「もう1時間と、15分と、30秒じゃ!」(第25話)
「鬼火司令よ、妖怪王女よ、あんた等の無念はこの幽霊博士が晴らしてくれる‼」(第46話)
概要
自称「頭脳派」を名乗るジンドグマ四大幹部の1人にしてマッドサイエンティストである死人のような灰色の不気味な顔の全く生気を感じさせない怪老人。
白衣をまとい、左腕と右足を機械化しており、幽体を操る能力と瞬間移動能力を持つとされている。
組織内では怪人の製造や新型兵器の製造などを手掛けているが、同じ系統の悪の組織の大幹部・死神博士と違い、自らが前線に出て作戦の指揮をとることもある。
また四幹部の中では穏健な方であり、仲間を宥める言動や、ひょうきんさも目立つ。
その一方で下記にあるように作戦では陰険な手段も辞さず、自ら変身した最後の作戦では人々を黄金病に感染させ、感染元が沖一也であると吹き込み、彼の戦意を失くそうとする等計算高い一面を見せた。
科学者の性分からか時間や数字に細かく食い意地も張っており、さらにはジュニアライダー隊にスーパーボールをぶつけられて怯む等ちょっと情けない一面を垣間見せることも多々あるためか、自身の頭脳を自慢げに語ろうものなら他の幹部連からは失笑を買われ、更には「幽霊博士の素晴らしい頭脳!?それは楽しみだ」等と魔女参謀あたりから突っ込まれる始末。
しかしその本質は冷酷かつ陰険な性格の持ち主で、大多数の拉致して来た人間達を使ってのガスマスクの効力が全くない人間を僅か5秒で跡形も無く溶かしてしまう毒ガス『ドクロガス』の人体実験を何のためらいも無く実行したり、人々をジンドグマに作り上げた偽りの理想郷ユートピヤンへと(強制的に)招待し、ジンドクマに忠誠を誓わそうとする等、自称、頭脳派を名乗ることはあり数々の恐るべき世界征服作戦を練り上げている。
また、普段からは対立してはいるが、意外にも仲間思いであり、最終局面の際、スーパー1との最後の対決に挑み散っていった、鬼火司令と妖怪王女の最期を看取った後、彼等の死を悼み「必ずお前達の仇はとってやる‼」とスーパー1に復讐を決意するなど意外な一面を見せた。
その正体はB26暗黒星雲から地球侵略のためにやって来たエイリアンであり、その本性はジンドクマ超A級怪人ゴールドゴースト‼
仮面ライダーSPIRITSの設定によればバダン総統JUDOに招かれてやって来たということになっており、第46話で散っていった鬼火司令と妖怪王女の意思を受け継ぎ第47話にてその真の姿をスーパー1と視聴者の前に曝すことになる。
企画当初はバランという名称であった。
仮面ライダーSPIRITS
暗闇大使の時空魔法陣により元来は外宇宙からやって来た宇宙人であるため地球人を素体とした改造人間ではないのだが他の組織の大幹部同様、魂の無い傀儡として復活を果たす。
北陸地方制圧のために暗躍し、石川県・医王山において他の3幹部と共に持久戦でスーパー1の機能停止を図り一時は優勢たつが、その途中でオニビビンバが必殺の一撃を外してしまったため仕留めそこなってしまう。
その後、メンテナンスを終えたスーパー1と再戦するが、妖怪女王共々、呆気なく敗れ去った。