「ききゅああああーっ!」
基礎データ
全国図鑑 | No.0640 |
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イッシュ図鑑 | No.227 |
カンムリ雪原図鑑 | No.207 |
ぶんるい | そうげんポケモン |
タイプ | くさ / かくとう |
たかさ | 2.0m |
おもさ | 200.0kg |
とくせい | せいぎのこころ |
タマゴグループ | タマゴみはっけん |
他言語版での名称
英語 | Virizion |
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イタリア語 | Virizion |
スペイン語 | Virizion |
フランス語 | Viridium |
ドイツ語 | Viridium |
概要
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』(第5世代)で初登場した伝説ポケモンの一体。
シカやアンテロープ類など細身の偶蹄目に似た体系をしており、左右に突き出した刃状のツノによるブーメランの様な頭部や、長い首から左右一枚づつ生えた葉が特徴。
名前の由来は緑色の一種「ビリジアン」をもじったものらしく、体色も名に違わぬ明るい緑を基調とする。
かつてイッシュ地方において、人間が起こした戦火からポケモン達を守護し、元凶の人間達にも戦いを挑み懲らしめたとの伝承を残す『伝説の聖剣士』の一員。
同胞である、強い精神力を持ったコバルオン、パワーに優れたテラキオンと比べ、このビリジオンはスピードに秀で、旋風のような素早い動きで敵を翻弄しつつ、鋭い刃となった頭のツノで容赦なく切りまくる戦法が得意。
当時はその身のこなしを活かし、降りかかる火の粉からポケモン達を庇ったと伝えられている。
細く麗しさを感じるフォルムからか、ファンによる擬人化や公式でのキャラ付けもこぞって女性になる事が多い(ただし中国語名には全員"翁"が付く)。
色違いも名前に反したピンク色となり、他二体より変化が大きい。
『Nintendo DREAM』2011年4月号で三銃士のアラミスをイメージしていると開発者が述べている。
ゲーム上の特徴
BW1
フキヨセの洞穴でコバルオンと遭遇した後、ヤグルマの森内のエリア「思索の原」に赴くと佇んでいる。レベルは42。
BW2
11番道路をソウリュウシティに歩いていくといきなり崖の上から飛び降りて目の前に登場する。
今作ではヤグルマの森(思索の原)は殿堂入りしないと行けない地域のため、殿堂入り前にゲットできるよう配慮したのかと思われるが、まさかの登場に意表を突かれたプレイヤーも多い。
シナリオを進めるとソウリュウシティが凍結してしまうが、たとえ付近の道路が凍結しようが、堂々と立っているビリジオンは存在感が溢れていた。
レベルは3匹共に45。倒すor逃走した場合はいなくなるが、殿堂入りすると11番道路に戻ってくる。(レベル65)
再戦時は攻撃技が格闘タイプの「せいなるつるぎ」のみなので、ゴーストタイプを立たせておくと捕獲に専念できる。
剣盾
本作では『冠の雪原』より参戦。
特定の条件を満たすとカンムリ雪原の各地にこんせき(足跡)が出現し、それを集めて100%にすると、巨人の寝床に出現する。
レベルは70と高いので、準備をしっかり整え、戦術をしっかり組み立ててから挑もう。また、本作は伝説の捕獲率がかなり低めに設定されているため、ボールも大量に用意しておくのがよい。
なお、屋外での戦闘になる関係上、天候の影響を受けてしまうため、天候がスリップダメージを受ける雪の時や、ねむりを阻害する雷雨や霧の時に捕獲を狙うのは避けた方が良い。どうしてもその時に捕まえたいのであれば、ぼうじんゴーグルをトリック等で押し付けて固定ダメージが入らないようにしてやるのが良い。
性能面
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
91 | 90 | 72 | 90 | 129 | 108 | 580 |
草/格闘としては2体目。(1体目はキノガッサ)故に飛行が4倍弱点なので注意。
