「もう、先生を守る方法は無い。○○先生。これで……これで、全部……終わるはずだから。」
注意
本項目は『ブルーアーカイブ』の核心に繋がるネタバレが含まれる恐れがあります。閲覧、編集をする際は十分に注意してください。
プロフィール
人物
プロローグで誰かへ銃を向けていた、砂狼シロコに似た謎の女性。シロコ本人と比べて大人びた容姿で、髪が長くスタイルも良い。服装も制服ではなく黒いドレスを纏っている。また、シロコの口癖としておなじみの「ん……」も言っている(A-H.A占領戦 ストーリー02など)。
しかし、どこか諦観を漂わせた雰囲気をしており、その目も感情が抜け落ちたかのような目をしている。
ヘイローはシロコのものとほぼ同じだが、鋭利で黒く、少し傷ついている。
メインストーリーVol.3「エデン条約編」終盤においてセイアが予知夢で見ている事から未来に起こりえることが示唆されていたが、Final.を描いた4th PVで彼女が登場。4th PVでは彼女はティザーPVでのシロコと対になるイメージで描かれているカットがある。
メインストーリーFinal.「あまねく奇跡の始発点編」で本格的に登場。
虚妄のサンクトゥム出現に合わせてシロコの前に現れたプレナパテスが彼女を連れ去り行方不明になった後に現れ、プレナパテスと共にキヴォトスを滅ぼすため行動を開始する。
色彩の影響により神秘が恐怖に反転したシロコであり、キヴォトスを滅ぼすのが自分の「本質(いし)」であり、自身の役割であると語る。
空間に穴の様なものをあけて自由に出入りし、その能力でゲマトリアの会議所を強襲し壊滅手前の状態にまで陥れ、その後は虚妄のサンクトゥムの攻略直後のシャーレに現れて目的を明かすと去っていった。
その際、先生に自身の行動は色彩に操られているからではないと話している。
対策委員会のメンバーは彼女を連れ戻すためにウトナピシュティムの本船へ乗船し決戦へと動向する事になる。
正式名のテラーが何を意味するのかはよくわかっていないが、色彩が「神秘」を「恐怖」に反転させる力を持っており、また黒服の発言や後に登場した別のテラーの描写から「terror(恐怖)」と思われる。
ただ、あくまで作品外で通常のシロコと区別する為の名前らしく、基本的に作中では「シロコ」と呼ばれる他、当人も「砂狼シロコ」を名乗っている。
ボス戦
イベント「A-H.A占領戦」では各エリア最終マスのボス敵として対峙することとなる。特に総力戦の難易度INSANEと遜色ないチャレンジエリアでは、一筋縄ではいかない相手となっている。
続く「PHT決戦」では色彩の嚮導者と低難度選択不可の連合作戦で戦い、対策委員会の生徒達のEXスキルに対応する武器を取り出して使用する。
各スキル名はPHT決戦にて判明。
シロコ*テラーのスキル名 | 元のEXスキル名 | 元の使用者と使用武器 | 備考 |
---|---|---|---|
ドローン召喚:火力支援 | ドローン召喚:火力支援 | シロコのドローン | |
ライド&グレネード | ライド&グレネード | シロコ(ライディング)のサイクルボトル型グレネード | 攻撃力デバフは無し |
戦略的制圧 | 戦術的鎮圧 | ホシノのEye of Horusと盾 | 前進しない(ホシノは前進する)、気絶付与は最後の一発のみ。サブスキルを持たないためシールドは展開されない |
戒めの時 | お仕置きの時間です~♣ | ノノミのリトルマシンガンV | 銃身がわずかにブレる(ノノミはブレない)、被弾時にノックバック |
- | 邪魔よ! | セリカ(スキルのみ) | リロードしない(セリカはリロードする)、セリカの武器を取り出さない、PHT決戦では不使用※1 |
- | 支援特急便 | アヤネの輸送ドローン | PHT決戦では不使用 |
