに実装された。
他の続投ステージ同様に形状が変わり、スタート地点がかなり広くなった代わりに高低差が減ったほか、一部ガチマッチルールで設置されていた中央二つのエリアを往来するための足場がナワバリバトルでも常設され、エレベーターが新たに設置された。
それ以外の変化として、ステージ中央を横断する鉄橋の高さが僅かに高くなったことで見晴らしが良くなっている。
どうやら最近になって文化的価値が見直され、観光地として再整備されたという。そのせいか史跡看板のようなものが設置されていたり、観光客やガイドらしきクラゲがいたり、ステージ外の建物にも工事用の足場が組まれている。
また、炭鉱時代に使われていた道具も展示品として設置されたとのことで、トロッコや工具などが展示されている。
さらに史跡看板には周辺の地図も貼られているが、これによると軍艦島と同じくネギトロ炭鉱は離島に所在することが明らかとなった。上記の「昔は近くに駅があった」という設定と矛盾するが、これは没設定になったのかもしれない。だとしたら鉄橋は炭鉱のトロッコ用だろうか。
近くの港も波止場が拡張され、観光船が停泊している。
フェス期間中には観光船がライトアップされるが、ウツホ曰く「見てるとムショーに追いかけたくなる」らしい。
タコのものと思しきイカ釣り不審船と、タコ軍団のステッカーは健在。
ちなみに、同じく初代から『3』で再登場したヒラメが丘団地では、再登場に伴いケバ化したタコのステッカーが貼られているが、ネギトロ炭鉱では初代と同じ通常のタコのステッカーのままである。
観光地化した今でも、タコ軍団はここで活動しているのだろうか?
本ステージ再登場により、初代『スプラトゥーン』のステージで続編に登場していないのは、デカライン高架下、シオノメ油田の2つだけとなった。
余談
『イカすアートブック』にはネギトロ炭鉱の初期案として、古く朽ち果てた小便器がステージ内に設置され、小便器の中にイカが入ると別の排水口にワープする、というギミックが提案されていたようである。……朽ち果てた便器に入りたいイカなどいるのだろうか。
関連動画
スプラトゥーン3 2023冬 Chill Season PV
1:25~ネギトロ炭鉱
ところで1:38に何か見覚えのあるものが……
関連イラスト
関連タグ
ねぎとろ:元ネタその1。
軍艦島:元ネタその2。ネギトロ炭鉱と同じくかつて栄えたが後に衰退した炭鉱。名前もネギトロ=軍艦巻き=軍艦。
ハイカラシティ付近に位置するステージ
モズク農園 ネギトロ炭鉱