概要
本誌のルーツは1912年に刊行された「講談社の絵本」が始まりとされている。刊行当時は戦争中だったため、戦争賛美・軍国美談ものが多かった。
太平洋戦争が始まり、その戦時中の1942年に「コドモエバナシ」を創刊。戦争が終わり、1947年には新たに「こどもクラブ」を創刊し1955年まで刊行された。
1956年1月に「幼稚園くらぶ」に改題するが、同年12号を以って「たのしい幼稚園」に改称して今日に至る。
「プリキュア」シリーズがメイン掲載ではあるが、プリキュア以前にも「美少女戦士セーラームーン」シリーズ「おジャ魔女どれみ」シリーズなど女児向けアニメを大々的に掲載する傾向があり、本誌は女児向けコンテンツを特化した雑誌である。付録は、殆どおままごと系のアイテムが多い。
同じ幼稚園児以下の男児を対象としている「テレビマガジン」があることもあり、本誌における男児向けコンテンツは控えめに扱っている。
競合誌は幼稚園とぷっちぐみ(どちらとも小学館刊)である。あちらは、男女向けにバランスよく編集しており、「ポケモン」シリーズ、「ジュエルペット」シリーズ「アイカツ!」「プリティーリズム」シリーズなどといったアーケードトレーディングカードゲームを題材にした作品を多く扱っており、これらのジャンルを持たない本誌は、苦戦を強いられているのが現状。「プリキュア」シリーズの人気に胡坐をかいて、児童へのジャンル開拓を怠ったことで内容的にも劣ってしまっている。
ついには、幼稚園でも、特撮作品の関連玩具対応のアイテムを付録を出したことにより、今後の本誌の売り上げも大きく響いてしまうだろう。
2015年からプリキュア以来の女児向け作品である『かみさまみならい ヒミツのここたま』が開始され、プリキュアに迫る人気を得ていることから巻き返しを図るかどうかが期待がかかる。
2021年、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響により、創刊以来初となる合併号(6・7月号)が刊行された(プリキュアシリーズに関しては別冊で補完する形を採る)。しかしそれでも売り上げが伸び悩んだのか、2022年では季刊レベルの刊行をしてしまうことに(8・9・10月号という3か月合併号となってしまった。次号も11・12・1月号となっていることからもはや季刊と変わりない状態となっている)。翌2023年からはプリキュアが新シリーズに入れ替わる2月号、3月号は月刊、夏休み、冬休み期間となる7・8月号、12・1月号は隔月刊、それ以外の月(4月〜6月、9月〜11月)は完全に季刊となってしまった。このことから現在の本誌は行き詰っているといえ、テレビマガジン同様、休刊の危機に陥っている状態と言えなくない。
増刊号「ひめぐみ」
2006年より不定期発行のたのしい幼稚園の増刊号であり、価格設定は880円と少々高い。
2010年よりプリキュアまんがえほんを掲載。
毎年3・7・11月の15日ごろに発行。
Vol.14では、東日本大震災の影響で4月15日に延期されていた。
2012年にはVol.17から奇数月(年6回)として発行
最新号はVol.20である。
Vol.11よりプリキュアまんがえほんを連載開始。
バックナンバー
2006年11月(Vol.1)→2012年7月(Vol.19)
現在の掲載作品(2016年現在)
他
過去の掲載作品の例
東映特撮ほぼ全部
マジンガーシリーズ
伝説巨神イデオン(←!!?)
関連項目
おともだち (別)
おともだちピンク (姉妹)
幼稚園(小学館発行のライバル幼児誌)