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電人ザボーガー

でんじんざぼーがー

警視庁の秘密刑事・大門豊は犯罪組織Σ団を倒すため、亡父・大門博士が残した犯罪捜査ロボット・電人ザボーガーとともにΣと戦うのだ!!
目次[非表示]

概要

ざぼ!


マグマ大使などの特撮作品を手がけてきたピー・プロダクションが制作した特撮テレビ番組。変身ヒーローならぬ、バイクから変身したロボットと一緒に主人公が敵と戦うというかなり変わった作品である。
仮面ライダーというきっついライバル番組があったにも関わらず商業的にも視聴率的にも成功をおさめた。
その独特な設定、主人公大門豊の暑苦しいまでのテンションの高さから放送後もマニアックな人気を博し、今でも根強い支持を得ている。

2011年に全二部構成で劇場版が公開される事になり、多くのファンを驚かせた。
前半 青年時代の主役を炎神戦隊ゴーオンジャー江角走輔を演じた古原靖久、後半 熟年時代の主役をタレントの板尾創路が演じた。
昨今珍しいほどの熱血展開、俳優陣の熱演、溢れんばかりの原作リスペクトぶりから
上映早々に満足度一位を獲得。 2011年度日本オタク大賞にノミネートされた。

放送期間

1974年4月から12月にかけてフジテレビ系列他で放送されたが、フジテレビなどでは1975年1月から3月にかけては一部エピソードの再放送を実施、同年4月から改めて新シリーズ「恐竜軍団編」の放送を開始、6月末まで放送した。
だが関西テレビテレビ西日本などでは、1975年1月から「恐竜軍団編」の放送を始めてしまったのだった(同年3月末にて終了・完結)。

あらすじ

Σ団編

大門豊は秘密刑事としての訓練を終えて帰国。父の親友だった新田刑事から遺品と遺書を手渡され、父・大門勇博士は悪之宮博士率いる犯罪組織Σ団に殺されたと知る。
豊は遺書に従って教会の地下室を発見。そこには父が残した犯罪捜査用ロボット電人ザボーガーが残されていた。

恐竜軍団編

Σ団は壊滅したがダイモニウムは新たな敵・恐竜軍団に奪われる。
恐竜軍団の繰り出すメカアーミィにはザボーガーは倒されてしまった。
豊は新たな協力者・松江健が操る武装バイク「マシーン・バッハ」とザボーガーを合体させ「ストロングザボーガー」にパワーアップさせる。

登場人物

主要人物

大門豊

電人ザボーガー  ゴー!


本作の主人公。警視庁の秘密刑事で暑苦しいまでの熱血漢。
幼い頃に交通事故で瀕死になり、大門博士の手で心臓に電極回路(一種のペースメーカー)を埋め込まれて一命を取り留める。電極回路のおかげで簡単には死なないタフな体になった。
ザボーガーはこの電極回路から発生される「怒りの電流」で起動する。
カンフーのような格闘技の達人で、主に徒手空拳で敵に立ち向かう熱い武闘派。拳銃は所持しているが滅多に使わない。
その実力は凄まじく、パンチでコンクリートの壁をぶち抜いたり(コンクリートの壁越しに敵戦闘員を殴り倒したこともある)、ザボーガーそっちのけで敵のロボットを倒しちゃう程である。ザボーガーいらなくね?
必殺技は飛龍三段蹴り。ジャンプして空中からキックし、反動で少し戻ってから(空中にとどまったまま)2回目のキック、同様に3回まで連続キックを行なう。物理的にあり得ない技だが山口氏の熱い演技と映像編集で「何が何だか分からんが、すごく強そう」というインパクトを与える。

新田浩
新田大五郎警部の長男。豊を兄の様に思い懐いている。
恐竜軍団編ではザボーガー基地から豊をサポートする。

中野刑事
新田大五郎警部の部下。少し頼りない印象もあるが、いざという時は体を張って犯罪に立ち向かう。
29話以降は新田警部に代わって豊のサポート役になる。

Σ団

悪之宮博士
犯罪組織Σ団を率いる。顔の右半分が機械化されており、足が不自由で専用の車椅子で移動する。車椅子には機関銃などが隠されている。
大門博士と交流があったがΣ団への協力を拒んだため、彼を殺してダイモニウム発生装置を奪った。

