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概要編集

親記事「meme」(ミーム)の記事も参照。


「情報に対する認識が無自覚に変わってしまうこと」を表す用語。本家よりも創作作品・二次創作におけるネタのほうが(インターネット・SNS上で)有名になってしまうなどして、「何の変哲もないイラスト・台詞に別の要素が見いだせる」「二次創作ネタのほうがまるで本家のように思えてしまう」「常識が書き換えられる」という現象が起こっている。


例えば「草」と聞いて「面白い」「笑った」という意味を連想したならばそれもまたミーム汚染であるし、「ねこがいる」と聞いてねこがいる事に気がついたらそれはねこですよろしくおねがいします。


よく例としてあげられるのがアレとかコレとかソレに代表される元ネタ付きコンテンツが爆発的にヒットしてしまうとグーグル画像検索でミーム汚染が深刻化してしまうというモノが挙げられる。


これにより、事情をよく知らない部外者がミーム汚染を受けた結果、元ネタより先にコンテンツ側を認知してしまうという事例がたびたび見られた。

これはマイナスキーワード検索等で対策は取れるが、出典側の情報を求めていたサイドに対して手間を強いるためどうしてもよい印象を与えず、外部からコンテンツへのバッシングへと繋がりやすい。


特に実在の人物や物品などを対象にしたコンテンツは、解釈を変えれば「風評被害の一種」とも受け取ることができる。


近年は名称の後に括弧書きで取り扱う媒体名などを付けてタグの棲み分けが推奨されているが、人力に頼る以上手の回らない部分はどうしても出てきてしまうため限界がある。

実のところ、原義のミーム汚染を追及すると古くはかまぼこちくわなどの例があるため、ある意味不滅の問題なのかも知れない。


具体例編集

【この文章を読んだ後、貴方は何を連想しますか?】


一人の女性が夜道を歩いている。帰路を急ぐ女性の背後にフードを被った男の影が忍び寄る。人の気配に気付いた女性が振り返るとそこにはナイフを手にした男が!

イヤーッ!



・通常の場合

この「イヤーッ!」は女性の悲鳴であり、映画や書籍ならば犯人による直後の凄惨な光景が、電波ならば刑事や捜査官たちがビニールシートに向かって各々の主観を述べる状況が広がっていると連想出来る。



ニンジャスレイヤーを読んだ場合

この「イヤーッ!」は闇夜を切り裂く決断的カラテシャウトであり、ワザマエな威力のカラテを喰らった襲撃者の首が180度回転している光景が、読者諸氏には連想出来るだろう。



余談編集

事情はまったく異なるが、原作がある作品が映像化された際に、それまでの読者が「キャラクターの声がイメージと違う」と違和感を感じて映像化作品の視聴を敬遠するという場合もある。これも、ベクトルこそ違えど、ミーム汚染にも似ているのかもしれない。



関連タグ編集

ミーム/meme ネットスラング SCP/SCP-040-JPSCP-835-JP 深刻なミーム汚染


キンプリ:本来はアニメ作品の公式略称だが、マスコミなどがジャニーズアイドルの略称で使った結果、検索上位が全てジャニーズになってしまう現象が起こっているミーム汚染の具体例。

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