色彩の反響-アルファ/色彩の反響-ベータ※2 | 雨雲号、出撃します! | アヤネ(水着)の雨雲号 | シロコ系以外では唯一の衣装違い版のスキル |
※1 「邪魔」というスキルは所持しているが、こちらは全体攻撃を行う別の技
※2 プレナパテスとの同時攻撃であるため、プレナパテスのスキル名である可能性がある。シロコ*テラーの行動が雨雲号による攻撃であるため記載
シロコ*テラーとプレナパテスを相手取る第1段階ではシロコを攻撃しつつ、スキル発動準備に入ったプレナパテスを総力戦のホドと同じくCC状態にして妨害する必要がある。
A.R.O.N.Aの支援が加わる決戦ステージではスキルに耐えながら彼女を集中攻撃し、こちら側のゲージを端まで押し切らなければならない(プレナパテスにCCゲージは出なくなる)。
スキルコスト回復スピードが大幅に向上するフィーバータイムの後は急激な勢いでゲージを押し返してくるので、フィーバータイムの間に集中砲火を浴びせ、決着をつけたい。
フィーバータイムが終わると強制的に全滅がとなり、実質的に制限時間は意味が無いので、残り猶予の確認がしたければプレナパテスの表示している画面を見ると良い。
武器
使用銃はシロコの「WHITE FANG 465」の色違いである「BLACK FANG 465」。
尚プロローグのスチルでは専用の30連樹脂マガジンを使用するSG550系列になっている他、出自不明のP226らしき拳銃も所持している。
アニメにおいてはプロローグでもBLACK FANG 465となっており、P226もアンダーマウントのあるP226Rとなっている。
異なる2種の銃を装備しているのはサービス開始のカウントダウンイラスト(コンセプトイメージイラスト)で描かれたSRT特殊学園のFOX小隊、ヒナタ、アリウススクワッド等、ヒナタを除けば特殊部隊寄りのキャラクターのみで、配信開始時にはFOX小隊は実際に登場するかは不明であった事からシロコ*テラーのみであった。
性能
「アビドスの砂狼シロコ…。ん、先生、またよろしくね」
「私に……?いいよ、任せて」
初期レアリティ | 攻撃 | 防御 | 役割 | ポジション | クラス | 武器種 |
---|---|---|---|---|---|---|
☆☆☆ | 神秘 | 特殊装甲 | STRIKER | MIDDLE | アタッカー | AR |
その特異な立ち位置から実装されるのか不安視されていたが、満を持して3.5周年限定キャラとして臨戦ホシノと共に登場。
加入時に表示される学校の校章はアビドスで、所属校表記も「アビドス高等学校」になっている。ただしライディング版や水着版と違い従来のシロコとは別キャラ扱いで、絆ボーナスも共有されない。
全体的な戦闘スタイルは概ね通常版シロコに順じ、EXスキルは発動後40秒間ドローンを召喚し、自身にバフを付与しつつ通常攻撃方法を変化させる。
内容自体は特段珍しくない自己強化系だが、やはり周年限定ということで内容がぶっ飛んでいる。
まず付与されるバフだが最大で会心値67.3%、会心ダメージ率134%とあの最強バッファーであるアコが有するバフ量を軽く超えた数値となっている。
会心ダメバフはもちろん、あまり効果が期待できないと言われがちな会心値バフもここまで高い数値になると会心抵抗値がかなり高めに設定されている総力戦ボスであるホドやゴズ相手にクリティカルを普通に狙えるようになるため、そんじょそこらの会心値バフとは比べ物にならないほどの効果を叩き出してくれる。
次に通常攻撃方法の変更だが
- 攻撃倍率が100%から116.7%に増加
- 攻撃間隔が9.5%短縮
- Hit数が3Hitから21Hitに増加
とこちらもかなりの大盛り内容。
更にこれに加えて通常攻撃が攻撃力の120%分のダメージを与えるように変更されるため、最終的な通常攻撃の倍率は最大で153%とかなりの数値に。
