𝐅𝐀𝐓𝐀𝐋𝐈𝐓𝐘…
概要
デスモモイとは、2023年8月頃から突如キヴォトスに出没し始めた謎の生命体。その姿はとある学園に通うとある生徒に似ているが、大抵刃物を備えた異形の怪物と化している。第一発見者はpixivユーザーのちかけー氏。『あなたたちを殺すよーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!』
生徒本人との因果関係は不明との事だが、英語が苦手な本人と違い流暢である事から別人という説も有れば、目撃者の中にはその生徒が進化の秘法を使って変化した姿との噂も流れている。その裏付けとして目撃されているデスモモイは、かつて進化の秘法で大幅な進化を遂げた某地獄の帝王のように2つの刃物をそれぞれ両手に構えている事が多く、pixiv上でもデスモモイと彼らを関連付けている記録がユーザーにより複数残されている。これは版権元に許可を取らずミレニアムクエストを製作してしまった者への祟りなのかもしれない…
近縁種
近縁種としてデスミドリ(ドスミドリとは別種)の存在も確認されている。
そして最近では目撃例は少ないが新たな近縁種であるデスユズやデスアリスの目撃例も有るとか…。
これらを総称してデスゲーム開発部と呼ぶ場合もある。
特徴及び姿
外見的な特徴としては先述の通り才羽モモイとほぼ瓜二つであり、両手に出刃包丁を持ちながら常に何かに対してキレ散らかしている表情をしている。これに加えて、腕が8本に見える程に高速回転しながら斬りかかって来た(報告者によっては「第2形態」とも称されている)という報告も多数挙がっており、主にこれらが主流の姿として扱われている。
敵対性も凄まじく、鳴き声なのか定かではないが、「FATALITY…」などの英語を呟きながら徘徊しており、相手に敵意を向けた際は「あなたたちのせいだよーーっ!!」と日本語で糾弾する様な咆哮を上げる模様。
だが、一定の英単語の発言や咆哮以外にも、流暢に言葉を発生する場を目撃したという例もある為、それなりに知性を持ち合わせている可能性も高い。
しかしここ最近の出現件数激増に伴い、これまで確認されていなかった姿に関する報告も続出する様になった。幾つかの報告例を挙げてみると、
- ある報告者からは、より異形化が進んだ影響なのか首から下が8本の触手に置き換わっており下半身が完全に消失していたというタコやクラゲの様な姿の報告が挙がっている。
- 別の報告者からは、異界から呼び寄せたと思われる神と合体して襲って来たという報告や、その姿をベースとして右腕を聖龍に挿げ替えられるという魔改造を受けた姿も確認されている。
- さらに別の報告者からは、腕の本数こそ6本に減少しているものの、持っている得物が全て異界の剣や神器であったという報告すら挙がる始末である。
これ以外にも様々な姿の報告が連日挙がり続けているが、(得物が違うなど若干の差異こそ有れど)どの例においても最初に述べた特徴に関しては殆ど共通して報告されている。
誕生の経緯、あるいは真面目な解説
真面目な話をすると、デスモモイはもともと、先述のちかけー氏が2023年8月9日にTwitter(X)に投稿したブルーアーカイブの二次創作のえっちなシーンのモザイク替わりに制作(というか思いつき)で張り付けた架空のキャラクターである。該当ポストはこちら。
そして数ヵ月後、他のユーザーが投稿したそれを元ネタとした漫画がSNS上で多くのユーザーに認知された結果、爆発的に知名度を上げる事になった。
デスモモイについて解説した個人記事も散見されるが、全くの嘘が書いてあることも多いため閲覧の際は情報を鵜呑みにしないことを推奨する。
デスモモイは原稿の締切に怒っている?
ちかけー氏は8/12の夏コミに参加しており、8/9の該当ポストは原稿の締め切りとの戦いの中の物である。つまり、デスモモイとは原稿が終わらない同人作家特有の精神状態下においての落書きが元である。締め切りまでのスケジュールはキッチリ管理しよう。
なぜ銃火器が一般的な世界で包丁を持っているのか?
