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あらすじ編集

正義に燃える新人魔法少女、佐倉杏子は隣町から討ち漏らした魔女を追いかけて見滝原にやってきた。運悪く結界に迷い込んだ少女たちをそれとなく逃した後、幻惑の魔法を使って戦うが、魔女の特性を見抜くことができず苦戦する。そこに現れた見滝原の魔法少女、巴マミの援護射撃と助言を得て、杏子は魔女の討伐に成功する。その後二人は見滝原で共に魔女討伐を始めたのだが・・・


概要編集

佐倉杏子を主人公とし、その過去(まどか達が中学1年生の頃)から現在に至るまでを描いた外伝作品。巴マミさん付け父親を”父さん”と呼ぶなど、まだやさぐれていない頃の彼女の姿を描き、幻惑の魔法を使用、そして両親と妹に声がついた初の作品でもある(彼らの台詞、妹の名前は小説版が初出)。

脚本はメモリーズオブユー魔法少女かずみ☆マギカの担当でもある平松正樹

なお、杏子の家族を演じた声優については、ファンの間では様々な憶説があったが、後に杏子の父を銀河万丈氏が、杏子の妹を設楽麻美氏が担当していたことが判明した。


後にこれを基として魔法少女まどか☆マギカポータブル杏子ルートやThe_different_storyが作られることとなる。


内容編集

この項目は、ネタバレ成分を含んでいます。

























魔女を追って見滝原へやってきた佐倉杏子。魔女の幻惑の魔法に苦戦していた所を、見滝原を拠点にしている巴マミに助けられる。その後、マミから居室でのお茶に誘われ、そこで聞いた魔法少女としての使命や考え方に感銘を受けた杏子は、「あたしをマミさんの弟子にしてもらえないかな」「一人前の魔法少女になるために、マミさんの下で色々勉強したい」と相談をもちかける。マミも「私も魔法少女の友達がほしいなって思ってたの」と快諾し、2人はコンビを組むことになった。

杏子は効率的な魔女の探し方や戦い方など色々な事を教わり、魔法の特訓を通して、幻術の必殺技『ロッソ・ファンタズマ』を開発。師匠役のマミから「この短期間でここまで魔法の使い方が上手くなるなんて、これは才能ね」と言われるまでに急成長した。その後、一人暮らしのマミを自分の家族と会わせて食事を共にするなど(杏子が自宅に友達を呼ぶのは初めての事だったらしい)、2人は互いの信頼を深めていく。一方、杏子の願い事が自分のためではなく親のために使ったことをマミに気付かれ、「魔法少女の戦いは危険を伴うし、自分を犠牲にしなくちゃならないこともある。それが自分の願い事の対価だと思えば我慢もできるけれど、そうでないとしたら…」と心配される。杏子は大丈夫と答え、「みんなの幸せを守る、それがあたしの願いなんだよ」と伝える。

しかしその後、自分の願い事が引き起こした一家心中をきっかけに、杏子はこれまでの考え方を変え、「二度と他人のために魔法を使ったりしない。この力は全て自分のためだけに使い切る」と決意。願いで発現した幻惑の魔法を無意識に封印すると同時に、マミと意見を衝突させるようになる。コンビを解消すると告げる杏子をマミは引きとめようとするも、意見の相違は決定的となり、ついには互いに交戦するに至ってしまう。そして、その戦いは「そんな殺す気の無いなまくら玉、避ける必要すらないんだよ!」と叫ぶ杏子が裂帛の気合いの下にマミのリボンを突破し、マミに敗北を認めさせるという形で決した。戦いが終わって、マミは「あなたは独りで平気なの?孤独に耐えられるの?」と問いかけるも、杏子は「あんたと敵対するより、ずっとましさ」と答え、見滝原を出て行った。

後日、巴マミは既に去り、杏子は暁美ほむらワルプルギスの夜を倒すために対策を練っている時、ほむらの「私たち2人ならできる」という言葉に、杏子は「2人なら、か…あいつもそんな風に思ったのかもな…」と回想する。


関連タグ編集

魔法少女まどか☆マギカ

巴マミ 佐倉杏子 杏子父 杏子母 杏子妹(佐倉モモ)

マミあん 杏マミ

ドラマCD

メモリーズオブユー サニーデイライフ

ロッソ・ファンタズマ

and_I'm_home

魔法少女かずみ☆マギカ 脚本家の平松が執筆した外伝漫画。

魔法少女まどか☆マギカポータブル 杏子ルートでの杏子の過去が本作の内容を下敷にしている。

The_different_story 本作のシナリオを下敷きにしたパラレルワールド。

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