「うふふふふ……では、始めましょうか?」
プロフィール
人物
停学処分を受けて連邦矯正局入りしている百鬼夜行連合学院の生徒。
矯正局を脱走した「七囚人」の一人で、襲撃事件を複数起こしている。無差別かつ大規模な破壊行為を行う事から「災厄の狐」と呼ばれている。
事前登録開始時に公開されたキービジュアルではドローンらしき大型メカの上に立ってSRT特殊学園のFOX小隊と戦闘を行っており、敵対する生徒の代表として扱われていた(なお、このイラストはメインストーリーVol.4「カルバノグの兎編」シナリオ内でも使用されている)。
選りすぐりの精鋭達であるSRT所属生徒の中でも特に上澄みの実力者達であるFOX小隊を相手に単騎で互角に戦っていることから相当な手練れであることが窺える。単純な戦闘力は剣先ツルギや空崎ヒナなどといった生徒最強クラスには劣るものの、戦術・戦略に精通し、あらゆる装備を(ドローンなどハイテク兵器も含め)瞬時に把握・活用する高い総合戦闘技術、短い会話だけでも相手を洗脳・扇動する話術や心理戦に長けているなど、総合的な脅威度・周囲に与える被害という意味では作中でもトップクラス。彼女が暴れ出すと周囲に避難警報が発令され、その扱いはまさに災害である。
何をして停学後に矯正局へと送られる事となったかは現状では不明だが、モモトークなど様々な会話から一途な感情を裏切られたために暴れたのではと推測される。ただしこれはワカモの主観が入っている情報からの考察なので実際は不明。
このように元々の素性や普段何をしているのかは語られておらず、初期から登場している割に謎の多いキャラクターである。
設定年齢が18歳とされ、(年齢不詳を除けば)鬼方カヨコに並びブルアカで最年長の生徒である。
どんなに誕生日が早くても三年生だろうが17歳に設定されるのを考えれば、停学の影響ですでに1年以上留年していることが分かる。
(ただし百鬼夜行連合学院が9月スタートであるのなら、3年生でも18歳ということはある。)
戦闘時は常に狐の面を着けているが、ロード画面によると面はその日の気分によって替えている模様。ただ、なんだかんだで一番のお気に入りは狐面であるようだ。
人前で面を外すことは滅多になく、そのために、知名度に反してその素顔は意外と知られていない。そのため、私生活や潜伏中は面を外して活動することで、逆に自身の隠蔽に成功している。
またその面のため普段は素顔を窺い知ることができないが、面を取った素顔は、その苛烈な性格とは真逆の穏やかな印象の美少女である。
だが一度殺気立てばそれも、怒った狐を思わせるような凶悪な表情に変わる。
チュートリアルで先生が最初に対峙するキャラクターでもあるが、最終的にはシャーレ地下室に連邦生徒会長が運び込んでいたものがあることを知らず(何かを運び込んでいた情報は持っていたが、それが何なのかは把握していなかった)、何も破壊対象を見つけられなかった上、先生とばったり出くわすや否や慌てた様子で戦意を失い、そそくさと立ち去っている。
…もしここでワカモが暴れていたらブルアカの物語が始まる前に終わっていたかもしれない。このときには「ワカモ」としか語られず、名字は明らかになっていなかった。
イベント「シャーレのハッピーバレンタインパトロール」と同イベントの乱入版である「狐坂ワカモの沈黙と祝宴」で再登場。このときに初めてフルネームが明らかになった。
また、同時にチュートリアルで先生の姿を見るや否や即座に撤退した理由が明らかになった…のだが、その理由がまさかの一目惚れ。明らかにこちらに好意を持っていると分かる生徒はある程度いるものの、ここまでLOVEを隠すことなく前面に出しまくっているのはワカモくらい。
そのためかは不明だが、メモリアルロビー開放もチュートリアルで開放されるユウカや別衣装での実装組を除けば最速となる絆レベル2での開放となる(同じく絆レベル2で開放される生徒にはハナコがいるので唯一ではない)。
ちなみに先生に対する呼称は「あなた様」。
