概要
哺乳綱・食肉目・イタチ科・イタチ亜科・クズリ属の肉食動物。英名は「ウルヴァリン(wolverine)」。
イタチ科は細身で長い体のイメージが強いが、クズリはずんぐりで小型のクマの様な姿。
中型動物だが獰猛で恐れを知らず、自分より大きい相手にも立ち向かう為イタチ科最強と称されることもある。
強靭な顎の力で自分より何倍も大きなシカやヒツジ等の草食動物を倒し、時には唸り声だけでクマを怯ませて獲物を横取りする事もある。また飼育下ではあるがホッキョクグマを仕留めたという記録すらある程。ただ、基本的に大型動物は死肉を漁る傾向にある模様。
自分より大型の獲物を襲う際には木々に登り高所から強襲を仕掛けて脊髄などに噛みついて一気に仕留めようとするなど、知能も高い。
英名のwolverineはwolver(狼の様に振る舞う人、あるいは狼狩りをする人の意)ing(〜に属するの意)が付され派生したとされている。
日本には生息していない為マイナーだが、海外では獰猛で恐れ知らずな動物として知られており、アメコミヒーロー「ウルヴァリン」の名前の由来になっている。
ちなみに、映画版では演者が190cm台の身長なので、そのようなイメージは無いが、コミック版のウルヴァリンはクズリの「小柄だが獰猛」というイメージから身長は160cm台という設定であり、仲の悪い相手から「チビ」と罵られる事も多い。
余談
- 「真・異種格闘大戦」(相原コージ作)では、優勝候補だった3匹(ライオン、アフリカゾウ、ベンガルトラ)のうち2匹(ゾウ、トラ)と対戦し、対トラ戦では相手を瞬殺してその内臓を食らい、膨れた体を圧迫し、排便して食い続ける貪欲さを見せた。対ゾウ戦では死闘の末に負けたが、相手に強烈なトラウマを植え付け、ゾウを敗北に追い込んだ。
- 『ゴールデンカムイ』(野田サトル作)では、銃器を手にした猛者揃いのレギュラー陣一同(杉元、鯉登、月島、谷垣)を、犬ソリで逃走させている。
最強王図鑑では
「凶暴な森の悪魔」の2つ名で登場。『動物最強王図鑑』ではヘラジカ、キングコブラに勝利しカバに敗れながら敢闘。『異種最強王図鑑』ではオオスズメバチに勝利しペルビアンジャイアントオオムカデには苦杯を飲まされながら敢闘している。
マンガ動物最強王では解説ポジションで登場。
実は『異種最強王図鑑』にいるもののアニメには未登場。スマトラオオヒラタクワガタと同じく登場できぬまま完結してしまうことを懸念する声も多い。
なお、マンガ動物最強王3巻発売のタイミングでの登場を期待する声もあったが、その可能性も消え失せたうえ、なんと『動物最強王図鑑PFP』で似た動物の参戦の都合により出番を失った。(尚、予選トーナメント出場選手一覧の中にはいる)
が、一応テレ東版の原作は『異種最強王図鑑』。ここに登場しているメンバーはゲーム化もされているなど最強王図鑑の現実世界に登場している認識が最も高い上、原作再現をガン無視して炎上した事件が本作放送開始直前にあったことからアニオリはあったとしても原作再現はより一層重視されており、クズリの登場確率は他の原作登場勢と並びもはや決定的と言ってもいいだろうと言われていたが、音沙汰もないままトナメ突入…
しかし。
8/23スペシャル上映開催においてMr.モーストとの記念撮影イベントが行われ、その際にイベントを主催しファンの方と交流した宣伝プロデューサー担当の伊藤氏が上記の3頭はこれから登場することがすでに決まっている旨を明かしたため、幸い上記のような炎上が発生する可能性はなくなったことになる。
ちなみに詳細について現時点では伏せなければならないというが、今後の展望も見据えているため近日の発表が期待される。