人見リナ
ひとみりな
新訳sadnessprayerに登場。風見野から優木沙々を追い、見滝原へ仲間と共にやってきた。丁寧な言葉遣いで「力あるものは正しくあるべき」をモットーとしている優等生タイプ。
軍人のような衣装をまとっており、魔法少女としての能力はスタンバトンから発した電気を操るもので、これを利用する「攻撃する結界」を作り出し攻防一体の戦法を得意とする。また、そこまで身体能力が高いわけではないが、素手で沙々を殴りつけて転ばすほどの力もある。
ソウルジェムの色は、恐らく灰色であると思われる。(sadness player2の巻頭カラーページより)位置は襟の左側にある2つ並んだ長方形。
願い(ネタバレ)
2巻において彼女が魔法少女になった理由が描かれた。願いは「死んだ姉の記憶を母から消して欲しい」。
かつてリナにはマナという姉がいたが、居眠り運転の車が待機児童の列に突っ込んだことにより数人の小学生とともに死亡。その中にいたリナはマナに庇われたことで助かったが、ショックで心を病んだ母は「マナが死んだのはリナのせい」と思い込むようになってしまい、リナを疎むようになってしまった。
常にいい子であり続けようと努力していたリナだったが、仲間が織莉子とキリカ、沙々との戦いで相次いで戦死したことを織莉子に共感してしまった佐木京に「仲間が死んだのはリナのせい」「きれいごとばかり言うだけで周りを傷つけているだけだ」と罵られたことで自身のアイデンティティを失ってしまう。沙々との戦いで消耗していたこともありソウルジェムが限界を迎え、信じていたもの全てを失った絶望の中で魔女化してしまった。
魔女化後は巨大な布を被ったニワトリが鼻の高い仮面を幾つも付けた様な姿に変身する。
布の下からプロペラ状の刃を展開して周囲の物体を切り裂く、上述の攻撃性の結界が転じたような技を使う。
この技で、京が犠牲になっている。
(アングルで彼女の顔しか見えていなかったが、おさげ髪が切り落とされているので、首ごと斬られた可能性が高い)
その後は一時共闘した沙々と麻衣によって撃破される。