……と、ここまでEXスキルの凄まじさを羅列してきたが、実は一つだけ無視できないデメリットが存在する。
それはスキルレベルにかかわらず、使用毎に必ず最大HPの20%分ダメージを負うこと。一応この自傷によって退場することはないが、それでも無警戒に使いすぎるとあっという間に体力が枯渇してしまう。
幸いにもこの自傷ダメはシールドに肩代わりさせることが可能であるため、ヒーラーかシールド付与が可能なユニットは必ず同行させよう。
特に高倍率のシールドを提供してくれる体操服ユウカは同じ神秘属性かつ特殊装甲のボス相手では高い採用率を誇るため、かなり相性が良い。
ちなみに発動時のカットインはシッテムの箱を通じてシロコをサポートしてあげるものとなっており、最終編を見届けた先生達にとっては目頭が熱くなること請け合い。
また、一定確率で画面の色やシロコが纏うエフェクトが紫色に変化する。
ノーマルスキルは二種類あり、一つ目はノーマルシロコと同じく敵に手榴弾を投げつける。
こちらはEXスキル未発動時に行うもので、特にこれといって特徴はない。
二つ目はEXスキル発動時に合わせて行うもので、敵単体に対し最大で902%のダメージを与える。
そもそもの倍率がノーマルスキルとしてはかなり高めであり、そこに前述の凶悪な各種バフが上乗せされるためその破壊力は並大抵のEXスキルを凌駕するものとなる。
更にこのスキルはあくまでノーマルスキル扱いであるため、EXスキルのように使うことが可能でありながらEXスキルによるダメージを大幅カットしてくるセトの憤怒に対しても軽減効果を無視して大ダメージを与えることが可能。
パッシブスキルは攻撃力の増加で、固有武器の凸で更に会心ダメージ率が固定値で増加される。
シンプルながら強力な内容。特にEXスキルで会心系を大幅強化できるシロコにとって自力で会心ダメージを補強できるのは有難い。
サブスキルは神秘特効の加算に加え、HPが1%以下になると15秒間"退却猶予"状態に入るという類を見ない内容。
この退却猶予なる状態だが、簡単に説明するとノーモーションのガッツ&不死身付与。
HPが一定以下で自身に不死身状態を付与するキャラは他にも存在するが、オーバーキルダメージを受けてしまうと発動前に退却してしまうという弱点があるのに対しこちらは絶対に発動するというなかなかのチートっぷりを見せている。
ただし、不死身付与とは違い、発動中にHPを全回復できないと効果終了と同時に即撤退してしまう。ヒーラー1人程度では時間内に回復が間に合わない事も多いので、編成次第ではダウン後の行動保障と割り切るのも選択肢に入る。
また発動後は90秒間のクールタイムが発生するため、回復漬けで無敵のゾンビ戦法をとることは出来ない。
総じて自己強化型故に派手さこそないものの、保有する火力は他の周年記念生徒達にも引けを取らない圧倒的性能のアタッカーユニット。
神秘で単体特化といえばワカモやメイドアリスの存在がチラつくが、諸々の要素から差別化ができているどころか共存すら可能であるため、ユニット不足に悩まされがちな神秘環境に新たな風を吹かしてくれることだろう。
余談だが、プレイアブルの彼女はヘイローがまた微変化しており、鋭利で壊れた形状がヒビ入り程度に修復され、本来の水色とグレーが混ざったような色合いになっている。さらに、通常版のシロコを同時編成していると勝利モーションが変わる。最終編エピローグを見ていればどんな意味があるのかがわかるので、入手できた先生は一度編成を変えてみるのも面白いかも。
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シロコ*テラー PV
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正体
この先、メインストーリーFinal.「あまねく奇跡の始発点」第4章以降のネタバレが含まれます!