普段は淑やかで意中の相手には盲目的に尽くすタイプ。普段着でも和服を着こなす大和撫子なのだが、趣味が破壊と略奪というように根は苛烈で暴力的であり、他の人間は先生と自分の仲を邪魔する害虫程度に思っている節が見受けられる。そのためメモリアルロビーが開放される最初のワカモの絆エピソードでは先生の近くにいただけの人物にも一方的かつ一瞬で狙撃により気絶させ、バレンタインイベントではたまたま先生と挨拶をしただけのスケバンが巻き添えになる程の強烈な攻撃を仕掛けている。
同じく先生への好感度が高く過激な行動に出るシロコとの相性は最悪で、逆にワカモが先生にまとわりつく危険な女と見なされ先制攻撃を仕掛けられている。いわゆる同族嫌悪である。
先生の生徒としてお近づきになってからは先生に尽くす一方、先生に嫌われたくないという執着心から、先生に窘められてギャン泣きすることもしばしば。それ以降は他者への攻撃性は抑えようと努力している。そのためか、以後は大規模な破壊活動などは起こしていない。
先生に対する盲目的な執着心や他者にたいする暴力性、感情の振れ幅の大きさなど、精神的に危ういと思わせる部分は多々あるが、先生の監督下ならばそれをコントロールし改めようとする部分もあり、(キヴォトス基準では)ヤンデレかは微妙な所。
それもあって先生のためであれば頼れる協力者となる。イベント「出張!百夜堂 海の家FC計画」では終盤において先生の頼みを受けて救援に駆けつけており(ノベルパートでの出番)、ヘリで逃走を図るカイザー営業職員を撃墜して成敗。メインストーリーFinal.「あまねく奇跡の始発点編」第2章ではどこからもとなく現れ、ラブやヘルメット団、スケバンといった不良達と共にシャーレを襲ってきた色彩の一団と戦った(この戦闘ではプレイヤーはワカモを操作する。ラブやヘルメット団、スケバンはNPC)。
「アビドスリゾート復旧対策委員会」ではヘルメット団に雇われていたことから、先生に窘められて以降は略奪などをせず、傭兵稼業のような活動をしている模様。先生と対立していることが判明するまでは特に何事もなく付き従っていたことから、前金さえあればきっちり役目を果たすなど意外と律義で真面目なことが窺える。
バレンタインイベントにおいては何気に目的を無事達成して逃げきった数少ない敵勢力となっている。
しかも単体勢力相手ではなく登場している全校を相手にして逃げ切っている事から、その能力の高さが見て取れる。この扇動(恫喝?)による集団指揮のテロリズムは最終章でカイザーコーポレーションがやったことをほぼ一人で行っている為、彼女の能力の高さが窺える。
ちなみに実装前から素顔を出したイラストがあったが、推測で描かれたものか内部データの解析により抜き出したものを元に描かれたものと思われる。
アニメではプロローグのシャーレ奪還戦をダイジェストする形で第二話に登場している。
衣装
水着
イベント「アビドスリゾート復旧対策委員会」で登場。
狐面や固有武器は色や柄が異なる水着版独自の仕様となっている。
イベントではジャブジャブヘルメット団に雇われ、対策委員会のリゾートを襲撃するが、向こうに混じっていた先生を見るや戦闘を放棄。先生が捕虜にされていると勘違いし、契約違反に抗議したヘルメット団を逆に脅して乗っ取り、対策委員会と戦った。
また、同イベントで初実装となったレイド戦「連合作戦」ではボスを務めるほか、総力戦においては単独状態とホバークラフトに搭乗した状態との連戦という形で実装。
結果ジャブジャブヘルメット団は拠点代わりのホバークラフトを大破されてしまう目にあった。
続くイベント「出張!百夜堂 海の家FC計画」では意外な場面での再登場となる。
また、1.5周年記念のショートアニメにおいても台詞こそないものの登場している。
私服(未実装)
絆イベントでデートの際に着替えた和服。
普段の恰好では注目されてしまうという理由で着込んでおり、狐面も同様の理由で外している(携行自体はしている)。
その私服という一言で済ますにはあまりにも上品な佇まいから、実はかなりの良家出身なのでは?という声もちらほら。
武器
固有武器は「真紅の災厄」。
銃剣は短刀となっており、勝利画面では外して手持ちしている。
水着版では名前こそ同じものの、水着に合うよう色と柄が変更されている。
また、イベント「アビドスリゾート復旧対策委員会」の連合作戦でボスとして登場する水着版はダブルバレルショットガンとRPG-7も使用。
