概要
次期首相候補と目される新民党所属の国会議員。きわめて野心の高い人物でその野心からΣに命を狙われていた。
大門豊が所属する秘密刑事を立ち上げた人物であり、新田吾郎たちも支配下に置いているかのような描写もある。
自分の利益しか考えない卑劣漢であり、ミスボーグに愛人と共に拉致された際には愛人を見殺しにしてでも助かろうとした。
大門にとっては警護対象にして上司に近い存在であるものの、このときの一件で助けるのが遅れたことから厳しい叱責を受け、ミスボーグを通じて卑劣な本性を知ったことから秘密刑事としての職務に疑問を抱くようになる。
Σによって再び拉致された際には大門に「もう疲れたよ!」と嫌味を吐きながら助けを求めていたが、職務とミスボーグへの思いに揺れ動く大門は若杉の救出を放棄。ミスボーグを包囲した警官隊を攻撃してしまう。
第2部では悪ノ宮博士と結託し自分の邪魔になる人物をΣの人間狩りで始末させ、見返りに資金提供を行い首相に上り詰めていた。
ミサイル基地や原子力発電所の建設などを積極的に行い、用済みとみなした新田たちや自身に反抗した大門を解雇するなど容赦のない動きを見せるが、彼自身も悪ノ宮博士に利用されていたにすぎず最期は博士が始動したジャンボメカによって崩落した国会議事堂の下敷きになるという因果応報ともいうべき末路を迎えた。