SamsungGalaxy
さむすんぎゃらくしー
DoWhatYouCant
これまでできなかったことに挑戦する
Galaxyとは韓国のサムスン電子が展開するAndroid搭載スマートフォンおよびタブレットPCのブランド及びシリーズの総称のこと。日本ではDocomo向けのGALAXY S SC-02Bが初。それから2年間くらいはDocomo独占だったがau向けにも機種(その内、独占シリーズも含む)を出している。またGalaxyシリーズに消極的なソフトバンクも一時期Galaxy S6 Edgeと日本時間2015年発売のGalaxyTabを発売していた。また、現在ではJ:COMモバイル、楽天モバイルからも一部のシリーズに限定して発売となっている。ドコモの新プランahamoからでも一部のモデルに限られるが販売されている模様。これにより、お馴染みの携帯電話会社以外からも発売されるようになった。ただし、現時点ではソフトバンクグループのY!mobile向けには発売されていない。
GALAXYシリーズ自体数多くのバリエーションがあり、日本では主にスマホでは「S」「Note」「Tab」「A」「M」。パソコンでは「Book」(ただし、Chromebookは除く)シリーズが出回っている。
日本ではスマホ黎明期からiPhoneの支持が高いこともあってか比較的マイナーだが、海外(特にアメリカ)ではiPhoneシリーズと肩を並べる程の人気を誇っており、近年は卑怯な手段を使いシェアを拡大している中国勢に立場を脅かされつつあるものの、常にトップシェアをめぐって争っている。
ただし日本でもガジェットマニアやスペック主義のユーザーを中心に一定の需要があり、フラグシップ端末の新機種が発表された際には各種ニュースサイトにてiPhone並に大きく取り上げられることも多い。
GalaxyNoteではデジタルペイントを趣味や仕事としたり、個人で活動している画家(イラストレーター)などの愛好家向けの機種としては評価が高い事で有名になっている。Sシリーズ、Zシリーズでも上記と同じ事が可能とのことだが、対応機種については一覧内にある該当機種の捕捉にて対応の有無を明記しているので確認して欲しい。
試供品であるイヤホンについてはオーストリアのオーディオブランドAKG製で、同社がチューニングした有線イヤホン或いはイヤホンジャック非搭載モデル向けのType-C有線ケーブルタイプがセットに付いてくる。左右のスピーカー前面にはAKGロゴがあり、Galaxyのブランド名が端子部に刻印されている。ワイヤレスイヤホンもある。
また、試供品以外でも購入できる製品としては携帯電話ショップやGalaxyHarajuku、公式オンラインショップではAKGの純正イヤホン・ワイヤレスイヤホンが販売されている。なお、同社は後にサムスンに買収されている。
シリーズにもよるがオリンピック開催発表された記念として「Olympic Games Edition」という特別仕様デザインのモデルが発売されたGalaxyシリーズもある。(記念はオリンピック及びパラリンピック、eスポーツを指している)
近年、サムスンによってモバイルルーターの開発がされ、新たにGalaxyブランド初のデータ通信機器シリーズとして「Galaxy Mobile Wi-Fi」が加わった。
日本上陸時代からGALAXY S4などの一部のモデルの発売ではSamsungロゴ入りだった。長らくGalaxyを前面にしていたが、2023年以降Samsungロゴ入り復活する事を発表した。
生産はインドネシアで行われているが、日本製の部品が使われているため信頼性は高い部類に入る。ただし、中国産のバッテリーを使ってた時期は爆発事故がたびたび発生していた(後述)。
近年、日本販売向けのSIMフリー端末の事業として自社オリジナルブランドを立ち上げたばかりだが、現時点では現行である全シリーズの内、今では新機種が発表されるまでは品切れ状態となっているが、Galaxy Z Flipの特別デザイン(デザイン名は以下の項目を参照)と新たにGalaxy M23 5Gが加わった。
※全シリーズの内、SIMフリーに該当するGalaxy端末(一例はGoogle Play Edition)では携帯電話キャリア向けの設定項目(例:ドコモのサービス設定、auのサービス設定)が無い。また、携帯電話キャリア向けのプリインストールされているはずのアプリ(削除不可を含む)が無い仕様となっている。昔からある携帯電話キャリア以外で発売されたSシリーズ、Noteシリーズ、Aシリーズでは楽天モバイル向け、UQモバイル向けのプリインストールアプリになっている等の多少の違いがある。しかし、それらを除けば、スペック面上では共通である。また、FeliCa等のおサイフケータイを始めとしたNFC機能は日本国内向けシリーズの共通点と言えるが、一部のモデルについてはおサイフケータイ非対応機種も存在する。また、USBに関してはMicroBとカードリーダーやHDDの接続に用いられるBタイプ、USB type-CといったUSB規格が存在する機種がある。また、S21登場以前にはディスプレイの仕様の違いに関してはSペンに対応のディスプレイを採用している端末はGalaxyNoteシリーズのみが当たり前の時代だったようだ。Sペンの対応についてはGalaxyNote及び以下のシリーズ一覧にある対応している一部の端末に限られる。なお、GalaxyNoteのSペンの事に関してはGalaxyNoteとSペンのそれぞれの記事を参照のこと。
