ガイ「お前...!俺がゲームを面白くしてやったのに...!」
王蛇「近くにいた...お前が悪い」
概要
『仮面ライダー龍騎』第19話で、仮面ライダーゾルダのファイナルベント「エンドオブワールド」を喰らいそうになった仮面ライダー王蛇が逃げ遅れた仮面ライダーガイをとっ掴んで盾にした直後の台詞。
当然ズタボロになったガイは怒り狂い王蛇に殴りかかるも躱されてラリアットでぶっ飛ばされた上、最期は王蛇のファイナルベント「ベノクラッシュ」を喰らい爆散したのであった。
まさに『王蛇マジ外道』である。しかも、このシーンは王蛇の変身者浅倉威が初めてライダー同士の戦いに参加したシーンであり、彼のその残忍さを印象付けるシーンとなった。
なお、王蛇が非道な扱いをしたガイこと芝浦淳も人殺しのゲームを開催・観戦して喜ぶ外道であり、ライダー同士の戦いを煽って戦闘に夢中になった結果、一人だけエンドオブワールドの発動に気付かず、結果として逃げ遅れて盾にされ真っ先に死亡するという因果応報の末路にスッキリした視聴者も少なくなかった模様。
そのためか、後に龍騎ファンがネタとしてガイのことを「王蛇専用ガードベント」と呼ぶようになった。
後のスピンオフ作品『ビーストライダー・スクワッド』でも台詞はないものの、2人のライダーが犠牲になっている。
仮面ライダーゴースト最終回直後の後日談を描いたひらかたパークの『仮面ライダーゴースト スペシャルショー』でも眼魔相手に同様の手段を使った挙句全く同じセリフを吐き、ディープスペクターの攻撃を受けて青息吐息の眼魔をゴミの様に放り投げていた。
更に『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』でも、浅倉本人ではないが、デビルライダー軍団の一員として登場した王蛇が、五十嵐さくらが変身したクローンライダーバルキリーの射撃を防ぐ際にギフジュニアをガードベントにしてみせた。
ネタとして
似たような事例が他のライダー作品でも度々見られる。いつしかそれらは先述の「王蛇専用ガードベント」にちなんでガードベントと呼ばれるようになった。
この件の詳細についてはガードベントの記事を参照のこと。
pixivではガードベントタグ同様に「人間の盾」をムリヤリ行ったイラストに付けられることが多い。中には人間以外も盾代わりにされる事もあるのだが……そちらがガードベントという扱いをされる事は少ない。モビルスーツの様に人型であれば、言及されるのかもしれないが。
余談
たのしい幼稚園および講談社のテレビ絵本では、幼児向けに当該シーンが大幅に簡略化かつ改変されている。
- 「みんなよけろ。おうじゃだけはゆるせない!」ととても本編では言いそうにないゾルダの台詞。
- 「やれるものなら やってみろ!」と挑発。
- 発射されたエンドオブワールドを「おまえがくらえーっ!」と本編同様ガイを盾にする。
- ベノクラッシュで止めを刺されるシーンが省略され「ガイは、おうじゃに たてがわりに されて しんだ。」と解説される。
このページがネットに出回った際にはシュール極まりない編集が話題となった。
なお、たのしい幼稚園に掲載されたバージョンとテレビ絵本では内容に差異があり、セリフやコマ割りなどが変更され「ぐいっ!」と引っ張るコマが追加され、盾にする場面が見開きになっているなどの違いがある。
関連項目
ギレール(電磁戦隊メガレンジャー):第30話である幹部を盾にして「組む相手を間違えた」と、彼と似た台詞を吐いている。
バングレイ(動物戦隊ジュウオウジャー):本編中において「俺の獲物の近くにいた奴が悪い」と、似たような台詞を吐いている。