概要
Xperiaとは、旧ソニー・エリクソン(現ソニーモバイルコミュニケーションズ)が開発及び販売を行なっているスマートフォンのブランド名である。
かつてはタブレットやスマートデバイスも発売していたが現在は撤退。
Xperiaというブランド名は、Experience(体験)とラテン語で場所を意味する接尾辞「ia」を合わせた造語である。
近年のスマホとしては珍しく、ハイエンド端末にもイヤホンジャックを備えている。
現在の電子機器の例に漏れず、生産は中国・タイといった人件費の安い国で行われており、日本から雇用を奪っているが、開発・設計は日本の企業が行っているため、海外メーカー製よりは信頼性は高い。2024年現在、爆発・発火したという情報は上がっていない。
主な現行のシリーズ(2023年2月現在)
Xperia 1 シリーズ
フラッグシップモデル。
4K有機ELディスプレイ(ⅥからはFHD)や光学ズームなど最新鋭の技術をふんだんに盛り込んでいる。
Xperia 5 シリーズ
ハイクラスモデル。
1シリーズとほぼ同等の機能が、1シリーズよりもややコンパクトな筐体に詰め込まれている。
Xperia 10 シリーズ
ミドルクラスモデル。
コストパフォーマンスが重視されている。バッテリーの容量の割に軽い。
端末の軽さとバッテリー持ちの良さに定評があるが、ミドルレンジとしては高額な部類である。
Xperia Ace シリーズ
ベーシックモデル。
価格の安さが売りのエントリー端末。スマホとして最低限の機能を求める人向け。
機種一覧(~2018年)
XPERIA(SO-01B)
Xperia初のandroidスマートフォンかつ日本で出回った初のXperiaである。
グローバルモデルXperia X10の日本向けローカライズモデルであるため、おサイフケータイやワンセグなどの所謂ガラパゴス機能には非対応である。
FOMA端末でNTT DoCoMoから取り扱われた。カラーは白と黒。
Xperia arc(SO-01C)
名前の通り本体の弧を描いた「アーク状」のデザインが特徴的で、見た目の美しさだけではなく、より手に馴染みやすいようになっている。上記のことから「アーク状」を好むXperiaファンも少なからずいる。カラーは白と黒とピンク。
Xperia PLAY(SO-01D)
DoCoMoから2011年10月26日に発売された。
ゲームを楽しむことができ、横スライドすることでゲームキーなどが露出する。
しかし、そのためか現在発売されている5インチモデルなみの重量にはなっている。
Xperia acro(SO-02C・IS11S)
auから2011年6月24日、DoCoMoからは7月9日に発売された。
Xperia arcにおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信といったガラパゴス機能を搭載したモデルとなっている。
デザイン面も変わっており、弧を描いたデザインから平面化され重量も約18g重くなっている。
カラーは共通として黒と白。DoCoMo版は青色、au版はルビーが限定で存在する。
Xperia ray(SO-03C)
DoCoMoから2011年8月27日に発売された。
今までのXperiaはサイズが4インチ台だったがこれでは3インチ台と小さくなっている。
これは当時スマートフォンに変える層には男性が多かったことから女性層を取り込もうという企画意図による。しかし、携帯性を重視して端末の小型化を望む男性層や一部のマニアにも人気が出た。
2014年現在でも一部のファンから名器と称えられ後継を望む声も少なくはない。
女性をターゲットにしているため、カラーもピンク・ゴールド・白となっている。
Xperia NX(SO-02D)
グローバルモデルであるXperia Sの日本国内ローカライズモデルにあたる。
デザイン面では、ディスプレイとキーの間に「フローティングプリズム」と呼ばれる透明なパーツを配置されている。
グローバルモデルのためガラパゴス機能は未対応であり、本体外装を知識や技術と特殊工具を持たないユーザが分解できない構造上、ユーザによるバッテリーの取り外しは不可であり、バッテリーの交換は修理取扱店にて有償(バッテリー代金及び工賃)での対応となる。
またSDカードが内蔵できないのでカードライターを使用しなければならない。
カラーは白と黒。
Xperia acro HD(SO-03D・IS12S)
auから2012年3月10日、DoCoMoから2012年3月15日に発売された。
Xperia acroの後継機に当たる機種で防水機能がついている。また後継機なのでガラパゴス機能はついているがXperia NX同様バッテリーの取り外しが不可能。
本体カラーは白と黒が共通。DoCoMo版はアクア、サクラ。au版はブルー、ルージュ。
