RPG「テイルズオブデスティニー」及び「テイルズオブデスティニー2」に登場するソーディアン(剣)、又はベルセリオス兄妹のこと。
概要
かつての天地戦争時代、地上軍軍師カーレル・ベルセリオス中将が所持していたソーディアン。
悪魔の翼を模した漆黒の刀身や有機的な柄のデザインなど、他のソーディアンに比べ禍々しいデザインが特徴。
刀身が大型で晶術の威力もクレメンテに次いで強力で、属性は光と闇の2つある。
コアクリスタルに投射された人格は、マスターのカーレルではなく、カーレルの双子の兄妹である地上軍の天才科学者ハロルド・ベルセリオス博士だった。
何故か周囲の面々には、「カーレルの人格が投射された」と認識されており、何故ハロルドの人格に気づかなかったかは説明されていない。
その後ミクトランの手に渡ると、ハロルドの人格はミクトランの人格に上書きされてしまった。
リメイク版ではミクトランが復活した際に、「ベルセリオスの元人格はなかなかの頭脳を持っている」と語っており、ハロルドの人格を上書きした際に彼女の知識も奪い取っていたことがうかがえる。
PS版「デスティニー」では一度だけ「久しぶりだな諸君」と発言する場面があり、その際の口調は男性である。
後に「ハロルド・ベルセリオスは女性」という設定が「テイルズオブデスティニー2」でなされたため矛盾が生じている。(ソーディアンたちがカーレルの人格を照射されていると思っていることを考えると、このときの台詞も、実際はソーディアンに照射された方のミクトランの人格のものだったかもしれない)。
PS版の攻略本には「ベルセリオスの人格はミクトランに上書きされた」「もしくはベルセリオスの人格は健在でミクトランと意気投合して共謀していた」と記されている。
(劇中でミクトランは「これがベルセリオスの答えなのだよ」と述べており、まるでベルセリオスのおかげで精神を移せたように述べている。そのため後者の考えも捨てきれない)。
PS版に基づいて作られているドラマCDではベルセリオスとして喋っている声はミクトランであり、元の人格はミクトランによって上書きされた際に消滅したことになっている。
リメイク版ではデスティニー2での矛盾を少しでも省くためか、ベルセリオスの台詞がない。
もしスタン達が入手していた場合、マスターとして選ばれたのはマリーだったかもしれないという設定がある。