特防が高く、耐久無振りでも4倍の飛行を除いた不一致特殊弱点技なら簡単に耐えられる。
しかし防御は低めになっており、下手なつばめがえし程度でやられてしまうので相手をキッチリ見極めよう。
特に弱点であり、防御のほうでダメージ計算されるサイコショックには注意。
「素早い身のこなし」から格闘タイプ最速タイなのだが、3闘共通なのでほぼ図鑑詐欺。ポケモン図鑑にはよくある事。
攻撃、特攻は同値なので物理型にも特殊型にもできる。但し数値は控えめなので「いのちのたま.」等の強化アイテムを使うのが一般的。
性格は型に合わせてようき(C↓S↑)かおくびょう(A↓S↑)にするのがお勧め。やむを得ず耐久を下げる場合はせっかち(B↓S↑)がいいが、耐えられなくなる攻撃が出てくるので二刀型であっても攻撃か特攻のどちらかを下げる方が有用である事も多い。
天候パに強く、特にバンギラスにはメイン物理は半減だらけ、特殊型は強化アイテム持ち+弱点であったとしても何ら問題ない。
対してこちらは4倍弱点の一致格闘技があり、いのちのたまを持てば下降補正の攻撃無振りのせいなるつるぎで一撃で沈められる。
雨パでも水半減&高い特防で相性は良く、雨始動役のニョロトノや、雨状態では攻略難のナットレイや、敵にした時に相手をするのが辛くなるウォッシュロトムに強い。
技は物理型では積み技無視できる「せいなるつるぎ」、威力重視の「インファイト」と一致草の「リーフブレード」。
草と格闘のみだと虫や飛行が出てきた時に困るので、相性補完として「ストーンエッジ」を覚えさせると便利。
特殊技は格闘は「きあいだま」、草技は「ギガドレイン」「エナジーボール」「くさむすび」と程度。
めざめるパワーはドラゴンタイプや物理型では対抗できないグライオンを倒せる氷、ハッサムを倒せる炎等が上がる。
きあいだまの低命中が問題なので、格闘技はそのまま物理技である事も多い。
持ち物は「いのちのたま」で威力補強にすれば倒せる範囲が大幅に増える。
特に特殊型はめざパ氷でガブリアス、グライオンを一撃で倒せるだけでなく、物理技のせいなるつるぎでバンギラスを倒せるようになる。
物理型でも剣の舞と合わせればガブリアスをインファイトで確1にできる。
(相手の努力値にもよるがメジャーな振り方は大抵倒せる)
特性は悪技を受けると攻撃が一段階上がる「せいぎのこころ」。
コバルオンと同じように、相手の悪タイプの技を撃つのを戸惑わせる程度には働いてくれる。
また、コバルオンの頁にある昔話の設定からか、ビリジオンは三種の中で唯一「ひかりのかべ」を使用できる。火事の際には素早い動きで虫タイプや草タイプなど炎に弱いポケモンに対して優先的にひかりのかべを張ったのであろう。
番外作品
『ポケダン』
- マグナゲートと∞迷宮でメインストーリー上に登場。性格は女性寄り。宿場町のポケモンから愛されているが、友達は作らないという。
- しかしそれには理由があった。イベントで主人公たちの仲間となり、ストーリーが進むうちにその理由も明らかになる。
- 序盤に仲間になった直後から非常にステータスが高く、複合タイプゆえに攻撃範囲も優秀、「でんこうせっか」でサポートもできると伝説ポケモンの名に恥じない強さを誇っている。…問題があるとすれば、主人公orパートナーツタージャの場合に存在価値を若干喰ってしまっていることだろう(「とぐろをまく」を覚えるまで頑張れば差別化できるのだが)。
『ポケモンGO』
- 2019年12月中旬に実装。三闘の中では最後の登場となった。…なのだが、他の三闘と比べるとかなり不遇と言わざるを得ない状況に置かれている。
- まず、習得できる技がかなり微妙だった点が挙げられる。実装直後、通常技は不一致かつゲージ蓄積量も低い「でんこうせっか」と「しねんのずつき」しかなく、一方のゲージ技(チャージ技)もタイプ一致技かつ小出しにしやすい「リーフブレード」は良いにしても、他が「インファイト」「ストーンエッジ」と癖の強いものばかりだったのだ。
- ただ、その後復刻された際に三闘全員に小出しにしやすいタイプ一致技である「せいなるつるぎ」が配布され、さらに2022年9月に、やはり三闘全員に悲願のタイプ一致通常技(かつチャージ量も多い)である「にどげり」が追加されたことで、現在は実装当初と比べるとだいぶ動かしやすくはなった(少なくともかくとうポケモンとしてはようやく真っ当な活躍ができるようにはなった)。