ミスボーグ
女性の姿をしたアンドロイド。顔以外は全身銀色のスーツに身を包む。悪之宮博士の秘書的存在。

秋月玄
悪之宮博士に育てられた孤児。恩を返すために大門と戦う。大門と互角に戦える格闘技の達人。
だが卑怯なことを嫌うために博士の作戦を邪魔したりもする。
結果、頭に鉄の輪をはめられてしまう。この輪の内側には釘の様な突起が出ており、悪之宮の意思で締め付けることが可能。

戦闘員
黒いライダースーツに黒いヘルメットという黒ずくめの装束。主な武器は金属製の長い棒で棒術のような格闘技を使う。また金属棒は機関銃が内蔵されている場合もある。
生身の人間なのかサイボーグ化されているのかは不明。

恐竜軍団

魔神三ツ首
恐竜軍団の首領。巨大な3つの首を持つ竜。長い間遺跡に眠っていたが、悪魔ハットによって目覚め、世界征服を目論む。首から下は化石化しているために動けない。

悪魔ハット
魔神三ツ首を目覚めさせた異端の科学者。恐竜軍団の幹部となり前線指揮をとる。

王女メザ
魔神三ツ首に仕える神官の様な存在。三ツ首と共に遺跡に眠っていた。悪魔ハットと同様に前線指揮をとる。

竜面隊
首から上がドラゴンの様になっている人間。恐竜軍団の戦闘員。
Σ団の戦闘員同様、金属性の棒を武器に戦うほか、組み体操のようにフォーメーションを組んで口から火を吐く。

主人公の関係者たち

新田大五郎
警視庁の警部。大門博士の親友で帰国した豊を下宿させている。仇討ちのため血気にはやる豊を「勉強が足らんよ」と冷静にたしなめる。
29話でインターポールに抜擢され海外へ。代わって中野刑事が豊のサポート役に。

新田美代
新田警部の娘で高校生。亡くなった母の代わりに新田家の家事を取り仕切る。Σ団に誘拐されたりした。
新田警部が海外へ行ってからはザボーガー基地で通信などを担当。
恐竜軍団編では海外留学したために登場せず。

大門勇博士
大門豊の父。悪之宮への協力を拒んだために殺され、ダイモニウム発生装置を奪われた。息子の豊にザボーガーを残す。

武田博士
大門博士の親友。博士の依頼でザボーガー基地を設計した。またストロングザボーガーへのパワーアップにも協力する。

松江健
浅尾由紀の幼馴染。由紀に想いを寄せていて大門に嫉妬することも。
バズーカ砲を搭載した武装バイク「マシーン・バッハ」を駆る。

浅尾由起
浅尾博士の一人娘。博士は三ツ首に関する遺跡調査をしていて殺害され、その関係で彼女も恐竜軍団に狙われる。
大門と出会ってからはザボーガー基地に住み込む様に。

メカニック

♪い~かりのでーんりゅー ほーとばしーるー


ザボーガー

大門博士が豊に残した等身大の犯罪捜査ロボット。
動力源はダイモニウム。
起動するためには豊の心臓に埋め込まれた電極回路から発生する「怒りの電流」が必要。
豊は専用ヘルメットや持ち運び式のマイクで口頭によりザボーガーへ指示を出す。
指示の内容は「ザボーガー、ファイトだ!」といったアバウトなものでも動くので、ある程度の自律行動は可能な模様。豊の声以外では動かない。
ヘルメットからの電波と大門の肉声を遮断され、敵に捕まってしまう事も。

