曖昧さ回避
『フラワーナイトガール』のキャラクター。→アブラナ(花騎士)
概要
アブラナ科アブラナ属の一年草または二年草。菜の花(ナノハナ)、菜種(ナタネ)とも言う。
古くから油を採るため栽培されてきた作物。花は明るい黄色で、関東地方では4月中旬から開花する。与謝蕪村が〈菜の花や月は東に日は西に〉と詠んだのは本種の開花風景である。
一面に広がる菜の花畑は壮観で、代表的な春の風物詩のひとつ。晩春の季語。現在の採油用の栽培はセイヨウアブラナ(Brassica napus)が多く、在来のアブラナはつぼみを食す野菜としての栽培が多い。
在来種のアブラナはBrassica rapaという種に属するが、Brassica rapaはアブラナだけでなく、白菜、カブなど多くの変種を含む。セイヨウアブラナは在来種より固いものの、三重なばな、のらぼう菜などとして若芽が食用にされることもある。空き地や河川敷などでしばしば群生しているのはセイヨウカラシナ(Brassica juncea)であることが多いが、花がよく似ているため「菜の花」と認識されているケースが多い。
セイヨウアブラナの英語名はRapeseedだが、「rape」という単語のイメージが悪いためキャノーラ品種を意味する語canolaで代用するケースが多くなっている。
関連する栽培種
セイヨウアブラナの変種:ルタバガ
カラシナの変種:タカナ
カブ・ツケナ類の変種:蕪 チンゲンサイ 白菜 水菜 小松菜 野沢菜
カンラン類の変種:ケール キャベツ ブロッコリー カリフラワー ハボタン メキャベツ