「人工知能が、シンギュラリティによって進化を果たすというのなら…私は私の才能で成し遂げる」
「私の才能を宿した命を産み、育み、進化させる…檀黎斗の、“シンギュラリティ”を!!」
演:岩永徹也
概要
バグスターやヒューマギアとあらゆる技術を用いてしぶとく復活してきた檀黎斗が、『仮面ライダーアウトサイダーズ 創世の女神と第三のシンギュラリティ』にて、今度は創世の力により再び人間として転生した姿。
父・檀正宗との和解を経た黎斗は、自分の才能が目指す「次のレベル」として見出した「子宝に恵まれる」願いから、通信衛星ゼアと人工知能アークの2つの超知能、そしてツムリの持つ創世の力を利用した計画を立てる。
先代がハイパー不滅ゲーマーとして仮面ライダーゼインに戦いを挑み、仮面ライダーゼロツーの情報を提供・封印されたゼインカードを読み砕かせる展開に持ち込む。
狙い通りゼインがゼロツーのカードを使用した瞬間、裁断されたカードをガシャコンバグヴァイザーでデータ化して回収、ゼロツー=ゼアの情報と自身のデータをアークに転送(この際、ゼインにゼロツーの力で消滅させられてしまうがここまで計画通りかは不明)。
そこから「第3のシンギュラリティ」を誘導して仮面ライダーゼロスリーを誕生させる。
そしてゼロスリーはツムリの創世の力をもラーニングするに至り、この力で自身のデータを基にした「私の才能を持つ、私の子供」たる転生体としてゼロスリーが創造した個体が、今回の檀黎斗にあたる。
詳細な能力などは不明だが、黎斗の人格・頭脳をそのまま受け継いでいることに加え現・創世の神と同じく創世の力による奇跡によって誕生した人間であることから、その神や春樹同様、創世の力を継承している可能性がある。
人間に戻った=原点回帰した黎斗だがバグスターとしてのデータ空間の移動・ダメージの軽減やヒューマギアの処理能力による作業率向上など殆ど全ての利点を手放してしまったことになるが、本人は全く気にしていない様子。
ep.6「ラブ&ピースと次元の救世主」では、ときめきブライダルガシャットの生産に着手しているようで、天津垓が設けようとした話し合いも一蹴した。
しかし、ブレンが自身の開発したゲームを賞賛しプレイを志願したことを受け、「断る理由は無い!」と彼の願いを聞き入れ、ときめきブライダルガシャットを2本与えており、これが最終局面で侑斗が本来の自分を取り戻すきっかけになった。
ep.7「アウトサイダーズと最後の戦い」では、ベロバから「ゼインゲーム」に誘われるも、「私の望みは私の手で掴み取る事が出来る」という理由で拒否。(上記の通り創世の力を使える可能性があるため、元来の才能を含めるとデザイアカードなど不要以外の何物でもない。)
しかし何だかんだゼインが気に入らなかったのか、転生前と同様ハイパー不滅ゲーマーに変身して参戦。
戦闘でも相変わらずで、終始「私は不滅」とうわ言のようにブツブツ呟いており、ゼイン陣営撃破後もポーズを決める他アウトサイダーズを横目に、独り「私は不滅だぁぁぁ」とゾンビ系ゲンムの動きをとっていた。
戦いが終わった後は、「さぁ、愛の旅に出かけよう…!」と言い、ときめきブライダルガシャットを手に一人オフィスを去った。
外見
これまでの檀黎斗とほぼ同じだが、髪型が金の長髪となっており、衣装もトレードマークだった黒のセットアップから茶色いロングコートに替えているのが特徴。
余談
長髪は岩永氏の地毛(撮影のために伸ばした模様)であり、序盤で登場したヒューマギアでは、黒髪のカツラを被っていた模様。
当初は従来の黒髪にする予定だったが、違う形にしようという提案により現在の髪型に変更された。
その上で序盤の変身前と解除後の立ち回りや素面アクションはゲンムのアクターに入った浅井氏と打ち合わせている。
なお本人はこの前なったばかりの無双ゲーマーに変身すると思ったがハイパー不滅ゲーマーが来たため上述のように違う形にしようと無双と不滅を踏襲した髪型になっている。