Game Boosterについては対応している機種のみにプリインストールされている。
日本向けに発売されているほとんどのGalaxyシリーズがハードウェアに対しては、ガラパゴス機能(日本国内限定の電子決済機能のみ該当)を搭載して日本仕様に仕上げている事が多い。(現代では海外でもガラパゴス的に日本のみだった決済方法が海外の最大手の企業によって普及しつつあるが)
シリーズごとに搭載されるAndroidについて
全シリーズにはGoogleのAndroidOSがベースとなっている。Androidのオペレーティングシステムのバージョンについては機種にもよるが、全てAndroidOSに統一している。カスタムOSのUIの名前がOneUIで、HuaweiのEMUIやOPPOのColorOSと比べると見た目や仕様、機能が大きく異なる。その他、デバイスケアという自社製の端末最適化アプリもHuaweiのシリーズ端末と同様なアプリも存在する。また、Noteシリーズ向け(Sシリーズは21以降)のOneUI自体にはSペン機能に関した自社ソフトウェアも含まれている。(対応アプリはGalaxyNoteを参照)
Galaxyシリーズは国によって搭載SoCが異なる。
主に日本、米国版がQualcommのSnapdragonでその他がSamsung自社製のExynosとなっている。(一部例外あり。後述)
SoCの基本性能(特に映像処理)は残念ながらSnapdragonに僅かに及ばない。
その事を不満に思う利用者からは、Exynosを使用するのを停止するべきである、という署名運動が、始まっている始末である。しかし、その反面では実際に調査したところタブレットのGalaxyシリーズにて採用されており、AmazonなどでもExynos搭載モデルが日本向けでも販売されている状況になっているのだが…。
但し、Exynos版のオーディオDACには音質に定評のあるWolfson社(現在はWolfsonを買収したcirrus logic]社)のプロセッサが採用されており、オーディオマニアの間で密かに人気を博している。
Snapdragon版のオーディオはAKGなので、ユーザーによっては意見や好みが分かれる。
特にスマートフォンにおいて、端末によっては他のシリーズから搭載されている独自機能を異なるシリーズ端末へ逆輸入して開発されているものもある。※各シリーズの発売日と価格帯については、各執筆者の知る範囲で実際に調べたものであることをお断りしておく。掲載する価格帯については全て新品での購入する際の価格とする。価格は定期的に実施されるキャンペーンやセールによって変動するので、Galaxyの公式サイトをその都度確認しよう。
秋葉原にある専門店ではメーカーの正規代理店が販売していた。その時代においてはとても貴重な日本国内の技術適応認証を習得済み日本最適化された正規輸入の端末である。現在の2023年時点においてはGalaxyの国内市場ではメーカー直販かつSIMフリーのGalaxy端末が手に入り易い時代になり始めている。
発売日、価格帯、重量などの情報をご存じの方は該当機種の捕捉欄に掲載をお願いします。
Sシリーズ
フラッグシップモデル。最先端のCPUを搭載する等、世界的に見ても最高クラスの性能を誇る。
シリーズを通して自社開発の有機ELディスプレイを採用しており、色鮮やかで美しい映像を実現している。
S6以降の端末ではディスプレイの両端が曲がった「曲面ディスプレイ」を採用したモデルを発売している。
S8ではそれまで16:9が標準だったディスプレイの画面比率を18.5:9まで引き上げ、かつ画面占有率80%越えを実現した「infinity display」(サムスンの商標)を採用している。
S9ではカメラの絞り機能が追加され、より明るい所や暗い所の撮影が綺麗になっている。
また、S21からはSシリーズで初めてSペンに対応した。その後現役のNoteシリーズと同じくペンの収納場所が作られた。
ちなみに、Sはスーパースマートの頭文字で、凄い賢いGalaxyシリーズと言う意味合いらしい。
機種名のナンバリングがローマ数字表記だったのはSⅢαまでだが以降は同じ意味を持つ機種名に+を加える表記置き換わっているとされる。
GalaxyNoteからSペンとその機能が逆輸入されているモデルもある。
NoteシリーズにもSシリーズ搭載の同機能を輸入している。
S5の本体の背面にはドコモとauモデルでSamsungロゴの有無が別れていた。
機種名 | 発売日 | 補足 | 備考 | 販売価格 | OSの初期バージョン | |
