概要
声優:置鮎龍太郎
その勇猛な戦い振りから「突撃兵」「核弾頭」などの異名で呼ばれた地上軍第一師団師団長、ディムロス・ティンバー中将の人格を投射したソーディアン。
身幅の広い両刃の剣で、晶術は炎属性。
剣自体の攻撃力も高く、晶術よりも白兵戦向きである。
天地戦争後はフィッツガルドに安置されていたが、セインガルド王国の首都ダリルシェイドに輸送される途中、スタン・エルロンと出会うことになる。
天地戦争時代のオリジナルのディムロスは、青い長髪に白い神官のような服装が特徴で、熱血突撃型だが、指揮官としての責務を忘れるような真似はしない真面目な性格で、アトワイトとは恋人同士だった。
「必ず生きて帰って来てくれ」が口癖であり、彼を慕う部下も多かった。
一人称が結構変遷しており、PS版や『ファンダム』では「私」、リメイク版では「我」、リメイク版の過去回想での本人は「俺」などとなっている。
小説版「天地戦争編」
1998年に発売された電撃文庫「テイルズオブデスティニー天地戦争編」では容姿・性格が異なっている。赤い長髪で、黒いノースリーブなどラフな格好で、口調もやや軽め。戦争狂でもあり、彗星衝突災害以前から戦争をしたいがために軍にいたという設定である。
ゲスト出演
PS版『テイルズオブファンタジア』に、隠し武器として「S・D」(Swordian Dimlosの頭文字か?)の名で登場。
原典と違い会話イベントや成長要素はないが、装備していると特殊必殺技「殺劇舞荒剣」(この技自体『デスティニー』からのゲスト出演であるが)のトドメに追加攻撃を行うことができる。
他にも『エターニア』や『アビス』など、『デスティニー』以降のシリーズにアイテムまたは武器として頻繁に登場するが、あくまでただのアイテムなのでしゃべったりはしない。
『エターニア』では「S・D」を入手すると、メルディが30分に一度の頻度で召喚術「デスティニー」を発動できるようになる。
『テイルズオブファンダム』では、デスティニーの1年後、半壊した状態でスタンの妹・リリス・エルロンと再会。自身を復活させるため、リリスと時空を飛び越えた冒険をする。このシナリオは、『エターニア』と『ファンタジア』でのリリス乱入イベントを元にしている。因みに、原作でソーディアンマスターではないリリスになぜ声が聞こえたのかだけは謎だが、理由は兄と同じだと思われる。
最終的には復元してスタンと再会を果たす。
『なりきりダンジョン2』ではスタンの武器として登場する他、主人公の1人であるフリオ=スヴェーンのコスチュームにディムロスがある。ただしティンバー中将の方ではなくS・Dの方。柄頭が足、鍔が手で、刀身の側面からフリオの顔が出ているという、なんとも奇怪なデザイン。
『なりきりダンジョン3』では、アトワイトと共にとあるステージのNPCとして登場。
『テイルズオブザレイズ』では、当初はスタンの所持するソーディアンとして登場していたが、2019年5月のイベント「ソーディアンマスター シャルティエの苦難」でプレイアブルキャラとしてティンバー中将が実装。この作品が初の3D化となる。
本作で、屠龍轟閃、爆鳳剣、業波灰塵、炎牙昇脚、緋散武翔、ヴォルテクスフレア(フレアトルネードの技変化)、緋散武天翔(緋散武翔の技変化)を新術技として習得。
魔鏡技は「緋炎・覇道滅封」「凰剣・炎邪逸神」、バルバトスとのクロスオーバー魔鏡技で「焦魔獄殺衝」。
リメイク版
リメイク版のスキットでは、ソーディアン組は、剣の後ろに半透明で主人格の姿が描かれるという演出が取られているため、序盤から人間体の姿を確認可能。また、終盤に差し掛かるソーディアン強化イベントでは、精神世界で過去のディムロス本人とスタンの一騎討ちが行われる。その際は、スタンと同じ技に加え、『魔神炎』など独自の技も駆使していた。
ちなみに、なりきり装備をつけた状態で戦闘するとHPが無限(ハテナ表記)になってしまうため絶対に勝てない。
ポプテピピックにて…
いろんなパロディを節操なく繰り広げる4コマギャグマンガ「ポプテピピック」にて、主人公ポプ子が突然喋りだしたサイリウムを掲げ「ディムロース!」と叫ぶネタがある。因みにアニメ版では別のテイルズ主人公の声や、また別のテイルズキャラの幼少期の声でディムロスの名前を叫ぶことになった。
再放送版ではシルヴァラントとテセアラの神子の中の人がそれぞれ声を当てる事になったが二人とも「ディムロス」と叫んではおらず、後者は別の武器名を叫び規制音が入った。
余談
声優の置鮎氏は、2013年の「テイフェス」にてS・Dのコスプレをして登壇した。どんな感じかと言うと……
↑こんな感じである(服装は『エクシリア2』のガイアスのものだった)
『レイズ』では、ディムロスのカスタム衣装(いわゆる「着せ替え」)「テイフェスのアレ」として実装された。