プレナパテスがこちらの世界のシロコを連れ去ったのは、同じ世界に同一人物がいる事で受ける悪影響(パラドクス)を回避するためであり、こちらの世界のシロコが反転したと思わせるミスリードとなっていた。
劇中でも当初はそう思われていたが、A-H.A占領戦の最中にシロコの反応が二つある事からホシノが看破した。
辿った経歴は1年前にホシノ達と出会ったところまでは本編の世界のシロコとほぼ同じだったようで、姿形も元々は本編の世界のシロコと変わりなかった。
しかし、詳細な経緯は不明だが、彼女がいた時間軸では先生は致命傷を負い植物人間になり、シロコ以外の対策委員会も全員死亡する悲惨な状況に陥ってしまう。(シナリオ内では死亡が明言されていない生徒もいるが、スキップ時に表示されるあらすじでは「シロコ以外の全員が命を落としてしまった」と明言されており、彼女が各種スキルで使用する武装も向こうの対策委員会の遺品である。)
そんな中、ただ一人残った彼女だけが必死に戦い続けていたが、単独で出来ることにも限度があり、心も体もボロボロに傷ついていった。
そして先生が「蘇生不可」と判断された日、遂に限界を迎えた彼女は、今はもうどこにもいない4人の学生証を握りしめたまま、力尽きて砂漠に倒れてしまった。
(前が、よく見えない……)
(血を流しすぎて……?傷の手当てもせず、何日も、食べてないから?──それとも……)
(このままじゃ、私……)
(私、こうやって……終わるんだ)
(……そっか もう、苦しまなくていいんだ……よかった……)
(でも……それなら……どうして……)
(……先生、私は……どうして、ここに存在した(うまれた)んだろう)
(……そっか 私も……みんなも、)
「苦しむために、生まれてきたんだ。」
こうして自身の死を受け入れてしまったシロコの元に、突如「色彩」の光と共に「無名の司祭」達が現れ、同時に「色彩」へと接触させた。
結果彼女は、正体ともいうべき死の神・アヌビスとして覚醒し、姿形も現在のものへ変貌。破壊と殺戮の権化と化してしまった彼女は、キヴォトスに滅亡をもたらす存在となってしまった。
そんな彼女の前に、満身創痍ながらも奇跡的に意識を回復した先生が立ちふさがる。
プロローグで銃を突き付けていたのはこのシーン。満身創痍の先生では彼女を止められず、彼女は『先生を守る物』であるシッテムの箱を破壊し、先生にも銃を突きつけた。
が、大切な仲間達を失い、最後に残された「大事なもの」である先生を手にかけることはどうしてもできず、涙ながらに銃をおろしてしまう。
「だめ……私には……できない……」
「これだけは……私には……先生、ごめんなさい……私には……無理……」
「こんなことを、望んだわけじゃないの……」
しかし、そこに再び「色彩」が現れ、誰もが予想しなかった出来事が起きる。「色彩」が先生とも接触したのである。そして先生は、シロコが必死に「色彩」を止めようと悲痛な叫びをあげるのも空しく「色彩の嚮導者」プレナパテスと化してしまった。
その後は、プレナパテスが「先生」としての信念や意志を失っていないことやその真意を知らないまま、全ての世界を滅ぼす「色彩」の先兵として本編世界へやって来た。
またプロフィールでは17歳(本編世界線のシロコは16歳)となっており、上述の過程で1年が経過していることがわかる。
それまでに多くの戦闘経験を積んでおり、単独での戦闘能力は本編世界のシロコを上回る強さを身につけている。
本編の世界では先生の元に集った生徒達が力を合わせ、数々の危機を乗り切っていた。そこでも運命に導かれるままに世界を滅ぼそうとし、一度は本編の世界のシロコを制圧してみせている。しかし、本編の世界の先生とシロコが時間稼ぎをしている間に突入してきていた美食研究会、対策委員会、ゲーム開発部が破壊工作を敢行。地上に残った仲間達もそれぞれ破壊に動き、虚妄のサンクトゥム再顕現を防がれる。その後、大人のカードを使った先生対プレナパテスの直接対決でも敗北する。
そして、一体何があったのか、本編の世界の先生が事情を聞こうとしたとき、ナラム・シンの玉座にたどり着いたホシノ達対策委員会の面々が突入してくる。