---|---|---|---|---|---|---|
GALAXY S | メタリックブラック:2010年10月28日/セラミックホワイト:2011年3月2日 | ドコモ:SC-04E | ー | 万円台 | Android ー | |
GALAXY S Ⅱ | 2011年6月23日:ノーブルブラック/セラミックホワイト:2011年9月8日 | ドコモ:SC-02C/ | ー | 万円台 | Android ー | |
GALAXY S Ⅱ LTE | ダークグレー:2011年11月24日/セラミックホワイト:2012年1月21日 | ドコモ:SC-03D | 上記の無印の改良型 | 万円台 | Android ー | |
GALAXY S Ⅲ | 年月日 | SC-06D | 万円台 | Android | ||
GALAXY S Ⅲ α | ー | ドコモ:SC-03E | SⅢの改良型 | 万円台 | Android ー | |
GALAXY S4 | 2013年5月23日/Google Play Edition:2013年6月26日 | ドコモ:SC-04E/ | 展開カラーはブラックミストとホワイトフロストとアークテックブルー。OSのアプデはAndroid 5.0(Google PlayEditionは5.1.1)まで実施。Google Nexus(同社のGalaxy Nexus相当)仕様のGoogle Playモデル発売 | 万円台 | Android ー | |
GALAXY S5 | 2014年4月11日 | ドコモ:SC-04F/au:SCL23 | 背面にはSamsungロゴ無し。ROM:32GB/RAM:2GB。展開カラーはチャコールブラックとシマリーホワイトとスウィートピンク(ドコモ)シャンパンピンク(au)。アプデは6.0.1まで実施 | 万円台 | Android 4.4.2 | |
Galaxy S6/S6 edge | 年月日 | SIMスロットのみで、microSDは非対応 | ドコモとauに加えソフトバンクでの発売事例があったが、ソフトバンクではグローバルモデルをオールカラーバリエーションで販売した | 10万円台 | Android 7 | |
Galaxy S7 edge | 年月日 | edgeスクリーンではない無印モデルについては本記事にある『裏事情・不祥事』の項目を参照 | ゲーム関係のvalkanを他社機種よりも先行サポート(フライング)した | 10万円台 | Android | |
Galaxy S8/S8+ | 年月日 | 周辺機器の「Samsung DeX」をサポートしている。 | 11万円台 | Android | ||
Galaxy S9/S9+ | 年月日 | ドコモとau販売 | au限定カラー有 | 8万円台 | Android 8.0 | |
Galaxy S10/S10+ | 年月日 | 楽天発売有 | 9万円台 | Android | ||
Galaxy S20/S20+/S20 ultra 5G | 年月日 | 5Gモデル有、ahamo販売有 | 無印は万5円台/Ultraは12万円台 | Android | ||
Galaxy S21/S21+/S21 ultra 5G | 年月日 | 日本向けは5Gモデルのみ。Sペン機能をNoteシリーズから逆輸入されてきた。 | 17万円台 | Android | ||
Galaxy s22/s22 ultra 5G | 年月日 | UltraはSペンに対応し、内部ROMは共に256GB、RAMは共に12GB | microSDカードの機能を廃止 | 無印は6万円台/Ultraは18万円台 | Android | |
Galaxy S23 Ultra(SIMフリー版) | 年月日 | Sペン対応、Z Flip(特別デザイン)以来のSIMフリー/ROM:1TB(SIMフリー)256GB(ドコモ/au共通)/RAM:12)、日本向けでは珍しく初のストレージ1TBモデルのリリース/microSD非搭載 | サムスン直販では1TBモデルが25万円台、auでは19万円台、ドコモではauと同価格台 | Android 13 |
Noteシリーズ
特筆すべきは、5.3インチを超える大型のディスプレイと専用のタッチペンである「Sペン」での入力に対応したモデル。Sシリーズに並ぶフラッグシップモデルとなっている。ファブレットという分野を確立させた偉大な機種。世代を重ねるごとに画面サイズや性能はSシリーズに比して大きくなる特徴があり、先に発売されたSシリーズが搭載する機能が後に開発されている傾向がある。Sシリーズにて新たに追加された機能が輸入されている。Sシリーズへ逆輸入する事もある。各世代はペンの多少の形状、サイズは異なる。
肝心の欠番であるNote7で発生した問題については不祥事・事件などを参照。
機種名 | 発売日 | 補足 | 備考 | 販売価格 |
---|---|---|---|---|
Galaxy Note | ー | 万円台 | ||