日本の殺人事件の凶器はほとんどは刃物であり銃が使用されることが稀なためである。つまりは銃は過剰火力であり、身近で無いのでギャグとして受け入れられるが、刃物はガチの殺意なのである。このことからより殺傷力が高いハズの銃ではなく包丁を持ったイメージが定着したと考えられる。
新たなるブルアカミームとして
誕生の経緯にもあるように、もともとデスモモイはいちモザイク代わりとして産み落とされたものを身内...あるいはちかけー氏が個人で(本人談)面白がっていた物とのこと。一応この時点でもデスモモイという単語自体はちらほら見られることはあった可能性はあるが決してメジャーな概念ではなく、表層に上がってくるようなことは特にないはずだった。
しかし同年10月下旬前半ごろ、恐らくはわしん氏のイラストを決定打のひとつとして知名度が跳ね上がることに。
一方、この時点ではデスモモイが何なのかをはっきりと理解している人はほとんどいなかったようで「デスモモイって何?」というツイートが多発。(わしん氏の投稿が23日13時頃、本記事で誕生の経緯が明確に追記されたのが10月25日16時頃のことで、デスモモイの知名度が急上昇したと思われる二日と三時間は本記事の「概要」部しかなかったと言えば当時の情報量の少なさは理解できるだろうか…)
その結果としてデスモモイというワードがTwitterのおすすめ欄に顔を出し始めるとその勢いはさらに加速。その何とも言えない物騒…というよりは愉快なビジュアルと言動、そして言葉の響きが一抹の困惑と共に多くのユーザーの心を掴んだのか、今度は「おすすめ欄のデスモモイって何」と若干形を変えつつも勢いは更に加速することに。ファンアートが(やはりここでも大半が「デスモモイって何?」といった文言を添えつつ)本格的に増えていったのもこのあたりと思われる。
そうして連鎖的に「デスモモイ」関連のツイートとイラストが増えていき、ついには25日の日本のトレンド10位台に食いこむまでに。
新たなブルアカのミームとして立派に(?)成長を果たしてしまった。
また、同時期には並行してかなり話題になったブルアカととある科学の超電磁砲とのコラボイベント「とある科学の青春記録」も開催が開始され、その舞台もモモイの所属するミレニアムサイエンススクールだったがために、デスモモイがこの「とある科学の青春記録」イベント初出のキャラか何かだと誤解される羽目にもなった。
時系列は若干前後するが小鈎ハレ役の貝原怜奈女史(関連リンク)、下倉メグ役の愛原ありさ女史(関連リンク)、生放送でお馴染みの坂巻学氏(関連リンク)といったブルアカの関係者からも言及を受けていたりする。
2024年2月にはなんと、ブルアカのコンポーザーの一人であるKARUT氏がデスモモイ型のハンドスピナーを回す動画がSNS上で投稿されている(関連リンク)。
同じく2024年2月には、ブルアカ公式スピンオフ漫画ゲーム開発部だいぼうけん!の第5話「クッキング 海女」作中6ページ目にモモイが両手に包丁を持った姿で描かれており、公式パロディではないかと一部で話題となった(関連リンク)。
そして2024年3月7日。ブルアカ韓国公式YouTubeにて公開されたキム・ヨンハ統括Pが出演するcm動画内にデスモモイが他の同人グッズと共に映り込んでいることが確認された(関連リンク)。
こうしてデスモモイは公式に認知されるどころか、公式動画に映ると言う大出世を果たしてしまった。
こうしてあまりにもフワフワとした情報の中爆発的な広がりを見せたデスモモイではあったが、そもそもの元凶自体が割とシンプルで取り回しが良く、かつ胴体があったりなかったりと自由度も高かったからか「よくわからない」ながらも想起されたイメージはある程度共通していた模様。実際その時期に産み落とされたイラストの多くは(描き手が起源や詳細を知っていたかはともかく)それぞれがバチバチに個性を主張しながらも一目でデスモモイであるとわかるものばかりだったりする。
デスモモイがその愉快なビジュアルに多大なるカオス性とネタ感を秘めていたことを鑑みてみれば、多くの人に認知されるのは時間の問題だったのかもしれない。
また最初の方の時点では「あなたたちを殺すよーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」と言っていたのにも拘らず、何故か鳴き声が「FATALITY…」で浸透したのも謎とされており、コレも一つのツッコミポイントとなってミームの拡大に貢献している。
実際の所は「FATALITY…」という文言と共に投稿されておりコレが浸透したものと思われる。
デスモモイをモモイのキャラクターイメージを損なうとして嫌う人もいるのでくれぐれも気をつけよう、
目撃資料
飛び火
このような「デス〇〇」という名称と共に「輪入道のような見た目になっているクリーチャー」という抽象化された概念はデスモモイブームが大分鎮火してきた後も残っている。
デススズラン
2024/4にトレンド入りしたのがデススズランである。
ゲーム「アークナイツ」ではスズランというよく出来た子がおり、ゲーム内で「我らの光」と呼ばれている。
スズランのスキルは広範囲の敵を足止めし、デバフをかけ、更に味方を回復するというもの。
その後、実装が発表されたヴィルトゥオーサ(アークナイツ)が攻撃範囲等が似ており、しかも結構闇なキャラであったため「我らの闇」「デススズラン」などと騒がれた結果、デススズランがトレンド入りする事態となった。
なおTwitter上に落書きは多く存在するが残念ながらpixiv投稿は少ない。
デスコヨリ
2024年6/19日にTwitter(X)上に突如現れたデスモモイ亜種。
VTuber事務所ホロライブ6期生の博衣こより女氏のグッズを元としたもので、後日本人の配信にも登場している。
デスくねくね
デスくねくね自体はデスモモイ流行以前から存在したようだが、2024年7/10日に明らかにデスモモイを元にしたデスくねくねが登場する小説がカクヨムに投稿された。
関連リンク:くねくねVSデスくねくね~熱中症ってゆっくり言ってみて~
関連タグ
メタル桃子:ある意味で似たような経緯を辿ったミーム繋がり。実際デスモモイのパンデミックからメタル桃子を想起した人は少なくはなかったようで、メタル桃子構文なるものを想起するツイートもされていたりする。何の因果かどちらにも「モモ」という字が含まれていたり。
ヘヴィ・デス・メタル:デスモモイの「デス」とメタル桃子の「メタル」から一部の人が想起したデュエル・マスターズのクリーチャー。言ってしまえば合体事故の被害者。(何なら実際にデス・モモイが描かれていたりする)
…あとは「ヘヴィ」が揃えば?
関連リンク
デスモモイ合同:ちかけー氏が2024年度の夏コミ新刊として販売する狂気の魔道書。
49名の豪華参加者達がデスモモイを描く!
これを読めばデスモモイが一体何なのかわかる...かもしれない?
デスモモイに扮した売り子も登場!?
デスモモイTシャツver.原種:デスモモイの公式?グッズ。第二形態版やアクスタもあるぞ!これで街行く人達を威嚇しよう!!
よけろ!デスモモイ:デスモモイをひたすら避けるゲーム。
鳴らせ!デスモモイ!:除夜の鐘を鳴らすとデスモモイが降って来るゲーム。