かつての仲間達の姿を見た彼女は、蘇る思い出と共に、殺していた感情がとうとう決壊。大声を上げ、泣き崩れる。
「自分のせいで世界が滅亡してしまった、先生も殺してしまった、そんな結末など望んでいなかった。ホシノ先輩に救われず死んでしまっていれば、こんなことにはならなかった」と。
ホシノはその目を見て「本編の世界のシロコは絶対にしない眼差しをしていて、その眼差しは(大切な人を失ったときの)昔の自分と同じ」と評している。
こうして孤独に苦しみ続けた彼女だったが、彼女の「先生」であるプレナパテスから「シロコのせいじゃない」と、「先生」がかつて伝えることができなかった言葉を受ける。ここで初めてプレナパテスが今も「先生」だったことを知ると同時に、ようやく解放されたのだった。
その後、プレナパテスからの最後の頼みを受けた先生によって最後の脱出シーケンスは彼女に使われ、無事助け出された(プレイヤー側の生徒がいなくなるとイベントが発生し、プレナパテスとの対話の後プレイヤー側には誰もいない状態の戦闘画面に戻る。このとき、ゲームシステム上も「プレイヤー自身=先生にはスキルをかけられない」代わりに、プレナパテスの後ろにいる彼女がスキルの対象に選べるようになっている)。
エピローグでは同じ世界に同一人物が複数存在できないからとどこへともなく立ち去ろうとしたが、後を追いかけてきたこちらのシロコから、かつて砂漠で倒れた際風に飛ばされ無くしてしまったホシノから貰ったマフラーの代わりに、もう一つの「対策委員会のみんなと繋がっている証」である例の覆面を手渡され、過去の大切な思い出たちを振り返りながら会話を交わす。
その後、こちらのシロコに同じ世界に同一人物が複数存在できないという問題は「先生が何とかしてくれる。」「ここは……大人(せんせい)が守ってくれてる場所だから。」と諭され「……いつか一緒に銀行を襲──いや、ツーリングにでも行こう。」と話した後、憑き物が落ちたかのように穏やかな表情で応じ、いずこかへと去っていった。
なお、渡された覆面を眺め感慨にふけりながら過去を思い出していた際、連邦生徒会の秘密金庫を襲撃したことがあるという爆弾発言を残している。
そちらの時間軸ではどういう経緯で強盗に至ったのかは不明だが、聞き逃さなかったこちらのシロコが真似しないことを願うばかりである。
そして「対策委員会編」3章では、邪悪な奸計によりこの世界でも"テラー"が生まれ、セトの憤怒が顕現するという最悪の事態が発生。
"この世界のシロコ"は状況を打破し皆を救うべく、上記の経験により自力で「色彩」を呼び出し、自らもテラーに変じようと手を伸ばした。
「そんなものに手を出しちゃダメ」
……刹那、プラナが色彩を利用して再び転移を実行し、現れるや否やもう一人の自分を止めたシロコ*テラー。
先生が名前を呼んだ時には2人のシロコが同時に反応してしまう一幕もあった。
こうして現れたもう一人の「神聖」たる彼女は、対策委員会の仲間や先生と共に、前は救えなかった先輩を救うべく立ち向かう。
「ん、戦い方は分かってる」
「前に戦ってるから。負けない」
彼女やプラナの発言からどうやらあちらの世界でも近しい出来事が起こりホシノと対峙した様子で、当初は一度テラー化してしまえば元に戻す事は不可能なためヘイローの破壊も想定していた。(明言はされなかったがその際の戦闘があちらのホシノの死因の可能性がある。)
テラー化したホシノに対してはなんと単騎で沈黙状態に追いやり、その過程でホシノのテラー化が不完全である事に気が付いた事から、皆で辛くもホシノを元に戻すことに成功。
全てが終わった後は単身黒幕にお灸をすえて再起不能にし、自らも"未来へ進む"ため砂漠に皆の遺品装備を供養して、こちらのアビドスに再加入。先生とも連絡先を交換した。
以降は委員会メンバーとは付かず離れずの距離で、自警団的な活動を始めることになり、エピローグではアビドス市街地に現れたビナーと対峙するアビドス生徒会と共闘している。