また本機はソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ名義で開発された最終機種となり、ソニーモバイルコミュニケーションズ名義で発売された最初の機種となった。
Xperia GX(SO-04D)
DoCoMoから2012年8月9日に発売された。
日本国内向けのXperiaシリーズでは初となるLTE(Xi)対応モデルである。
Xperi arc のようなアーク状のデザインを採用。おサイフケータイに対応しているが、他のガラパゴス機能は非対応である。
なお、今機種から本体のロゴが「Sony Ericsson」ではなく「SONY」となっている。
カラーは白と黒。
Xperia SX(SO-04D)
DoCoMoから2012年8月9日に発売された。
Xperia rayの後継機種の小型Xperia。
基本的な性能はXperia GXと同等だが、ガラパゴス機能を搭載している。
今機種から本体のロゴが「Sony Ericsson」ではなく「SONY」となっている。
また、Xperia rayが男性層に受けたことからカラーリングにオレンジ色と黒色が追加されている。
Xperia ray同様、いまだに人気の高い機種である。
Xperia AX(SO-01E)・Xperia VL(SOL21)
DoCoMoからXperia AXが2012年11月16日、auからXperia VLが2012年11月2日に発売された。グローバモデルのXperia Vを日本仕様にしたものでAXとVLはデザインや色くらいしか違いがない。
Xperi arcやXperia GXと言ったアーク状を受け継いでいるだけではなく防水機能に対応しており、工具なしでユーザによるバッテリーの取り外しも可能となっている。
カラーは女性を意識してか両機種ともピンク色が存在。白と黒が共通カラーでAXとVLでは青色が少々異なる。
Xperia Z(SO-02E)
今まで登場したXperiaとは異なるオムニバランスデザインを採用。背面がガラスで一枚の板のようになっている。のちに登場するZシリーズの初めての機種と言える。
Xperia AX同様、防水機能がついているが本機からは防塵も追加された。しかし、Xperia acro HDと同じくユーザによるバッテリーの取り外しが不可能に。
カラーは紫、黒、白。
Xperia A(SO-04E)
DoCoMoから2013年5月17日に発売された。
Xperia Zの兄弟機種だが、画面サイズが5インチから4.6インチになっただけではなく内蔵ROMが16GBに32GBに倍増している。
また防水防塵機能が付いているものの、バッテリーの交換が可能。デザイン面でもオムニバランスデザインからラウンドフォルムに変更された。
同年9月18日にはミントカラーのモデルをベースとしてVOCALOIDソフト「初音ミク」とのコラボモデルであるXperia feat. HATSUNE MIKU SO-04EがDoCoMoから発売された。端末の性能は変わらないが、ミクモデルしか使えないアプリなどが存在する。
カラーは白、黒、ピンク、ミント(以上4色はXperia A)、ミク(Xperia feat. HATSUNE MIKU専用色)。
Xperia UL(SOL22)
auから2013年5月25日に発売された。
Xperia ZおよびグローバルモデルであるXperia ZLをベースに開発された。
Xperia A同様ガラスを使わず、Xperia ZLと同じ樹脂を使用したボディを使用しており、バッテリーの取り外しが可能となっている。
カラーは白、黒、ピンク。
Xperia Z1(SO-01F・SOL23)
DoCoMoから2013年10月24日、auから2013年10月23日に発売された。
Xperia Zの正統後継機種と言えるものでオムニバランスデザインを引き継いでいる。
また本機から2070万画素を誇るカメラを内蔵し、「カメラプラグイン」様々な撮影を楽しむことができるようになった。
Xperia Zより大きくなった端末サイズの余禄によって、3000mAhとXperia最大のバッテリー量を積むことが可能になった。
そして、スマートフォンの課題である卓上で充電する際、カバーを外さないといけなかったが本機からは卓上フォルダー認定マークのあるカバーだとアタッチメント部分を変えるだけでカバーをつけたまま充電できるようになった。
カラーバリエーションは白、黒、紫とXperia Zと変わらないが紫の色合いが多少ながら変わっている。
Xperia Z1 f(SO-02F)
DoCoMoから2013年12月19日に発売された。
Xperia Z1の小型派生機種である。
ソニーがXperia Z1をNTTドコモに持ち込んだ際、担当者からもっと小型の機種を要望されたために急遽開発されたという。
