概要
『仮面ライダーアウトサイダーズ』で、ヒューマギアを素体として復活したブレンの姿。
ヒューマギアモジュールが装着されている事や目が青いことを除けば外見はロイミュード態のブレンと概ね同じだが、ロイミュード態と同様に仮面ライダーブレンに変身することができる。
小心者な人格も変わらない。
動向
財団Xの手でゼインへの対抗勢力となり得る「疑う隙が1mmもないほどの悪党」として、リブートされた仮面ライダークロニクルのデータと愛用していたメガネの残骸を基に、ヒューマギアを素体として蛮野天十郎／ブロンズドライブと共に復活した。しかし、ep.3『バトルファイトの再開とゼインの誕生』で登場した時点では顔を出しておらず、松島氏のクレジットも存在しなかった。
上記の理由で復活したにもかかわらず、ブロンズドライブとの共闘を嫌がって物陰に隠れたり、仮面ライダーギャレンの流れ弾に悲鳴をあげてうずくまったりと、相変わらずヘタレな性格を見せている。復活後はエコルの手引きで仮面ライダー滅の襲撃に出向くも、上記の理由で戦力にならなかった。
ep.4『狂った時の運行とゼインの正体』では、正式に主役として登場。
当初はゼインの考えに賛同して蛮野や財団Xを裏切り、仮面ライダーゼインに変身する桜井侑斗に対して彼の素性を知っていることを伝えた上で彼の真意を探ろうとした。その後、ゼインの目的が「仮面ライダークロニクルの一般開放による悪意の根絶及び人類の管理」であることと侑斗に本来の時間軸における「愛する者を守るために戦う」記憶が存在しないことを知り、狼狽する。しかし、彼なりに答えを出して侑斗を正史同様「愛するものを守る為に戦う仮面ライダー」に変えるべくゼインに反旗を翻すことを決意。仮面ライダーブレンに変身し、ゼインに戦いを挑むもゼインが放った「フォーカード」から仮面ライダーアークゼロを庇って変身を解除してしまうが、それでもなお侑斗を説得したことで彼を思いとどまらせることに成功する。しかし、彼の想いも虚しくゼインは侑斗の身体を乗っ取り、善意による暴走を引き起こしてしまう･･･。
ep.6『ラブ&ピースと次元の救世主』では、自身の目的がゼインによって達成できずに葛藤する侑斗の姿を目撃したことでゼインを止め、侑斗を救うために奔走するが方法が見つからずさまよっていた。しかし、石動美空の生配信を観て、「ラブ＆ピース」と「ときめき」が鍵になるのではないかと思いつく。その後、転生した檀黎斗に協力を依頼。彼からときめきブライダルガシャット2本を与えられ、ガシャットをヒューマギアモジュールに装填···というかぶっ刺した状態で現れ、侑斗を守ろうとゼインに立ち向かう。その際に「桜井侑斗！本当の自分を思い出せ！」と訴えながら取り押さえるが、直後に「DIMENSION」によって開けられた次元のヒビに投げ飛ばされ、「君のときめきを忘れないで～！」と再び訴えながら爆散した。
しかし、ep.7ではどういう訳か復活しており、ブレンのおかげで本来の記憶を取り戻した桜井侑斗とともに登場し、アウトサイダーズ達を援護するため仮面ライダーブレンに変身。ゼイン陣営の撃破に貢献した。
余談
- 公開された『アウトサイダーズ』の新予告やキービジュアルから、ep.4は実際は橘朔也が主人公とされている。仮面ライダーブレンの再登場も十分嬉しいサプライズではあるものの、事実上ミスリードのような扱いにブレン役の松島はX（旧Twitter）で、「ブレンキングフォームはいつですか」と反応した。
- データ化した蛮野とくだらない口喧嘩をする、上記のようにヘタレ気味など相変わらずネタキャラ的な扱われ方ではあるが、ライダーとしてゼインと対峙したりep.6でも絵面こそギャグであるが侑斗をライダーゼインから変身解除させる決意をさせるなど、決めるところではしっかり決めている。
- Ep4のBOARDでの侑斗や橘、滅とのシーンは侑斗役の中村氏と橘役の天野氏の二人は一人だけ温度が違う松島氏の芝居に乗っかって遊びたかったがとてもシリアスなシーンのためやったらやったで柴崎監督に「それ何？」と怒られ、キャラ的にもコメディ要素が強いキャラがいないため滅役の砂川氏とともに撮影前に松島氏に詫びの一言を入れて「あなたをガン無視して芝居します」という苦肉の策を取ったと先行上映イベントで語っている。
- ドライブに参加してたスタッフからも「『ドライブ』だったら誰か拾ってくれたのにねぇ」と言われている。
