概要
『スプラトゥーン3』に2023年秋Drizzle Seasonから実装された、海上を進む巨大な運搬船が舞台のバトルステージ。
バンカラ街から離れた海域を進む巨大船で、遠くには流氷も流れている。流氷の存在からも分かるように実際寒いらしく、船員のクラゲも防寒着を着こんでおり、スプラトゥーンシリーズ史上初の寒冷地を舞台としたステージとなる。
公式映像
再生時点(0:46~)より本ステージ。
小ネタ
裏設定など
バンカラジオによると「オヒョウ海運」とは船の名前ではなく、船を所有している会社の名前で、マンタロー曰くバンカラ地方でも一、二を争うほどの規模を誇るらしい。船が航行している海域は電波が届かないので、ネットも使えないとのこと。フェス中には夜空にオーロラが現れるので、北極か南極に近いのかもしれない。
また、船に並走するようにカモメやトビウオの姿を見ることがある。ただしトビウオは現実なら暖かい海の生き物で、寒冷地には生息しない筈だが……ちなみに寒そうな場所と言えば、ヒーローモードの「オルタナ」でも雪や氷らしきものがあるが、1号と2号曰くこれらは雪や氷ではなく、寒くもないとのことで、オルタナは寒冷地ではない。
設定集『バンカラウォーカー』によると、周囲の海はやはり「極寒の海域」らしい。船はバンカラ地方の荒々しい波の影響を受け付けないようにすべく、また重量級の建造物を運搬するため、船体を少し沈められる特殊な設計となっている。ちなみにこのような船は実在しており、「半潜水式重量物運搬船」と呼ばれるかなりニッチな種類の船である(後述)。
カップラーメン
公式SNSの実装アナウンスでは『バトルのあとは温かいカップラーメンで一息つきたいところだ』と言及しているが、ステージのクラゲも実際にカップラーメンを食べている様子が覗える。カップ麺はバトルごとに変化しており、これらはパル子の居るザッカ屋でもオキモノとして購入可能。
また、一部のカップ麺は設定集『バンカラウォーカー』にて製造企業の名前をはじめとする商品説明がされている。
コンセプトアートの水没都市
設定集『バンカラウォーカー』にはオヒョウ海運のコンセプトアートが掲載されているが、コンセプトアート上では水没した高層ビルがステージ付近に描かれており、水没都市を背景に置く予定だったのかもしれない。同誌269ページのロブイチ未公開イラスト集にも、オヒョウ海運のイラストに水没した高層ビルらしきものが写っている。
- アートにはこのような感じの水没したビルが描かれている。
別のコンセプトアートでは、タコツボバレーやタコツボキャニオンにあったような巨大なタコ足のオブジェクトが水没している様子もある。スプラ世界では海面上昇で大ナワバリバトルが起きたという設定もあり、大ナワバリバトルの原因となった海面上昇で水没したタコの居住地域なのかもしれない。
残念ながらゲーム実装時には水没都市は描写されず、流氷のみになってしまった。
余談
元ネタ
「オヒョウ」とは大きいもので全長3mを超えるとも言われる巨大なカレイの一種。平たい大型船舶のステージにはピッタリな名前と言えるだろう。北極海付近の寒冷な海の深海に生息するが、本ステージでも上記のようにオーロラがフェス中に見えることから、この船の周りは北極海なのだろうか?
ニッチな船
ステージが置かれている運搬船は「半潜水式重量物運搬船」という特殊な船だったりする。これは甲板を水面下に沈め、水上に浮かぶ巨大重量物を下から掬い上げて搭載する運搬船で、船舶などの巨大な物体を丸ごと乗せることができる(関連動画も参照)。
要は、機械マニアのイイダが性能を熱弁しそうな程のあまりにもニッチすぎる船なのである。現実でも創作でもまず目にすることが無さそうな船だが、何故イカ研はこんなものを出してきたのだろうか……
このため実際のステージも船の一部が海面下に沈んでいる。海中に沈んだ船上には巨大な掘削リグを積み荷として乗せているが、マンタローによるとこれは「海底をほっていろいろ調査するための巨大な装置」とのこと。
なお、マンタローによると掘削リグについて、
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と語っている。イイダが熱弁しそうと記述したが、もしや本当に熱弁してる……?(掘削リグについての話なので、船自体の話ではないかもしれないが)
関連動画
おそらく元ネタの半潜水式重量物運搬船「ブルー・マーリン」(IMO 9186338)
船橋の形状や、下動画の掘削リグを乗せた姿は似ている(余談の動画もこの船)。
関連イラスト
関連タグ
オヒョウ:名前の元ネタ。
ハイカラシティ付近に位置するステージ
ハイカラスクエア付近に位置するステージ
バンカラ街付近に位置するステージ
タカアシ経済特区 オヒョウ海運
※オヒョウ海運はバンカラ街から離れているが、便宜上「バンカラ街付近に位置するステージ」の項目に記載する。