概要
ホシノサクサクとは、ゲーム「ブルーアーカイブ」に登場するキャラクター「小鳥遊ホシノ」が熱々の油で揚げられて海老天あるいはエビフライにされたもの...?だと思われる。
サクサクホシノではなく、あくまでもホシノサクサクらしい。
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...干からびるどころの話ではなさそうだが、大丈夫なのだろうか?
謎多き生物
その正体は定かでは無く、非常に謎が多い。
ホシノ本人が揚げられてホシノサクサクになっているという報告の一方でホシノサクサクはホシノと別人であるとする声もあり、果てはホシノサクサクが何体にも増殖していたという報告もあったりするなど、目撃情報は多岐に渡る。
起源
元凶はBDD氏が2024年5月8日に投稿したこの動画。
敢えて内容を文字で書き起こすなら「正月ハルナの食べる海老天が突如エビフライの着ぐるみを着たホシノのぬいぐるみに差し変わり、そのままフライパンへと投げ込まれサクッと揚げられてしまう」…という、何ともシュールなもの。厳密な絵面的にはフライパンで焼いていると表現した方が正しいのかもしれないが、フライ音のSEがしっかり挿入されているので気にするのは野暮だろう。
そもそもあくまでもぬいぐるみなので、本当に油を張っていたら干からびるどころでは済まない。
あっついことには変わりないだろうが。
なお動画タイトルについて
"ホシノサクサク/Hoshino Crunchy/星野酥脆"
と、3言語分のホシノサクサクが用意されている。
各言語で「ホシノ」→「サクサクに類する言葉」の順番で名前がついていることから察するに、「ホシノサクサク」という日本語的には一見違和感のある語順は翻訳を通した結果である可能性が高い。
もっとも早い段階から多くの先生の間で「ホシノサクサク」として浸透していたようなので、結果的に些末な問題に過ぎなかったのかもしれない。寧ろこの語順自体に緩さを見出している層も少なくない様子。
ところで調理の最中、ホシノがどこかで聞いたようなメロディーに合わせて
と歌っているあたり、本人には案外余裕があるように見えなくもない。
キヴォトス最強格と謳われる者の実力は伊達ではないということなのだろうか。
突然の増殖
この動画が投稿されてしばらくの間は特にこれと言って大きな話題となったわけでもなく、数多あるネタ動画のひとつとして鎮座しているだけに留まっていた。
しかしそれからしばらくの後このホシノサクサクが一部音MAD製作者の間で素材として扱われだし、それが巡り巡って多くのTwitterユーザーの目に留まりだしたことをきっかけに流れに変化が起きる。2024年6月中旬頃からじわじわとファンアート等も増え始め、本格的に知名度を上げだしたのは6月下旬ごろ。
例によってホシノサクサクが何なのかがはっきりとはわからず「ホシノサクサクって何?」という何時かの時にもよく見た声が多発する中、その何とも形容しがたくも可愛らしいビジュアルは多くの先生の注目を引いたのか、露見数が一気に増えることになった。
もっとも、今回は元凶の動画タイトル自体に "ホシノサクサク" という完全一致するワードがあり、かつ表記ゆれがあまり起きることなく"ホシノサクサク"という名前のまま流行が広がったからなのか自力で原点までたどり着けた人は(決して多いとは言えずとも)少なからずいた様子。
Twitter上での爆発的な伸びを見せてからしばらく後、当該動画作成者本人もその流行を認知したらしく、犯行現場(もとい制作現場)の写真を添えつつTwitter上でメッセージを残している。
曰くホシノを天ぷらにしたのはSechi氏の天ぷらアリスから着想を得てのことだった模様。実はホシノサクサクの概要欄でも「天丼ホシノ」と言及されていたりする。
インスパイア元の天ぷらアリスとはこれ↓のこと。
Sechi氏がBlueSechiの名義で投稿しているブルアカ関連動画はアリスダンスを筆頭にその多くが一定以上の再生数を叩き出しており、影響力自体もかなりのもの。「天ぷらアリス」はそのSechi氏の作品のうちのひとつである。ブルアカに触れているプレイヤーの一部からすれば「海老の天ぷら+生徒」という組み合わせ自体がどこか既視感のあるものだったかもしれないが、実際元凶の元凶そのものであったとなれば当然のことといえよう。
余談
エビ、再び?