外観はSO-01Fを小型化したデザインだが、こちらのカラーバリエーションはライムやピンクなどを明るい色を取りそろえている。
また、フラグシップ機」の小型モデルとなるとどうしてもスペックが落ちてしまうがカメラ・CPUに関しては小型ながらXperia Z1と同等のスペックとなっている。
しかし、フルセグ・赤外線通信・NOTTVに未対応。また、バッテリー容量も2300mAhに減らされている。
カラーは白、黒、ライム、ピンク。
Xperia Z Ultra(SOL24)
auから2014年1月25日に発売。
Xperiaシリーズでは初となるファブレット端末で、Xperia Zのデザインをベースとしている。
実を言うとauから発売されたXperia ULの発売日から一か月に発表された機種で、当時はグローバルでしか展開されなかった。2013年7月3日とXperia Z1よりも前に発売されているので日本では逆転現象が起きている。
Wi-Fiモデル(SGP412JP/B・W)はソニーから発売。こちらはタブレットとして扱われる。
カラー白、黒、紫。
Xperia ZL2(SOL25)
auから2014年5月23日発売された。
Xperia Z2をベースにしたau向けのXperia。外見はXperia A(SO-04E)に近い。
カラーリングも同様で白、黒、ターコライズの3種。
Xperia Z2と違い5インチになっているものの、RAMが3GB、ROMが32GBになっており、カメラ機能やノイズキャンセリング機能も引き継がれている。搭載OSはAndroid 4.4 Kitkat。
Xperia UL(SOL22)自体がXperia Z、Xperia ZLをベースに開発されたのでZL2という名称が付いたと予想される。
Xperia Z2(SO-03F)
DoCoMoから2014年5月21日発売された。
Xperia Z1の正統後継機で、日本ではDoCoMoから独占販売される。カラーリングはZ系同様で白、黒、紫の3種。
画面が5.2インチと大きくなっているが横の幅がZ1よりも狭まっているので持ちやすく操作しやすい。また4k動画撮影、ノイズキャンセリング対応などSonyらしい機能が盛り込まれている。
電池の容量もZ1から200mAhほど増え、質量も163gに軽量化されたことからZ1の不満点を改善したモデルと言える。
Xperia A2(SO-04F)
DoCoMoから2014年6月中旬発売予定。
ハードウェアはZ1fと同等であるためZ1fと性能は変わらないが、OSが最新の4.4でカラーバリエーションがライムとピンクからオレンジとラベンダーに変更されている。
またZ1fの背面がガラス素材だったのに対し、A2はZ1fのグローバルモデルであるZ1 compactと同じプラスチック素材。
Xperia Z3(SO-01G・SOL26・401SO)
DoCoMoとauからは10月23日発売された。ソフトバンクからは11月に発売される。
Xperia Z2の正統後継機で、日本ではDoCoMo・au・ソフトバンクの3社からから販売される。
auではZ1以来1年ぶりのフラグシップモデル取扱いで、ソフトバンクでは初めて取り扱われるXperiaとなる。カラーリングはZシリーズ伝統の紫が廃止され白、黒、銅、シルバーグリーンの4色。
Xperia Z2同様、前のモデルを改良したという点が大きく、Z2より薄く電池持ちがよくなっている。また、Z3本体でPS4のゲームをプレイできるようにする機能等が追加された。
Xperia Z3 compact(SO-02G)
DoCoMoから11月に発売予定。
Z1fの事実上の後継機種で、スペックが大幅に強化されている。
Z1fとほぼ同じ大きさながら画面が4.6インチになり、薄く・軽く・バッテリー容量が増えているというのが特徴。
カラーは白、黒、緑、オレンジの4色。
Xperia Z4(SO-03G・SOV31・402SO)
2015年4月20にソニーモバイルが発表した。キャリアはdocomo、au、softbankの3社
Xperia Z3の正統後継機である。色やデザインは所々変わっているものの素人目からすると全体的なデザインがあまり変わってるように見えない印象。
しかし、CPUは64bit(ARMv8)オクタコアとなり、カメラ質の向上や4K動画に対応、ならびにハイレゾ音源に対応。そしてマイクロUSBの位置が下に変更され、Xperia初のキャップレス防水に対応したことに伴って側面の充電専用端子が廃止された。
カラーは白、黒、銅、アクアグリーンの4色、初期OSはAndroid 5.1 Lollipop(5.1.1)
Xperia J1 Compact
2015年4月20日発売。日本国内で発売されるXperiaでは初のSIMフリー端末。世代でいえばA2相当。
ソニーストア・ソネット・イオンモバイル・楽天モバイルにてSIMカードとセットで販売。