Galaxy Note2 | ー | 万円台 | ||
Galaxy Note3 | - | 万円台 | ||
Galaxy Note Edge | - | 万円台 | ||
Galaxy Note8 | SamsungDeX対応 | ー | 万円台 | |
Galaxy Note9 | Sペン本体Bluetoothが内蔵されたモデル | ー | 11万円台 | |
Galaxy Note10/10+ | 日本向けでは+及び4Gモデルのみ。 | Note10+のみ楽天モデルが存在する。 | 12万円台 | |
Galaxy Note20/20 ultra | 日本は5Gモデルのみ | 無印は12万円台/Ultraは18万円台 |
Jシリーズ
名前の通りジャパンシリーズを意味する。ドコモ向けに日本市場特化モデル。性能に関してはフラグシップのSのシリーズに準ずるがデザインやカラーバリエーションが日本人好みになっている。由来はjewel(宝石)、Journey(日本における国内旅行が前提)の頭文字とのこと。
機種名 | 発売日 | 補足 | 備考 | 販売価格 | 初期のOSバージョン |
---|---|---|---|---|---|
Galaxy J | 2013年10月31日 | ドコモ:SC-02Fのみ。RAM:3GB/ROM:32GB。 | 非防水。カラーバリエーションはコーラルピンクとラピスブルーとサテンホワイト、 | Android 4.3 |
Feelシリーズ
Jシリーズ以来の日本向けにGalaxyの機能がカスタマイズされたドコモ契約ユーザー専売機種で、ドコモ契約専用の端末中でも最安値だと思われる。機能性はミドルレンジシリーズ並みとなっている。日本国内限定販売の日本オリジナルシリーズのひとつ。大人の日本人女性が好みそうなガーリーなカラーバリエーションが揃っている。ドコモ(店舗及びドコモオンラインショップ)にて独占発売された。(AとMシリーズと同じ日本国内向けの電子決済機能を搭載)以降はシリーズの継続はされず、廃止された。ドコモユーザー前提での販売だった為かauでは未発売に終わった。シリーズの特徴は後のシリーズ機種に受け継がれている。
機種名 | 発売日 | 補足 | 備考 | 販売価格 | OSの初期バージョン |
---|---|---|---|---|---|
Galaxy Feel | 2017年6月15日/オーロラグリーン:2017年11月10日 | モデル:SC-02L | 展開カラーはオーロラグリーンとオパールピンク | ー | |
Galaxy Feel2 | 2018年11月9日 | モデル:SC-04J | 展開カラーはフロストホワイトとオパールブラックとオーロラピンク | ー | Android 8.1 |
Aシリーズ
2019年に登場したミドルレンジモデル。
これまで日本市場に出回っていたシリーズに比べてスペックを抑え、本体価格を求めやすい所まで低下させている。
しかし、海外向けAシリーズをそのまま輸入して売り出しているわけではなく、ガラパゴス機能と呼ばれるFeliCa機能、防水・防塵対応、絶滅危惧種のストラップホールなど日本市場を意識したカスタマイズがされている。(既に市場基盤を築いているHUAWEIなどとの差別化ともとれる)
これらの事から上述したJシリーズの後継とも言える。
ちなみに、ガラパゴスではない他の日本向けシリーズ(Feelなど)でも同一の電子決済機能は存在する。
なお、本シリーズではナンバリングが揃って発売されていないが、サムスン独自の規則性と言う可能性はある。ちなみに、この様な事例はソニーのXperiaの様な感じでナンバーがバラバラで発売されているのだと思えば理解できるだろう。
Galaxy Aについての補足
それぞれ機種の仕様は主に、液晶解像度、液晶ガラスの仕様、CPU性能、RAM/ROM容量、生体認証(ディスプレイ及び背面部分)の搭載される場所または非搭載の違い、ハードウェアにおけるカメラの性能及び搭載機能、バッテリー容量(電池の消費時間など)、利用可能なモバイルデータ回線接続サービスの4Gまたは5G通信に対応しているのか。電子決済機能の有無などがある。
また、A51とA32においてはシリーズ中で性能は高めになる。更にA51 5Gは、本シリーズ史上初である最高額の7万円台である為、他のAシリーズと比べると最上位の割高ではあるが、10万円台になる他のGalaxyシリーズ及び5Gモデルの端末においてはこれでも安値にあたる。また、A32 5GとA51 5Gでは最低限に5G通信対応しており、スペックとコスパ面で可能な限り最適なバランスがとれた5Gモデルの最安値の価格となっている。
機種名 | 発売日 | 補足/備考 | 販売価格 | 重量 |
---|---|---|---|---|
Galaxy A20 | 2019年11月発売 | 2万円台 | ||
Galaxy A30 | 2019年6月発売 | 4万円台 | ||
