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概要編集

いわゆる「春の七草スズナ)」として有名な野菜アブラナ科アブラナ属。

主にに収穫でき、肥大化した胚軸は根菜、葉の部分は葉菜として食す。

冬物は秋に収穫したものを保存しているだけなので、冬野菜ではない。


野菜としては日本や中国、ロシアでよく食べられる。欧米では飼料作物であり一般にはあまりなじみがなく、後述のルタバガビーツ混同されることもしばしば。

涼しい気候を好み、寒い時期に栽培されたものは甘みを増す。成長が早く、初心者でも育てやすいが真夏の暑さは苦手なので、春まきカブは夏前に収穫すること。


煮物蒸し物に向くが、加熱し続けると煮崩れてしまうので煮込む料理には向かない。生食も可能で日本では漬物にすることも多い。中国では和え物やスープや炒め物、ロシアではスープやサラダにするほか、焼いて食べたりする(有名なボルシチの素材はカブではなくビーツである)。


外見が似た野菜に、セイヨウアブラナの変種であるルタバガ(スウェーデンカブ)のほか、ウクライナ料理のボルシチで知られるビーツヒユ科アカザ亜科でありカブとは近縁でない)、その砂糖原料用改良種である甜菜(テンサイ、別名はサトウダイコン)などがある。


歴史編集

旬を語る女中

縄文時代の後期に渡来したとされる古い野菜で、東日本にロシア種と近縁なヨーロッパ系、西日本に中国種と近縁なアジア系が根付いており別経路で伝来したものと考えられる。日本のカブは味が良く、明治時代に欧米種が入ってきてからも在来種が栽培され続けている(欧米種のカブは飼料用として改良されたので美味しくない)。


とらでぃしょなる・じゃっくおーらんたん。

ハロウィンで用いられるカボチャのランタン(ジャック・オ・ランタン)は、カボチャではなくカブに宿ったとする伝承があり、ルタバガや飼料用のカブで造られていたが現在ではスコットランドで伝統が守られているのみである。


関連イラスト編集

カブ様蕪の鶏そぼろあん

かぶ。おおきなかぶ


別名・表記ゆれ編集

カブ かぶ カブラ スズナ turnip

関連タグ編集

アブラナ科 野菜 根菜

  緑と白

赤カブ ビーツ(ビート) ルタバガ

 

日本料理 中国料理 ロシア料理

ジャック・オ・ランタン ハロウィン

おおきなかぶ

オロカブ

ミスト(ルーンファクトリー) カブ女 カブ様 カブ神様

蕪羅亭魔梨威 蕪崎詩乃

スーパーマリオUSA←引っこ抜ける野菜の見た目が蕪。

どうぶつの森←「蕪」を用いた「株」取引でお金儲けができるシステムが存在する(カブリバを参照)。

 

穣子ちゃんの家庭災園:収穫できるヘンテコ野菜のひとつに特大カブがある。また収穫期の野菜がカブっぽい見た目。

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