概要
Googleとハードウェアメーカーが協力して発売していたAndroid搭載端末のOEMブランド。このNexusシリーズの大きな特徴として余計なアプリが入っていない純粋なAndroidがある。主にユーザーエクスペリエンスの向上が目的とされている。またOSのアップデート期間が定められている唯一のシリーズであり、その期間は端末の発売から1年半とされている。この期間中であればOSのアップデートが随時実施される。
2016年10月に発表されたPixelシリーズに移行する形で終売となり、2018年11月を以てサポートやソフトウェアアップデートを終了した。
スマートフォン
Nexus One
2010年1月発売。HTC製。Nexusシリーズの初号機であり、Android2.1を搭載して発売された。2.3.6までOSがバージョンアップされてアップデートサポートが終了した。
日本では発売されていないが総務省の技適証明は受けている。
NexusS
2010年12月発売。サムスン製。Android 2.3を搭載して発売された。一部の機種を除き、OSアップデートは4.1.2までサポートされた。
こちらも日本では発売されていないが総務省の技適証明は受けている。
Galaxy Nexus
2011年11月発売。こちらもサムスン製。サムスンのスマートフォン用ブランドであるGALAXYシリーズにも属する。
日本ではNTTドコモよりdocomo NEXT series GALAXY NEXUS SC-04Dとして発売された。OSアップデートは日本国内では4.2.2まで、海外モデルは4.3までサポートされた。
Nexus4
2012年11月発売。[[LG電子>LG
]]との共同開発。4.7インチWXGAディスプレイ、クアッドコアCPU、Android 4.2などを搭載。
日本では代理店経由で2013年8月発売。
Nexus5
2013年11月発売。こちらもLG電子との共同開発。5インチFHDディスプレイ、クアッドコアCPU、Android 4.4などを搭載。日本ではイー・アクセス（現在のワイモバイル）より発売。
Nexus6
2014年11月発売。モトローラ製。発売当時のAndroidの最新バージョンである5.0 lolipopを搭載する。日本ではワイモバイルより発売。
Nexus5X
2015年10月発売。LG製。日本ではY!Mobileとドコモから発売。
Nexus 6P
2015年9月発売。ファーウェイ製。日本ではソフトバンクから発売。
タブレット端末
Nexus7(2012)
ASUS開発の7インチタブレット端末。Android 4.1を初期から搭載して発売された最初の機種で2012年11月には4.2へアップデートされている。
GooglePlayで購入した映画、音楽、電子書籍を楽しむことをメインにデザインされ、価格設定などはAmazonのKindle Fireシリーズに対抗するためだとされている。
モバイルネットワークは3Gのみ対応。
Nexus10
サムスンとの共同開発。アップルのiPadRetinaディスプレイモデルを上回る、2560×1600ピクセル、300ppiの高解像度ディスプレイを備える。
モバイルネットワークには対応しておらずWi-Fiのみ対応する。出先で使いたければWi-FiテザリングやポケットWi-Fiを併用することになる。
Nexus7(2013)
ASUS開発の7インチタブレット。2012年発売モデルの改良型で初期搭載のOSがAndroid4.3に変更されている他、モバイルネットワークはLTEにも対応するなど改良が加えられている。
Nexus9
HTC開発の9インチタブレット。2014年11月発売。Android 5.0 Lollipopを搭載する。