Galaxy A32 5G | ※au2020年9月11日発売 | 3万円台 | ||
Galaxy A41 | 2020年6月25日発売 | 3万円台 | ||
Galaxy A51 5G | 2020年11月7日発売 | 7万円台 |
Mシリーズ
Z Flip以来のSIMフリー端末のミドルレンジモデル。スペック面とコスト面(機種の価格)ではAに近い。10万円安値なのは、以前に販売された(Aなど)機種の一部の同類部品が使われているとされるからだろう。
シリーズ名は英語のMiddleの頭文字から。
機種名 | 発売日 | 販売価格 | 捕捉 | 備考 |
---|---|---|---|---|
Galaxy M32 5G | 2022年4月21日 | 4万円台 | AmazonなどのECサイト中心に販売、端末カラーは2色から選べる |
Foldシリーズ
こちらはGalaxyブランド初の折り畳み式スマートフォンの先駆けとなったシリーズになる。なお、Zシリーズと同じくau専売である。後に廃止したかは不明だが、発表傾向から察するにZシリーズへ統合された模様。
※なお、詳しい解説は「余談」にて。
機種名 | 補足 |
---|---|
Galaxy Fold | 発表イベント関係者向けに限定配布されたプロトタイプ段階の試作モデルがあり、声明しているユーザーによればヒンジの貧弱だった事に対して破損問題を指摘する批判の声があった事件に関しては余談を参照 |
GALAXY Fold 2 | 上記の改良型、4Gモデル |
GALAXY Fold 5G | 本シリーズ初の5Gモデル |
Zシリーズ
auから独占販売された折り畳み式の機種。
しかし、ずっとこのままau専売かと思いきや、ドコモで本シリーズの最新端末が発売される事が発表された為、Z Flip3、Fold 5Gからドコモで実際に買える様になった。
外見はガラケー(4GLTE対応の携帯電話のガラホ)を彷彿させるデザインになっている。
SIMフリーモデルのためのオリジナルブランドが発足し、同時期にイタリアのファッションブランドThom Browne監修の元デザインされたThom Browne Edition(機能とハードウェアはZ Flipと同じ)が日本向けに発売された。対応する移動体通信サービスはKDDIのau回線を提供しているMVNOのみ利用可能。
機種名 | 発売日 | 補足/備考 | バッテリー容量 | 価格 | 重量 |
---|---|---|---|---|---|
Galaxy Z Flip | 不明 | SIMフリーモデルはThom Browne Editionのみ | ー | ||
Galaxy Z Flip2 | 2020年11月4日 | 上記の改良型。カラーはミスティックブロンズ。CPUはQualcomm Snapdragon 865 Plus(コア数オクタコア) | 259980円(一括購入時) | ||
Galaxy Z Flip3 5G | 2021年10月6日 | カラーは2色のファントムブラックとクリーム。キャリアはドコモ(SC-54B)とau(SCG12)。ドコモとしては初のZ Flipの販売となる。 | ROM:128GB/RAM:12GB。CPU:Qualcomm Snapdragon 888(コア数オクタコア) | 調査中 | |
Galaxy Z Flip4 | 2022年9月29日発売 | カラーはボラパープルとグラファイトとピンクゴールドの3色で展開され、ドコモ(SC-54C)au(SCG17)、楽天モバイル(型版なし、ピンクゴールドの取扱いが無しの2色のみ)で販売される。Zシリーズにおいて楽天モバイルとしてはこれで販売が初となる。キャッチコピーは『「新しいケータイ」持ってみない?おしゃれでコンパクトな次世代スマホ』。 | 内部ストレージは128GBとRAMは8GB。CPUはSnapdragon8+ Gen1(コア数オクタコア)。:3700mAh。 | 139800円(一括購入時) | |
Galaxy Z Fold | 2019年10月25日 | FoldのZ版。カラーはスペースシルバーのみ。au(SCV44)で発売。内部ストレージは512GBとRAMは12GB。CPUはSnapdragon 855 SDM855(コア数オクタコア) | ー | ||
Galaxy Z Fold2 5G | au(SCG05)で発売。 | 調査中 | |||
Galaxy Z Fold3 | 2020年11月4日 | 2021年10月6日 | カラーは2色展開で、ファントムブラックはドコモ(C-55B)とau(SCG11)で発売し、ファントムグリーンはauのみ発売。ドコモ初となるFoldの販売となった。内部ストレージは256GBとRAMは8GB搭載。CPUはQualcomm Snapdragon 888(コア数オクタコア)。バッテリー容量は3300mAh。type-Cによる充電規格はUSB-PD(USB-PDUSBのPowerDelivery)2.0 | 13万円台 | |