SIMフリー機では珍しくおサイフケータイに対応。
メタルギアソリッドV ファントムペインと月刊ロビのコラボレーションモデルが数量限定で発売された。
Xperia Z5(SO-01H・SOV32・501SO)
2015年10月29日にソニーモバイルが発表した。キャリアはdocomo、au、softbankの3社。
Xperiaシリーズ初となる指紋認証に対応している、カメラが大幅に強化され、0.03秒オートフォーカス、5倍ズームとZ4より改善が図られている。Xperia Z5シリーズの中間モデルで、液晶は5.2インチ、内部ストレージは3GB。
カラーはホワイト、グラファイトブラック、ゴールド、グリーンの4色、初期OSはAndroid 5.1 Lollipop(5.1.1)
2016年1月28日にはピンクが追加された(softbankを除く)。
なお、NOTTVのサービス終了(Z5シリーズ発売段階においてはサービスが継続されていた)に伴い、docomoモデル(後述のZ5 Premiumを含む)はNOTTV対応チューナとアプリが実装されたXperiaの最終機種(docomoモデルのAndroid6.0アップデート配信開始時にはNOTTVのサービスが存続していたため、Android7.0へのアップデートによって当該アプリが削除される)となった。
Xperia Z5 Premium(SO-03H)
2015年11月20日にソニーモバイルが発表した。キャリアはdocomoのみであった。
スマホでは珍しい4Kディスプレイを採用、Xperia Z5シリーズの上位モデルで、液晶は5.5インチ、内部ストレージはZ5と同じく3GB。カラーはクロムとブラックの2色、OSはZ5と同じく5.1 Lollipop(5.1.1)
Xperia Z5 compact(SO-02H)
2015年11月12日にソニーモバイルが発表している。キャリアはZ5 Premiumと同じくdocomoのみ。
Z3 compactの後継機種、基本性能はZ5と同様だが、フルセグとモバイルキャストには対応していない、Xperia Z5シリーズの中で一番小さいモデルで、液晶は4.6インチとやや小さく、内部ストレージも2GBとZ5やZ5Pより1GB少ない。カラーはイエロー、ホワイト、グラファイトブラック、コーラルの4色でZ5やZ5Pよりポップなカラーバリエーションになっている、搭載OSはAndroid 5.1 Lollipop(5.1.1)
Xperia X Performance(SO-04H・SOV33・502SO)
新Xシリーズ(XPERIA SO-01Bの項で述べているとおり、初期のXperiaはグローバルモデルとしてXnn(nn=数字)というモデル名のモデルを展開していた)の日本国内第一弾端末。キャリアはdocomo、au、softbankの3社
CPUはクアッドコアに戻ったが、基本性能は大きく向上した。バッテリーのスタミナ面が強化され、最大3日間の長寿命となった。カメラは先読みAFを搭載。フロントカメラも1320万画素に向上した。
デザイン面ではXperiaシリーズでは初となる金属素材を採用し、背面外装が概ね9:1程度の比率による上下2分割とされた。カラーはホワイト、グラファイトブラック、ライムゴールド、ローズゴールドの4色、搭載OSはAndroid 6.0 Marshmallow(6.0.1)
Xperia XZ(SO-01J・SOV34・601SO)
新Xシリーズの日本国内第2弾。発売キャリアはdocomo、au、SoftBankの3社。
今回はカメラ機能の強化に注力され、画像、距離、色の3つの要素をそれぞれに検知するトリプルイメージセンシング技術によって撮影シーンをより精密に分析した撮影を可能とする改良や、動画撮影時における手ぶれ補正機能を5軸補正とすることによって手ぶれを従来モデルよりも軽減できる改良などが施された。また、USB端子がUSB2.0対応のmicroB端子からType-C端子に変更され、Qualcomm Quick Charge3.0に対応することで充電所要時間の短縮が図られた。
デザイン面では、画面側の外装を黒1色からボディと同色に変更している。カラーはミネラルブラック、プラチナ、フォレストブルー、ディープピンク、初期搭載OSはAndroid 6.0 Marshmallow(6.0.1)。
Xperia X Compact(SO-02J)
Xperia XZと同時に発売開始された4.6インチHDディスプレイを搭載する小型モデルで、同名グローバルモデルの日本国内ローカライズモデル、かつXperia Z5 Compactの後継モデルである。性能は同時発売のXperia XZにほぼ準じ(CPUがオクタコアからヘキサコアに変更され、発熱量の低減が図られている)、取り扱いキャリアがdocomoのみであることも従来同様。カラーはミストブルー、ホワイト、ユニバースブラック、ソフトピンクの4色。
