概要
アブラナ科の植物Brassica oleracea(カンラン類)の変種のひとつ。
名前の【Cauliflower】は、「ケールの花(Kale/cale flower)」からの転訛とされる。
ブロッコリーに非常に似ているが、ブロッコリーと同じくケールからの別変種である。
「フラワー」と名付けられているが、白いのはブロッコリー同様にあくまで蕾であり、ブロッコリーの緑に対しカリフラワーは白い。
ちなみに花はなんと紫。ブルーベリーでお馴染みのアントシアニンの色素が作用しているという。
花言葉は「お祭り騒ぎ」。
蕾の塊で瑞々しくプチプチした食感のブロッコリーとは違い、こちらは粉っぽくホクホクとした食感が特徴。
またそれ故に腹持ちがよく、スポーツの世界では天然のダイエット食品としても知られる。
ただ野菜独特の青臭さもあるので、味覚や臭いに敏感な子供時代では、独特の粉っぽい食感も手伝って苦手だった人も多い。
食用の歴史は古く、古代ローマの時代から既にアラビア半島から輸入されてヨーロッパで栽培されていた。
栄養素ではブロッコリーに比べてビタミンCがやや少ないが、カリフラワーのビタミンCは耐熱性があり、茹でても減少しにくく最終的にはブロッコリーと同等になる。
サラダとして食されるのが主だが、ブロッコリーより硬い食感のおかげで、煮物・揚げ物・蒸し物・ピクルス・ポタージュスープなど、そのバリエーションはブロッコリーの上をいく。
2000年以降、上述のようにダイエット食として再注目を集めており、2010年以降にはカリフラワーライスというカリフラワーの蕾部分を細かく刻んで米飯に見立てたものが流通している。