以降の所属は「アビドス生徒会」となっており、絆ストーリーにて対策委員会の面々からアビドス生徒会の名前を受け継いでほしいとお願いされたという経緯が描かれている。彼女が何と答えたかは明言されなかったものの、途中から所属表記が空欄からアビドス生徒会に変わる演出も。
因みにもう一人の自分であるこの世界のシロコの事は「ちびシロコ」「よわシロコ」と小馬鹿にした態度を取ることもしばし。
余談
TVアニメにおいてはゲーム同様にプロローグを描写した第1話のアバンタイトルで登場。オープニングでも一瞬だけだが写っており、他にも明るい雰囲気の裏で"彼女のような破滅の可能性"を示唆する不穏なカットシーンが多く含まれている。
本編の世界では6人目の覆面水着団として登場するファウストことヒフミの存在は彼女の口から語られておらず、ヒフミとも出会うことは無かった可能性もある。
上述のストーリーもあり実装を待ち望んでいた先生も多く、プレナパテスが最期に残したものを使うなら彼女が実装された時と決めている先生も少なくなかった。
そしていざ実装されると「シロコ*テラーの募集に実際に使用」、「プレナパテスの形見としてシロコ*テラーに見せるために使わない」、「事故や別の募集で既に使ってしまった」といった様々な意見が飛び交った。
カフェに設置可能な家具にはアビドスの教室を再現できるシリーズがあるのだが、7種類ある机のうち5つには各生徒に対応した家具モーションが追加されており、残る2つのうち1つは"彼女"の机になるのではないかとの予想もあった。
上記机には弁当とパンが置かれており、量が少し多めに見えるため食いしん坊として描かれる事もあるが、上記の通り最終的には食事もままならないほど追い詰められていた点を考えると、反動でそうなるのも已む無しには思える。
実際の対応家具は「アビドス自転車整備スタンド」で、色彩によって反転してしまっても、多くのものを失い苦しんでも、好きなものはずっと変わらなかった様子。本人は自転車はやめてしまったと語っているが、後にもう一度乗るようになった。
ちなみに家具の自転車はモデルはシロコと同じくBianchi(ビアンキ)の「Aria」だが、色は黒となっており、右レバーが後輪ブレーキとなった海外仕様となっている。
色彩撤退後はアビドスの砂漠を主な拠点に、別の無所属者の様な根無草の放浪生活をしている様で、共にアルバイトをしたりして生活費を稼いでるファンアートも見られた。
対策委員会編3章後の時系列である絆イベントでは自治区内の廃棄物件を拝借して腰を落ち着け、生活費は得意の自転車のメンテナンススキルを活かし、砂漠化で人が去り放棄された自転車を修理して自転車店に卸す、いわゆる自転車のレストアのようなことをして稼いでいる。廃棄物件ではあるものの室内は綺麗にされ、ソーラーパネルや貯水タンクといった設備の利用によりエアコンや水道の利用が可能なようになっており、意外にもちゃんとした生活を送っている。
故にこちらのシロコ同様高価なお宝には目がなく、対策委員会編3章では突然に現れた高価な宝石をなんと件の覆面を袋代わりにかき集めようとし、贈り主から窘められた程。
pixivに投稿されている作品としては、彼女もシロコに変わりはないため、こちら側のシロコと同じ衣装を着せる作品も散見される。……圧倒的に水着を着ている姿が目立つが。実際に昔のサイクルジャージを着ようとしたが、サイズが合わなかったそう(太ったわけではないらしい)。
ちゃんと(?)覆面を着用する場面もあり、真面目な場面で真顔で空気を読まない根っこの変わらなさには、セリカから「やっぱりこの人シロコ先輩だわ」と呆れられた。
ちなみに、アビドスでの自警活動の際、自転車に乗りながら目立たない様に覆面を被った結果、「覆面ライダー」として住民に噂されるようになっている。
初登場時の彼女はメンタル的にもボロボロでプレナパテスの支援があったとはいえ本来のコンディションを発揮しきれていなかったと考える先生達もおり、アビドス3章での活躍やプレイアブルキャラとしての性能こそが彼女の本来の実力であるとし、先輩やその友人すら超える現キヴォトス最強の最有力候補だと考える先生達もいるとか。