- が、習得できる技にテコ入れがなされたとはいえ、ビリジオンは元々耐久に重きを置いたステータスであるため、火力の高さが重視されやすいジム・レイド戦では敬遠されがち。かくとうポケモンを用意するとしても、ルカリオ・カイリキー・ローブシン等のより高火力を叩き出せるポケモンを育てることが優先されやすく、ビリジオンに出番が回ってくることはまずないからだ。
- ならばPvPではどうかというと、苦手とするタイプが多く、特に対戦環境下でそこそこ採用されるひこう技に二重弱点を抱えている点がかなりの痛手となっており、採用されることはまずない。一応、「ストーンエッジ」で対抗できなくはないが…。また、エスパー・フェアリーに関しては対抗できる技が一つもないため、かち合うと確実に詰んでしまう。
- 相性補完に優れた複合タイプで主にPvPで活躍しているコバルオン、恵まれた攻撃種族値でジム・レイドのいわアタッカーとして活躍しているテラキオンと比べると、これといった明確な強みがないために活用の為所がないのが現状であり、三闘の中ではかなり影の薄い存在となってしまっている。
アニメ版
『キュレムVS聖剣士ケルディオ』
声・本田貴子
「聖剣士」の一体。登場した聖剣士の3体の中では唯一声が女性。
落ち着いた性格で危機に陥っても表情一つ変えない。常に敬語で話す。「素早さと正義の心に関しては一番」とケルディオは語っている。
ケルディオに「一番の敵は自分自身の恐怖心である」ことを説く。
アニメ本編
新無印にて、トキオの手持ちで登場。「プロジェクト・ミュウ」の最終ミッションが2つ(どちらも原作「剣盾」の「冠の雪原」の要素)あり、トキオはシゲルやゴウとは別の方を選んだ為、その時に遭遇して捕獲したと考えられる。
使用技は「マジカルリーフ」。
関連イラスト
関連タグ
ポケモン一覧 三闘 ポケモンBW ポケモンBW2
くさタイプ かくとうタイプ
テツノイサハ:同ポケモンの未来の姿だとされる。
0639.テラキオン→0640.ビリジオン→0641.トルネロス(けしん/れいじゅう)
聖剣士
同複合タイプ
キノガッサ
ヒスイドレディア
ブリガロン
ヒスイジュナイパー
準伝説
世代 | グループ | ポケモン | |
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第1世代 | 三鳥 | フリーザー/サンダー/ファイヤー | |
第2世代 | 三犬 | ライコウ/エンテイ/スイクン | |
第3世代 | レジ系 | レジロック/レジアイス/レジスチル | |
ラティ兄妹 | ラティアス(メガラティアス)/ラティオス(メガラティオス) | ||
第4世代 | UMAトリオ | ユクシー/エムリット/アグノム | |
ヒードラン、レジギガス、クレセリア | |||
第5世代 | 聖剣士 | コバルオン/テラキオン/ビリジオン | |
四神/コピペロス | トルネロス(けしん/れいじゅう)/ボルトロス(けしん/れいじゅう)/ランドロス(けしん/れいじゅう) | ||
第6世代 | - | - | |
第7世代 | タイプ:ヌル→シルヴァディ | ||
カプ神 | カプ・コケコ/カプ・テテフ/カプ・ブルル/カプ・レヒレ | ||
ウルトラビースト | ウツロイド/マッシブーン/フェローチェ/デンジュモク/テッカグヤ/カミツルギ/アクジキング/ベベノム→アーゴヨン/ツンデツンデ/ズガドーン | ||
第8世代 | ガラル三鳥 | ガラルフリーザー/ガラルサンダー/ガラルファイヤー | |
ダクマ→ウーラオス(いちげきのかた)(れんげきのかた)→キョダイマックスウーラオス(いちげきのかた)/れんげきのかた | |||
レジ系 | レジエレキ/レジドラゴ | ||
ポス馬 | ブリザポス/レイスポス | ||
四神 | ラブトロス(けしん/れいじゅう) | ||
第9世代 | 四災/災厄ポケモン | チオンジェン/パオジアン/ディンルー/イーユイ | |
ともっこさま | イイネイヌ/マシマシラ/キチキギス | ||
オーガポン(みどりのめん/かまどのめん/いどのめん/いしずえのめん) |