ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

シソ

しそ

シソ科シソ属の一年草。本項目では変種のエゴマについてもあわせて記す。
目次 [非表示]

シソ編集

しそ

シソ目シソ科の一年草。中国大陸原産。エゴマ(荏胡麻)は同種で、交雑種も多く見られる。


しそ紫蘇とも表記される。紫蘇の名の由来は、後漢末期にカニの食べすぎで食中毒を起こした若者に医者がこの葉で紫の薬を作り、回復させたことから「紫」の「蘇る」薬としてこう呼ぶようになったという逸話がある。


赤ジソとその変種の青ジソがあり、その両者に葉に細かい縮みがあるチリメンジソと、葉に縮みがないタイプがある。


特有の香り成分は牛や馬などの草食動物には毒性があり、このためアメリカ合衆国では毒草扱いであったが、近年の日本食ブームにより細々とではあるが流通するようになった。


利用編集

特有の香りと防腐効果、食中毒原因細菌の増殖抑制効果から、昔から食用や薬に用いられてきた。生食用として流通する大葉は青ジソのチリメンジソの別名。


赤ジソは梅干し紅ショウガなどの色付けに用いられ、シソジュースにもする。

青ジソは天ぷらにしたり、刻んでそうめんなどの薬味として使われる。


どちらも葉を食用にすることが多いが、花穂や花が散って未熟な花穂を「穂ジソ」と呼び刺身のつまなどに使われる。


近年では、シソ味のドレッシングもある。


エゴマ編集

漢字で書くと荏胡麻。シソの変種で、アブラジソという別名がある。見た目は青ジソと酷似するが、匂いが異なる。実がゴマ(ゴマ科)の代用に用いられたが、系統的にはゴマとは縁遠い植物である。


日本で古くから栽培され、実から絞ったエゴマ油は古くは灯油として用いられていたが、特有の匂いが嫌われて、ゴマやナタネに取って代わられ廃れていった。


韓国ではこの匂いがむしろ好まれ、韓国料理ではエゴマの葉が肉料理と一緒に食される。日本でも岐阜県飛騨地方など局地的にエゴマの葉や実を常食する地域もある。


1990年代からエゴマ油の中に必須脂肪酸であるα-リノレン酸を豊富に含まれていることから見直され、食品市場に出回ったが、エゴマ油ではなじみが薄いため、シソ油として販売していた。


表記ゆれ編集

しそ 紫蘇


関連タグ編集

ハーブ シソ科

関連記事

親記事

シソ科 しそか

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 26412

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました