本編開始時点で故人。下の名前は不明。
CV:銀河万丈
概要
彼はある教会を受け持つ宗教者だった。
日々、新聞を読んではそこで報道される出来事に心を痛め涙を流すような人物で、新しい時代には新しい教えが必要と考えるようになる。
しかし端から見れば胡散臭い新興宗教として映り、信者たちの教会離れを招くことになる。
教義に無いことも説きだしたことが原因で本部からは破門の処分も受けてしまう。
父の想いに共感していた佐倉杏子は「みんなが親父の話を、真面目に聞いてくれますように」という願いでキュゥべえと契約。
願いによって人に話を聞かせることができるようになった父と魔法少女になった自分とで裏と表の両面からこの世界を救おうと意気込むのだが……
一応マギアレコードのイベントHomecomingでは杏子が魔法少女になった後の自身の説教を聴いたカップル、サチオとシマコの救いにはなった。
本編では劇団イヌカレーによる映像のみの登場でセリフもなかったが、後に設定画が公開され、ドラマCD第三弾や魔法少女まどか☆マギカポータブルではCVも付いた。
設定画を元にしたAAも存在しているが、沙耶の唄のいどまじんと合成されたものが使用されることが多い。何故だ。
杏子父の宗教
杏子父の「教会」は、現実世界のキリスト教のイメージで描かれているが、脚本の虚淵玄により、設定上では架空の宗教であることが明かされた。宗教のシンボルらしきものも架空の物である(変身後の杏子のソウルジェム周りのデザインがそれ)。
一方、コミカライズ版では佐倉家の所属する宗教がキリスト教であるという解釈がされている。
アニメ本編では杏子が父親のことを「神父」と呼んでいるが、「神父」とは、主にカトリックと正教会における司祭の敬称である。
これを手掛かりにあえて現実のキリスト教教派で近いものを探すなら、「神父」と呼ばれるからにはカトリックか正教会の司祭であることが考えられるが、わずかな例外を除きカトリック教会では司祭の妻帯が認められていない。
正教会では、聖職(正確には司祭の手前の輔祭)につく前なら結婚ができ、婚姻関係を維持しつつ司祭になる事が可能であるが、正教会は俗にキリスト教のイメージとして知られる西方教会(カトリック・プロテスタント)とは様々な点で大きく異なる。聖堂の構造などの特徴を見ると明らかに西方教会の様式であり、正教会とは程遠い。
カトリックとプロテスタントの中間的な教派である聖公会(アングリカン・チャーチ)では、司祭は妻帯可能であり、司祭の敬称として神父と呼ぶケースも稀にあるため、現実の教派では比較的近いといえる。
なお、これらの事情に配慮してかスピンオフ作品The_different_storyでは牧師と変更されてお茶を濁している。それはそれで、なんで神父の格好してるのかとツッコまれかねないが…
関連イラスト
関連項目
魔法少女まどか☆マギカ 佐倉杏子 シスター杏子 杏子妹(佐倉モモ)
あましん(これは動画内で名乗っているだけ)
久石豊:父親繋がりだけでなく、色以外髪型、顎鬚がほぼ一致。