カイザーPMCのロゴが付いている事から鹵獲したものと思われるが、どこから持ってきたのかは不明。
性能
通常版
「さあ、貫かれたい子は誰かしら?」
初期レアリティ | 攻撃 | 防御 | 役割 | ポジション | クラス | 武器種 |
---|---|---|---|---|---|---|
☆☆☆ | 神秘 | 軽装備 | STRIKER | BACK | アタッカー | SR |
EXスキルは敵一人に対して6連撃の小ダメージを与えた後、10秒間ダメージ蓄積状態にする。蓄積状態中の敵に対してはワカモ自身を含めた味方全員の与ダメージが蓄積されていき、10秒が経過した時点で蓄積分を神秘タイプのダメージとして与える。
蓄積ダメージの上限は6連撃目ヒット時のワカモの攻撃力(各種バフ込み)を元に換算され、会心が発生しない代わりに敵のステータスや状態を無視してダメージを与える。
10秒カウント中は対象の頭上に桜の花が表示され、時間経過と共に花弁が一枚ずつ散っていき、無くなると起爆になる。
ノーマルスキルは25秒毎に敵一体に対してダメージを与えるもの。
倍率は最大でも369%と控えめだが、回転率が高く火力ソースとしてはそこそこ。
パッシブスキルは攻撃力の増加で、固有武器の凸で更に攻撃力実数値が加算される。
サブスキルはボスへの攻撃時に攻撃力分の追加ダメージ。
愛用品が実装されており、T1で攻撃力+2000、T2でノーマルスキルの倍率が最大645%に底上げされ、更に単発から3連撃に変化する。
内容そのものは単純なステータス&スキル強化だが、周年キャラらしく上昇量や強化幅がぶっ飛んでいる。
特にT2のノーマルスキル強化はサブスキルのボス特効が攻撃1ヒット毎に適用される仕様上、3連撃に変化したことで数値以上の恩恵が受けられるようになっており、発動前にEXスキルを撃ち込んでおけばワカモ自身でダメージ蓄積の大半を担う芸当も可能となる。
また、ヒット数の変化に合わせて発動時のモーションも差し替えられる。現時点で何らかの強化度合いによってモーションが変わるのはワカモのみと演出面でも優遇されている。
総じて単体特化のEXスキルにボス特効のサブスキルを所持していることから総力戦ボスなどの大物狩りに特化したピーキーな性能となっており、膨大な体力を持つ敵を仕留める際にはこれ以上ない適性を持つ。
愛用品を装備させているか否かで総火力に無視できない差ができてしまう難点こそあるものの、周年記念キャラの肩書きに恥じない実力を有していると言えるだろう。
記念すべき初の周年記念生徒で、ピックアップ募集(ガチャ)「太陽と雨のすれ違い」にて期間限定で入手可能。
以降は周年記念の期間限定募集の際に同ガチャで排出率上昇無し、呼び出しポイント交換対象外とはいえ排出されるようになっているほか、2.5周年記念の際は復刻ピックアップも開催された。
水着版
「あなた様とこの時間……邪魔が入りましたね?」
初期レアリティ | 攻撃 | 防御 | 役割 | ポジション | クラス | 武器種 |
---|---|---|---|---|---|---|
☆☆☆ | 貫通 | 重装甲 | STRIKER | BACK | アタッカー | SR |
EXスキルは敵一人に対して連続攻撃。最初の攻撃時に気絶付与し、最後の攻撃時にも気絶を付与する。
ノーマルスキルは60秒ごとに最大3段階で被ダメージ増加の代わりに攻撃力増強、パッシブスキルは攻撃力増加、サブスキルはHPが30%以下の敵に攻撃した時に追加ダメージ。ステージタイムの関係でノーマルスキルは最大まで上昇出来るのは長期戦となる総力戦等の一部のみとなる。
こちらは通常版と異なりピックアップ終了後も入手可能な恒常ユニットとなっている。通常版が限定、別衣装が恒常というのは長らくワカモのみだったが、2023年4月に飛鳥馬トキ(バニーガール)が恒常追加されたため、唯一の存在ではなくなった。
関連動画
PV
通常版のPV。ナレーションはワカモ=斎藤千和。
関連イラスト
関連タグ
春日ツバキ…ロード画面のイラストにおいて、どの面を着けるか選んでいるワカモを見ているが、同じ百鬼夜行という事以外は関連は不明。
九尾の狐…日本にわたる際に用いた名前が「若藻」。