タケモトピアノ
たけもとぴあの
みんなまぁ~るくタケモトピアノ~♪
大阪府のピアノ買い取り・販売業者。中古ピアノの修理や海外向けの販売も行なっている。
昭和を代表するコメディアンの一人である財津一郎が銀色全身タイツのダンサーと一緒に歌って踊る特徴的なテレビCMで知られる。
なお、このCMの元ネタはおそらく映画『All That Jazz』のクライマックスシーンのダンスである。『ゴジラVSメガロ』におけるシートピア海底人のダンスに似ているという説もあるが、財津およびダンサーの服装やピアノというモチーフから、前者であると推測される。また、「ピアノ売ってちょ~だい」や「電話してちょーだい」も、財津一郎の吉本新喜劇時代や出世作の時代劇てなもんや三度笠時代からの持ちギャグ「〜、チョーダイ!」が元である。
現在のCMは「もっともっとタケモト」・「みんなまあるく」の2曲での映像が使われており、連続で流れることが多い。2000年から20年以上にわたってほぼ同じ内容のCMが放送されていた(画面比が4:3→16:9に加工して変更されたり、ナレーションが入ったものが加わったりといった違いがある)。
財津は2011年頃より体調不良などを理由として半ば引退状態(その後2023年に逝去)にあるが、それでもなおこれらのCMが使われ続けた理由として「作り替える理由がない」「年々評価が高まっている」という2点を、広報担当者がコメントしている。実際、CM総合研究所調べによる「2018年度 『消費者を動かしたCM展開』全96商品」にも選出されたこともあるので、好評を博しているのは紛れもない事実であろう。
「このCMを見せると赤ん坊が泣き止む」という有名な説があり、『探偵ナイトスクープ』でも取り上げられたことがある。また、幼児向け知育玩具などにこのメロディが収録されていることがある。
2003年および2013年にはCDが一般販売された。
…なんと、2021年4月1日から『maimai でらっくす Splash PLUS』にて楽曲が追加された。CM二つ(それぞれ15秒)をつなぎ合わせたものを二回繰り返すことで、60秒の楽曲という扱いになっている。
さらに、この時同時配信となったのがチュウニズムからの収録である「ハジマリピアノ」(作・ゆゆうた)である。maimai公式のエイプリルフールネタもあって「ピアノ繋がり」として(色々な意味で)話題となった。→maimai公式のお知らせページ
財津一郎の孫、財津優太郎も俳優として活動しているが、このCMにちなんでピアノというあだ名だったという。
そして15日、「踊る!さんま御殿!!」に出演し「親への不満大暴露!最強2世大集合SP」と題して、共演者ともに様々なトークを展開した財津。祖父が有名CM「タケモトピアノ」に出演している印象が強かったため、孫の自分自身もずっとあだ名が“ピアノ”であったことを告白。毎回周りの期待に応えるためにCMソングを歌わなければならないことが恥ずかしいという、2世タレントならではの悩みも語っていた。
先述の通りかつては「みんなまあるく篇」と「もっともっと篇」の2種類が放送されていた。財津とダンサーが歌って踊る点は共通だがそれぞれの主な特徴は以下の通りである。
どちらもエロいため、赤ちゃんだけでなくおじさんたちにも効果があるとか。
2013年からは、これら2パターンとは別にナレーション主体の新しいCM(当たり障りのない企業紹介的内容だが、BGMは前述のアレンジ版が使用されている)も放送されている。
2023年に財津との契約が終了した事に伴い、長年親しまれたCMも放映終了してしまった(その直後に財津が逝去)のだが、2024年8月からはリブート版を放送。
財津は姿を見せず代りにキリンが登場するが、歌声はそのまま流用され、AIで作られた草原をバックに女性ダンサー達が舞い踊る映像になり、やはり「みんなまあるく」「もっともっと」の2パターンがある。
一時期はしずくちゃんや名探偵コナンとコラボしたVer.のCMが流れた事がある。
しかし前者は某動画サイトでアップされているためどんな内容なのかは確認可能だが、後者はWikipediaで存在が言及されているだけで詳細はほぼ全くと言って明らかになっていない。
ちなみに、しずくちゃんVer.の方では前述の「赤ん坊が泣き止む」という説がネタにされている。
ペイル・テクノロジーズ ……機動戦士ガンダム水星の魔女に登場する企業。CEO4人組の格好が全身タイツにそっくりなおかげでタケモトピアノ呼ばわりされ、タグ汚染を引き起こしている。更に言えばtwitterなどのトレンドのジャンルが音楽となっているため、何も知らない人がリンクをクリックすると…。→タケモトピアノ(水星の魔女)