Galaxy Z Fold4 | カラーはクレイグリーンのみ。ドコモ(SC-55C)au(SCG16)で発売予定(予約) | 調査中 |
Tabシリーズ
Androidタブレットのシリーズ。
機種名 | 発売日 | 補足/備考 | ストレージ/メモリー | 価格 | 端末重量 | |
---|---|---|---|---|---|---|
GALAXY Tab | 調査中 | 調査中 | 調査中 | 調査中 | 調査中 | |
GALAXY Tab 10.1 LTE | 調査中 | / | 4GLTEモデル | 調査中 | 調査中 | |
GALAXY Tab 7.0 Plus | 調査中 | ー | 調査中 | g | ||
GALAXY Tab 7.7 Plus | 調査中 | ー | 調査中 | g | ||
Galaxy Tab A | 調査中 | ROM:32GB/RAM:3GB、外部ストレージ:microSDXC(512GB)/CPU:Exynos7904A。バッテリー容量は6,150mAh、取り扱い店舗はJ:COMのみ。 | 調査中 | 469g | ||
GALAXY Tab S8/S8+/S8 Ultra | S8 Ultra:2022年4月 | 日本国内のECサイトで発売された。画面サイズはS8は11インチ、S8+は12.4インチUltraは14.6インチ(解像度は2,960×1,848WQXGA+)。リフレッシュレート周波数は全モデル共通で120Hz。Bluetooth:5.2 | ROM:256GB/RAM:12GB | CPU:Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1。セット商品にSペンを付属と対応。バッテリー容量は11,200mAh。通信方式はWi-Fiモデル(テザリング対応のみで、SIM非搭載のモバイルデータ通信非対応モデル)で、両方共に802.11 a/b/g/n/ac/axに対応。カラーはS8とS8 Ultra共にグラファイトのみ | 14万円台 | S8+:726g/S8 Ultra:567g |
Galaxy Tab S6 Lite | モニター本体はTFT液晶。生体認証は顔のみ | 4GB/64GB | カラーはグレーのみ | 5万円台 | 465g |
Bookシリーズ
その名の通りタブレットPC。
Windows10(Proエディション)搭載のノートPC。また、日本国内における販売店舗はEDIONやジョーシン、ヤマダ電機ではなく、会員制倉庫店のコストコくらいか。ちなみに、サムスンの母国である、韓国などの国外では会員制ではない韓国の家電量販店企業が展開する家電店では手軽に買えるのだが。
実は、GoogleChromeOS搭載のBookシリーズも存在しているが、国外で販売されており日本ではChromebookとしての正規発売はされていない。
機種名 | 補足 | 価格 |
---|---|---|
Galaxy_Book(10.6”) | 調査中 | |
Galaxy Book(12.0”) | 調査中 |
※カッコは画面サイズのインチを表す。
現時点においてドコモ、楽天では未提供となっている。KDDIグループのauとUQモバイルからの発売のみが確認されている。
以下の動画にてUQ WiMAX+5GのCMに本機が登場している
※動画リンクの差し替えをお願いします。
機器名 | 発売日 | 補足 | 備考 | 価格 | 端末重量 |
---|---|---|---|---|---|
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | 2021年4月8日 | カラーはホワイトの1色のみで、au(SCR01)UQモバイル(SCR01WU)で販売された。本体の重さは、バッテリー容量は5,000mAh対応するWi-Fi規格はIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5Ghz対応)モバイル(移動体通信)用のネット回線は5G*/4G LTE/WiMAX 2+に対応。テザリング接続が同時に行えるのは最大10台。液晶画面の比率は5.3インチ。 | 接続可能な移動体通信サービスはUQ及びau回線で契約が購入条件となっている。また、同時接続時のバッテリーの消費が激しいは他と同じである。画面操作では電波の状態(契約回線)やバッテリー容量と接続機器の一覧表示などの機能が搭載されている。 | au版は43200円(割り引き無しの一括購入時)◆UQモバイル版は21780円(割り引き無しの一括購入時) | 約203g |
SamsungとAppleとの社会的競争上の関係について
発売当初はそのデザインゆえライバル機種であるiPhoneのパクリであることが指摘されていた。(当時アップルのCEOだったスティーブ・ジョブズもそう発言していた)
「S3」以降は大型ディスプレイや丸みを帯びたデザインでiPhoneとの差別化を図ったものの、2018年6月末に示談にて和解が成立するまでのおよそ7年間アップルとの訴訟合戦を行っていた。