ヘリキャッツ
偵察用のラジコンヘリコプター。ザボーガーの頭部に格納されている。カメラの映像をマシーンザボーガーへ送信したり、煙幕を出したり出来る。

マウスカー
小型のリモコンカー。ザボーガーの両足の脛に半分ずつ格納されており、発進後に合体する。
盗聴などに使用される。

シーシャーク
リモコン式小型ジェット機。ザボーガーの背中に格納。するどい翼で戦闘員をなぎ倒したり、崖の反対側にロープを渡したりする。

チェーンパンチ
拳を高速で相手に射出する。拳と手首はチェーンでつながっていて巻き戻しが可能。チェーンで敵を絡め取ることも出来る。

ブーメランカッター
頭部両側の板状の耳飾りを取り外し、ブーメランの様に投擲して相手を切り裂く。
手に持ってナイフの様に使うことも。

速射破壊銃
口の部分に格納された銃。フタが開いて銃身が伸びてから発射される。
主にとどめの一撃に使われる。だがΣ団が強力なメカを出してくると通用しなくなり苦戦を強いられた。

電人ケローガー


マシーンザボーガー
ザボーガーがバイクに変形した姿。大門豊の足である。
ヘリキャッツなどの支援メカやチェーンパンチなどの武器はこの形態でも使用できる。

ストロング・ザボ


ストロングザボーガー

恐竜軍団のメカアーミィにザボーガーが倒されたあと、パワーアップした姿。
武田博士は「ザボーガーは基本設計が完璧すぎて改良の余地がない」と悩んだが、豊はマシーン・バッハとザボーガーを合体させるというアイデアを出してこれをクリアした。
ストロングザボーガーはザボーガーと違って松江健の命令にも従う。

ロケットチェーンパンチ
肘から先がロケット噴射で相手に飛んでいく。本体とは鎖でつながっている。

ジェットブーメラン
両耳の飾りは輪っか状の部品でつながっており、これを回転させながら相手に発射する。

ストロング・バズーカ・ファイアー
両腰部にある二門のバズーカ砲を同時発射する。

マシーン・バッハ

松江健が乗る武装バイク。どういう経緯で彼がこれを入手したのかは不明。
ストロング・バズーカ・ファイアーで使われるバズーカ砲は、本来マシーン・バッハの武装である。このバズーカ砲はバイクから取り外して手で持ち運んでの使用も可能。松江健は発射する際に「ガッツ・ボルト」と叫ぶ。

劇場版(若干ネタバレあり)

おれの兄弟!


上記の様に三十年以上の時を経て、誰もが予想しなかった復活を遂げた。
基本設定は変わらないものの、ストロングザボーガーへの改造経緯が変わったり、松江健や恐竜帝国が登場しないなど様々な改変が行われている(おそらく、尺と予算の都合や初見向けへの配慮)。
敢えて古臭さを残していたり、井口昇監督の作風にクセがある等の理由で若干人は選ぶが、全体としては中年以上の人間への応援歌であると、同時に今時珍しいまでの熱血特撮ヒーロー物となっている。
また、映画に溢れる過剰なまでの原作愛も見逃せない。

軽く列挙するだけで・・・

  • ストーリーでの役割上は一人で足りる筈なのに幹部連中はちゃんと全員登場。
  • ビジュアル的にやたらインパクトのあった怪人「ブル・ガンダー」もファンの声に応えて登場。亜種も含めれば前後篇二回に分けて登場という破格の扱い。
  • 大門豊(青年期)とミスボーグのラブロマンス。アンドロイドの彼女が妊娠!?
  • 秋月玄も登場。大きく設定は変更されたが二部の話の核にかかわるTV版以上の重要人物となった。もちろん、マシーン・ホークも登場します。企画段階で考えられてたネタまで引っ下げて
  • BGMも特撮音楽の雄・菊池 俊輔が作曲したものを再録。主題歌も子門真人のオリジナル版とオペラ歌手・高野二郎氏が歌うバージョンの二つを採用。
  • ワンカットのみオリジナルキャストの一人、きくち英一氏が大門豊(老年期)を演じている

ぶっちゃけ、大小含めて余りにネタが多すぎて列挙しきれないレベル

そのあふれんばかりの原作リスペクトぶりと、熱い展開から想定以上の人気を獲得。当初の予定より公開期間を延ばしてのロングラン上映となった。

余談


関連イラスト

物理的な変形は一切考慮してません
電人


バイクそれは未知の領域
GO!



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ピー・プロダクション
公式が病気(2011年劇場版に関して)

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