意外(?)なことに、ブルーアーカイブ関連でエビが話題になること自体は今に始まったことではなかったりする。
2023年、ゲーム内で期間限定イベント:夏の特殊作戦!RABBIT小隊と消えたエビの謎が開催された...のと同時に様々な要因が重なってサーバーダウンが起きてしてしまったのだが、復旧後にメンテナンスの補償として物凄い量の冷凍エビ(期間限定イベント用アイテム)が先生達に配布され、色々な意味でかなりの話題となっていた(詳しくは百科事典当該記事も参照のこと)。
出処にこそ違いはあるが、巡り巡ってエビがまたブルアカで話題になった事にある種の因果を感じている先生もいるとかいないとか。
みんなでサクサク
ホシノサクサク自体はホシノのちょこぷに(グッドスマイルカンパニーより展開されているぬいぐるみのシリーズ)にエビフライの着ぐるみ(ぬいぐるみ用)を組み合わせたものであるため、実は素材さえ揃っていれば誰にでも再現可能なものだったりする。実際Twitterを中心にホシノサクサクを自力で再現した人がちらほら現れている模様。
またそれに伴って、エビフライの着ぐるみを着たぬいぐるみたちが(基本的にはブルーアーカイブのキャラを中心として)「○○サクサク」と呼ばれることも増えているらしい。
エビフライの着ぐるみに関しては少し探せばそれらしい製品がヒットするはず。動画内で実際に使用された着ぐるみについてメーカーや具体的なサイズ等について明言はされていないが、ちょこぷにと組み合わせるのであれば20cmのサイズのものがちょうどいいとされているようなので参考にするといいかもしれない。(生みの親であるBDDも通販で仕入れたとのこと)
一方でちょこぷにホシノについては入手難易度がやや高い。手元にないのであれば再販を待つか、代用のぬいぐるみを用意してそれで妥協することになるだろうか。
関連タグ
天ぷらアリスの生みの親であるSechi氏もホシノサクサクの存在は察知していたようで、本格的な流行からほどなくして天ぷらアリスとホシノサクサクが一緒に盛りつけられたイラストをTwitterに投下している。
なおBlueSechiのチャンネルに投稿された天ぷらアリスの動画コメント欄では、アリスが天ぷらになったのはSechi名義で活動しているチャンネルの登場人物たちの好物が天ぷらだからではないかという推察がなされている。Sechi氏の好物でもあるのだろうか?
学園アイドルマスターにおける登場人物のひとり。一見ホシノサクサクとは何の関係も無いように思えるが、ほぼ同時期にエビ天ことねとしてホシノと同じく二次創作上でエビの揚げ物と化しているという奇妙な共通点がある。学マスとブルアカのプレイヤー層自体似通った部分があるからか、相互に思い浮かべた人もそれなりにいたらしい。また、エビ天ことねの発祥、中村くまりん氏は、ホシノサクサクをイメージしたエビ天ことねのイラストが投稿している。
また、ホシノサクサクの認知からさらにしばらく後、アイマスシリーズからまた"エビ"のミームが発生。こちらと絡めたイラストも稀に見られる。
本文中でも言及されたブルアカのミーム繋がり。
流布した経緯自体にもかなり似通ったものがあるが、露見してからしばらくの間は源流がわからずそれなりに混沌とした様相を見せていたデスモモイに対し、ホシノサクサクは割と早い段階で大体の概要が見えてきてはいる。
とはいえどちらも謎の時差を開けてある時期を境に爆発的に広がったことには変わりなく、同じブルーアーカイブの二次創作ミームとして何か因果めいたものを感じないでもない。
食べ物関連の着ぐるみを身につけたもの繋がり。
どういうことかというと、台湾公式チャンネルで活動しているアロナ(彩奈)はホットドッグの着ぐるみ(ホットドッグの絵が印刷されているシャツなどではなく着ぐるみ)を着ていることがあるのである(↓)。
あまりにも字面と絵面がぶっ飛んでいるが、何とこれはれっきとした公式由来のもの。台湾公式が配信内でアロナが着る新しい衣装の案を募った際、先生の内の誰かが(恐らくネタで)出したホットドッグ着ぐるみの案に多くの先生が乗っかった結果爆誕してしまったようだ。