何度か敗訴しており、一部のモデルは販売禁止に追い込まれている。
またiPhoneに対抗して作られた端末ということもあり(かつてDocomoもその意図があり、iPhone 5の発売時に宣伝部長が「なんとか5」という発言をして一時期話題になった。)iPhoneの欠点とGalaxyの長所を対比するというある種挑戦的な比較CMを展開しており、賛否両論巻き起こっている。シェアトップのアメリカでは概ね称賛や同情のコメントが寄せられているが、iPhoneのシェアが大きい日本は勿論のこと、アメリカ程ではないものの比較的シェアが大きい韓国ユーザーからも「レベルが低過ぎる」と否定的なコメントを寄せられている。
一応言っておくと、同CMではイヤホンジャック撤廃や画面の形状が歪になるノッチ、外部ストレージの非対応など実際にiPhoneが抱えている欠点も指摘しており、完全に的外れな批判とは言い切れない面もある。近年他企業がAppleのやり方に倣うことが多い中(ノッチを付け出したりイヤホンジャックを取っ払ったり等々)あえてAppleに対して反発する姿勢を見せている事自体を評価する声もある。
…のだが、最近の比較CMはわざわざ旧型iPhone6と最新機種Galaxy S9を比較するものもあり、iPhoneの欠点を的確に指摘してきた切れ味に陰りが見えつつある。
サムスンのアップルに対する敵愾心はこれだけに留まらず、ソチオリンピックの時には各国の選手に対して「Galaxy Note3を無償提供するから開会式でiPhoneを使う場合はAppleロゴを隠せ」と要請するという国際問題になりかねないことまで行っていた。
(当然ながらIOCは「iPhoneを使う際にAppleロゴを隠す必要は無い」とコメントしている)
バッテリー不良に発生した問題・爆発事故後の対応
GalaxyNote2016年に発売された「Galaxy Note7」(日本未発売モデル)は海外で爆発事故などが相次ぎ、交換した製品さえも更に爆発が発生するという前代未聞の異常事態と化し、新規製造・交換を順次停止。遂に10月前半には製品の生産・販売そのものが僅か2か月以内で完全に終了してしまった。
リコールには凄まじい額の損失を出し、Galaxyブランドどころかサムスン本体にまで相当なマイナスイメージを与えてしまった。
サムスンはこの事態を重く受け止め、Note7以降の端末に搭載されるバッテリーのチェックをより一層強化すると公表。
その甲斐あってか2017年に発売されたGalaxy Note8はNote7のような爆発事故は起こっておらず、またNote8の少し前に発売されたGalaxy S8の高い人気も影響し、Note edge以来およそ3年ぶりとなる日本モデルが発売された。
Galaxy Note7の中国産リチウム電池に欠陥があり、いきなり煙を吹いたり発火したりする事故が相次いだ。ほぼ同時期Galaxy S7でも同様の爆発事故が発生し、リコール時に交換した製品までもが爆発するという異常事態を招いてしまった。
世界各国の航空会社によってNote7の機内持ち込みが禁止される事態にまで至った。
7という数は一般的には縁起の良い数として知られるが、Galaxyシリーズに限ってはそうでは無かったらしい。事故発生からしばらくしてNote7は後に「Galaxy Note FE」としてハードウェアはそのままにリチウム電池は欠陥のない厳重に検査されたバッテリーが採用されたモデルが日本国外にて再販された模様。ちなみに、FEは「Fan Edition」の略。
この事故に対する調査は非常に難航し、サムスンの対応もかなり遅かったためユーザーから厳しく批判された。
ちなみに発火の原因はバッテリー内にある絶縁シートの変形及び亀裂によるショートである。
この事件を切っ掛けにバッテリーを中国のATL社から日本の村田製作所に切り替え、最終的に自社製で落ち着いた。ちなみに村田製作所はかねてよりGalaxyシリーズのWi-Fiモジュールの製造を担当しており、割りと古くから付き合いがある模様。
ちなみに発火自体は他のリチウム電池を搭載した機器でも起こりがちな現象であり、劣化したリチウム電池がパンパンに膨れ上がって爆発すると言う事故が多く発生している。
事件翌年に発売された後継機・Galaxy Note8でもバッテリー問題が発生しているが、こちらで問題視されているのは「ギリギリまで使いすぎると充電できなくなる」と言うもので、ユーザーの心掛け次第でどうにかなるレベルである。(というよりこれもリチウム電池を搭載した機器なら少なからず起こりがちな現象なのだが)
Galaxy Note8では発火事件の再発を防ぎ、4ヶ月後に発売された[[Galaxy S8]>GalaxyS8]は歴代シリーズでも最高クラスの予約数及び販売数を記録し、Galaxyシリーズに対する支持を取り戻した。