Xperia XZs(SO-03J・SOV35・602SO)
新Xシリーズ第3弾。今回は搭載メモリの増加やカメラ機能の更なる向上(イメージセンサに直接メモリを搭載することによって撮影処理速度を向上させ、同時にスーパースロー撮影やシャッターボタン押し下げ直前の画像も記録する先読み撮影などを可能にする)に重点が置かれるとともにUSB端子がUSB2.0対応からUSB3.1 Gen1対応に改良された。カラーはブラック、ウォームシルバー、アイスブルー、シトラスの4色。初期搭載OSはAndroid7.0 Nougat(7.1)。
Xperia XZ Premium(SO-04J)
Xperia XZsと同時発表された5.5インチ4Kディスプレイモデルであり、Xperia Z5 Premiumの後継モデル。基本スペックはXperia XZsをベースとしつつも、SoCの世代は新しくなっており、LTE通信速度の更なる高速化やディスプレイ及び撮影機能のHDR(ハイダイナミックレンジ)対応、ROM容量の拡大などが図られている。
デザイン面では電源ボタンとボリュームキーの位置関係が従来と変更されており、本機のみ正立状態において電源ボタンの上にボリュームキーが配置されている。カラーはディープシーブラックとルミナスクロムの2色であり、取り扱いキャリアはdocomoのみ。
Xperia XZ1(SO-01K・SOV36・603SO)
新Xシリーズ第4弾。CPUはZ5以来のオクタコアとなり、ストレージも64GBに増強されている。
Xperia XZ2(SO-03K・SOV37・702SO)
従来のXシリーズのデザインイメージ「ループサーフェイス」に替わり、新たに丸みを帯びた「アンビエントフロー・デザイン」を採用した。
狭額縁がスマホデザインのトレンドになる中、極太のベゼルを貫いてきたXperiaシリーズだが、今作から薄型のベゼルになった。また、画面のアスペクト比も16:9から2:1(18:9)に変更されている。Z5から右側面の電源ボタンに搭載されてきた指紋認証センサーは、背面のカメラレンズ下に移動した。
革新的なモデルとなったXZ2だが、丸みを帯びたフォルムがXperiaファンに不評で、前作のXZ1の人気が逆に高まるという現象が起きた。
初期搭載OSはAndroid 8.0 Oreo。カラーはリキッドシルバー、ディープグリーン、アッシュピンク、リキッドブラックの4色。
Xperia XZ2 Compact(SO-05K)
5インチのディスプレイを搭載したコンパクトなXperia。プロセッサやカメラなどのスペックダウンをせずに、筐体のサイズだけを小さくした素敵仕様である。しかし、背面のマテリアルがガラスではなくプラスチックなので、XZ2やXZ2 Premiumと異なりワイヤレス充電機能に対応していない。
カラーはホワイトシルバー、ブラック、コーラルピンク、モスグリーンの4色。
Xperia XZ2 Premium(SO-04K)
XZ2ファミリーのフラッグシップモデル。Xperiaシリーズ初のデュアルカメラを搭載する。最高ISO感度は51200と超高感度で、暗所でも明るい写真を撮影できる。ディスプレイの解像度は4Kで、HDRに対応しているが、アスペクト比は16:9のままである。
カラーはクロムシルバーとクロムブラックの2色。いずれも鏡面仕上げである。
Xperia XZ3(SO-01L・SOV39・801SO)
Xperia初の有機ELディスプレイを搭載。自発光式ならではのコントラストの高さや広い色調の表現力が特徴である。さらに横辺が側面に回り込むGalaxy シリーズのInfinity Displayのような構造になったことで、エッジをダブルタップするとサブメニューが表示される「サイドセンス」という機能が使えるようになった。
有機ELになったことでバックライトが不要になり、結果的にXZ2よりも筐体が薄型化している。
カラーはブラック、ホワイトシルバー、フォレストグリーン、ボルドーレッドの4色。初期搭載OSはAndroid 9.0 Pie。
その他
S51SE(イー・モバイル)
海外では「Xperia mini」として発売されたが、日本では「Sony Ericsson mini」と名乗って発売されている。キャリアとしてXperiaを名乗りたくなかったのか、メーカーからXperiaを名乗るなと言われたのか、真実は不明。
関連タグ
ウォークマン スマートフォン Android(携帯情報端末)
龍が如く6:主人公の桐生一馬を始めとする登場人物がXZを使用。カメラ(自撮りの切り替えアイコン、シャッター音)の再現。SNS、メールの着信時にコントローラーまたは画面から「VOICES」が流れる。