概要
ほとんどが草本植物で、一部が水生植物。熱帯を中心に分布する。
ヒユ属(別名アマランサス属)が代表的な属で、ケイトウ(鶏頭)、ハゲイトウ(葉鶏頭)、イヌビユ、ハリビユなどがこれに属する。ヒユ属のいくつかの種類の種子は擬似穀類として食用とされる。「アマランサス」として流通しているのはヒモゲイトウ (Amaranthus caudatus) の種子であることが多い。葉も野菜として食用になる。
ヒユ属以外のヒユ科植物としてはホウキグサ(バッシア属)、センニチコウ(センニチコウ属)、オカヒジキ(オカヒジキ属)などがあげられ、遺伝子解析に基づくAPG体系では、アカザ科をアカザ亜科としてヒユ科に含めている。
下位分類
ヒユ亜科
センニチコウ亜科
オカヒジキ亜科
アカザ亜科
旧来のクロンキスト体系などで「アカザ科」とされていた分類群。アカザ・シロザ・キヌア(以上アカザ属)のほか、甜菜(フダンソウ属)やホウレンソウ(ホウレンソウ属)などが属する。