2018年にGalaxy S8の後継機種であるGalaxy S9が発売されたのだが、ベンチマークスコアでiPhoneXはおろか一部のベンチマークテストではiPhone7すら下回っており、バッテリーの持続時間(これは誤差もあるが)も他社の最新機種と比べて短いことが明らかになっている。
元々AndroidとiPhoneはOSやプロセッサをはじめとした内部仕様が全く違う為ベンチマークスコアだけで単純比較してはいけないのだが、トップクラスの性能が売りだったGalaxy Sシリーズゆえに批判の声がちらほら出ている。
一応言っておくとGalaxy S9自体の評価は決して低くなく、あくまでも「他機種と比較した際」の批判だと言うことを追記しておく。また画面の発色の良さや、充電の速さ、引き継がれたイヤホンジャック等Galaxyの方が勝っている部分も少なからず存在している。
そもそもベンチマークソフト起動時にターボモードを使って意図的に性能を上げてる端末も存在している(huawei等。かつてGalaxyもS4やNote3の時に行っていた)のでベンチマークスコア自体の信憑性も薄れてきているのが現状である。
2018年9月16日に、発売から1ヶ月足らずの初期の製造時期に生産された一部のGalaxy Note9で発火事故が発生し上記したNote7の影響で悪夢の再来かと騒がれていたが、現在のところNote7程の惨事は起きていない為、現在はそこまで話題になっていない。※発火原因は恐らく、バッテリー構造上による不良の問題ではなく端末の持ち主自身が誤った使い方や発火の恐れがある保管状態で放置をしたなどで発生したと考えられるのが理由だと思われる。
一部のGalaxy S9やGalaxy Note8で端末に保存されている画像が勝手に送信される不具合が報告されている。送信履歴には残らないため、携帯電話キャリアの通信履歴などを確認しなければ気付けない。
お持ちのGalaxyシリーズで同様の不具合が発生した場合はこちらのページを参考に設定変更を行うことが推奨される。
テーマ曲
シリーズの伝統としてテーマ曲「Over the Horizon」を採用しており、Galaxy Sシリーズの変化に合わせてアレンジされていく方式をとっている。
アレンジとしては初代がギター主体のロック調、2代目がストリングス主体の穏やかもの、3代目が2代目をもっと重厚にしたような雰囲気、4代目はフルオーケストラによる生演奏、5代目はスウェーデンの技巧バンドDirty Loopsとのタイアップ、6代目は一人で多数の楽器を演奏し、それをひとつにミックスする「独りオーケストラ」で有名なJacob Collier氏の公式カバー、7代目はアイスランドの作曲家Pétur Jónsson氏のアレンジ、8代目は4代目以来のフルオーケストラで美しく雄大な海をイメージした曲調となっている。
いずれもGalaxyユーザーなら必聴の良曲である。
因みにショートバージョンが着メロとして設定できる。
日本向けにカスタムした携帯電話キャリア独自のCMだったが、近年はローカライズされていない国外仕様のグローバル版を見本として登場している。「CM中の製品はグローバルモデルであり、日本モデルとは異なります。」の注意文付き。
ナレーションはAFRO氏。
2018年頃から有機ELディスプレイの特性を利用した折り畳み式スマホの噂情報がネットで流れだし、Samsungのモバイル部門のCEOのDJKoh氏も「近いうちに詳細を発表する」と肯定的なコメントを発表していた。
2018年11月7日(現地時間)にアメリカで開催された「Samsung Developer Conference 2018」にてその折り畳みスマホと思われるデバイスが登場。ただし当時はその折り畳みスマホと明言されておらず、閉じたときは4インチディスプレイの中型スマホ、開いたときは7.3インチディスプレイのタブレットになるという仕様のみ紹介された。
そして2019年2月11日の午前4時(日本時間)にアメリカのサンフランシスコよりライブ配信された「Galaxy Unpacked 2019」にて「Galaxy Fold」という名称で一般販売されることが発表された。
閉じたときは4.6インチのごく普通のディスプレイに映像が表示されるが、開いたときは7.3インチの大型ディスプレイに映像が表示され、アプリケーションも最大3つまで同時に起動できるようになるとのこと。
価格は1,980USドル(約22万円)とかなり高額だが12GBのRAM(LPDDR4X)と512GBのUFS3.0ストレージ、5G通信(一部のみ)、6つのカメラレンズ(背面3つ、カバー内2つ、カバー外1つ)と価格に見合ったモンスタースペックとなっている。
4月26日発売予定だったが、およそ一週間前にレビュアー用に配布された一部の端末にて大型ディスプレイの中心にある境に当たるヒンジ部分の破損が報告され、発売延期となった。
9月6日に韓国にて発売。他の国にも順次発売が予定されている。
日本では10月25日発売予定。
折り畳みスマホに該当するGalaxy Z及びFoldシリーズは日本の場合、auのみで独占リリースで展開されている。