概要
哺乳綱・食肉目・イタチ科・イタチ亜科・クズリ属の肉食動物。英名は「ウルヴァリン(wolverine)」。
イタチ科は細身で長い体のイメージが強いが、クズリはずんぐりで小型のクマの様な姿。
中型動物だが獰猛で恐れを知らず、自分より大きい相手にも立ち向かう為イタチ科最強と称されることもある。
強靭な顎の力で自分より何倍も大きなシカやヒツジ等の草食動物を倒し、時には唸り声だけでクマを怯ませて獲物を横取りする事もある。また飼育化ではあるがホッキョクグマを仕留めたという記録すらある程。ただ、基本的に大型動物は死肉を漁る傾向にある模様。
自分より大型の獲物を襲う際には木々に登り高所から強襲を仕掛けて脊髄などに噛みついて一気に仕留めようとするなど、知能も高い。
英名のwolverineはwolver(狼の様に振る舞う人、あるいは狼狩りをする人の意)ing(〜に属するの意)が付され派生したとされている。
日本には生息していない為マイナーだが、海外では獰猛で恐れ知らずな動物として知られており、アメコミヒーロー「ウルヴァリン」の名前の由来になっている。
余談
- 「真・異種格闘大戦」(相原コージ作)では、優勝候補だった3匹(ライオン、アフリカゾウ、ベンガルトラ)のうち2匹(ゾウ、トラ)と対戦し、対トラ戦では相手を瞬殺してその内臓を食らい、膨れた体を圧迫し、排便して食い続ける貪欲さを見せた。対ゾウ戦では死闘の末に負けたが、相手に強烈なトラウマを植え付け、ゾウを敗北に追い込んだ。
- 「ゴールデンカムイ」(野田サトル作)では、銃器を手にした猛者揃いのレギュラー陣一同(杉元、鯉登、月島、谷垣)を、犬ソリで逃走させている。
関連キャラ
X-23(X-MEN)
ウルヴァリン(アメコミ)
クズリくん(ぼのぼの)
クズリ(けものフレンズ)
関連イラスト