概要
シソ科イヌゴマ属の多年草。長呂儀(チョウロギとも、玉環菜、草石蚕)。宝塔菜、ネジリイモ、ネジイモ、ホラガイイモなどの別名もある。中国語では甘露子、フランス語ではCrosne(クローヌ)という。
球根のように見える塊茎部分が食用とされ、11〜12月ごろに収穫される。梅酢で赤く色付けしたものがおせち料理によく添えられる。フランスでも食用とされる。乾燥させたものが「草石蚕」として生薬にされる。
中国原産で、日本には江戸時代に伝わった。30〜60cmに茎を伸ばし、淡紫紅色のシソ科特有の唇形花を咲かせる。大変に丈夫な植物で、野生化しているものも見られる。