野沢菜
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のざわな
信越地方で栽培されるカブの変種。葉と茎を漬物にした野沢菜漬けが有名。
アブラナ科アブラナ属の二年生植物。多様な栽培種で知られるBrassica rapaの非常に多数ある変種の一つであるが、ノザワナはその中でもカブの突然変異種とされ、主に東日本で栽培されるヨーロッパ系の特徴が強く出ている。
茎と葉の丈は50~90cmで、収穫せずにおいておくと、春にとう立ちして黄色い菜の花を咲かせる。
現在の名称の「野沢菜」で呼ぶようになったのは大正時代以降のことで、それまでは「かぶ菜」と呼んでいたが、スキー観光客向けに名称を「野沢菜」に変更した。
ノザワナの葉と茎を漬物にした野沢菜漬けは、長野県野沢温泉村の名物。乳酸発酵が進みベッコウ色に変色した本漬と、元々の緑色のままの浅漬がある。
元々冷感な地域で発酵させることで、特有の匂いが出にくいという。保管には低温を維持する必要がある。
そのままお茶請けやご飯のおかずとして出す他、炒め物やチャーハン、おやき(ここでいうおやきは小豆あんや野菜を餡にした焼きまんじゅうのようなもの)の具にする。
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