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さあ、戦祭りじゃ!


ラダーン祭りじゃ!


概要

物語中盤で到達するダンジョン「赤獅子城」で特定の条件を満たすと戦えるボス。黄金律ラダゴン満月の女王レナラの間に産まれた子の1人で、法務官ライカード魔女ラニは兄弟、ミケラの刃、腐敗のマレニア聖樹のミケラは異母兄弟に当たる。

巨大な体格とはあまりにも不釣り合いな痩せ馬(ラダーン自身の膝の高さくらいの体格の馬)を駆り、双特大剣と大弓を背負い、黄金の鎧に身を固め、父ラダゴンから受け継いだ燃える赤髪をなびかせた姿をしている。


人物像

デミゴッド最強の一人であり、かつて起こった「破砕戦争」においてもう一人の最強格であったマレニアと相討ちとなった。劇中の伝承においては降る星に一人で挑み、これを砕いた事から『星砕き』の異名で呼ばれる他、母レナラの才をうけついでおり、重力や隕石といった星に関係する魔術の使い手でもある。

直接的に彼の人物像がわかる描写はゲーム内には存在しないが、後述の項目からもわかる通り、実力とカリスマ性を兼ね備えた好人物であり、彼がかつての姿を失い怪物同然に変貌してもなお、彼を慕う者が絶えない。


ボスキャラとして

本作における看板キャラクターの一人

マレニアと並んでデビュートレーラーの発表時からその姿が確認されるキャラクターであり、同時に、かつての時代における最強格の片割れであると言う設定から、ゲーム発売前から非常に注目されるキャラクターだった。

また、発売直前に公開されたストーリートレーラーでは、そんな設定から一変して、ハイテンションな語り口調と共に発されたラダーン祭り(ラダーンフェスティバル)という単語からネタ的にも話題になった。ソウル系のダークファンタジー作品に「祭り」という前代未聞の単語が使われたこともあり「フェスおじ」なんて言われてる。


戦闘

Starscourge Radahn

祭りの前に、伝えておこう


将軍ラダーンは、ずっとさまよっている


発売直前のPVでは如何にも好戦的な発言であるかの様に描写されたラダーン祭りと言う単語だが、その実情は、かつてマレニアとの戦いで相討ちになったことで、彼女の朱い腐敗に侵され、もはや正気を失い古戦場たるケイリッド東部にある慟哭砂丘を彷徨うラダーンを「戦士として葬送する」というものであった。

現在の彼は、敵、味方の死体を集めては犬のように喰らい、天に慟哭するばかりの半ば怪物じみた存在となってしまい、そんな彼を戦士として葬送すべく、赤獅子城城主ジェーレンが中心となって、各地の強者を招集し、彼に挑む戦祭り、『ラダーン祭り』を開催したと言うのが、ラダーン祭りの本領であった。



このラダーン祭りは、条件を満たすことで始まり、赤獅子城広場には多くの猛者、勇者たちが集っており主人公とも関わりのある半狼のブライヴ戦士の壺、鉄拳アレキサンダーたちもおり、それぞれの意気込みを聞かせてくれる、中々に味わい深いものになっている。

そして何故かフーテンのパッチも参加している。「祭り」という単語に釣られたのだろうか。


強さ

ちいかわ×エルデンリング
ラダーン祭り

そして、実際に挑むことになるデミゴッド最強の一人と謳われた将軍ラダーンの強さは…






強い


…絶望的なまでに強い






非常に広大なボスエリアであるにもかかわらず、超遠距離からの重力魔法を帯びた大弓の極めて正確な狙撃に晒され、ある程度接敵するとどこかで見たような矢の雨と拡散する矢の面制圧射撃が襲い来る。それを掻い潜って肉薄しても双特大剣による非常に高い火力と膨大な体力、騎乗しているがゆえの見かけに似合わぬ機動力に悩まされることとなる。


この戦いのカギはこちらも騎乗可能である点と味方NPCの霊体を複数、倒されても再度召喚が可能という点にあり多くの仲間と共に戦う事が勝利への第一歩となるがそれでもなお絶望的なまでに強いため状態異常、オンラインでの協力者など使える手は可能な限りすべて使い、死力を尽くして挑むしかない。それでも勝てない場合はレベルを上げてから再度挑戦するしかないが推奨レベルまで上げたとしても能力値ビルドが中途半端だと勝てないほどに強い。



協力NPC

召喚することのできるNPCは合計8名。



上記の8名の内、パッチのみ召喚直後帰還してしまうためあまり呼ぶ意味はない(召喚直後にラダーンと接敵しているとスピアで一回攻撃するらしいがダメージ量はたったの20)。

また、大角のトラゴスは火山館のイベントで彼を倒していた場合呼ぶことが出来なくなる。一方で翁や豪胆ライオネルは他のイベントで倒していても召喚可能。

狙撃のローリング回避と乗馬状態でのスピードを活かした矢雨の回避を使い分け、接敵、双剣や重力魔法による引き寄せ、衝撃波に苦労しながらも彼のHPを75%まで減らすと戦技「岩石剣」めいて双剣に岩塊を纏わせ、ただでさえ高い攻撃力がさらに跳ね上がる。それでもHPを半分以下にすると突如跳躍し…


赤く燃える彗星となって突っ込んでくる

この彗星の威力は生半可な体力では即死のため跳躍したら上空を見渡し、着弾地点を見極める必要がある。着地後は重力魔法のバリエーションが増え、隙もますます少なくなり岩石弾、重力弾、大技の浮遊からの螺旋突撃も解禁される。


死闘の果てに彼を撃破することで「ラダーンの大ルーン」と「星砕きの追憶」を入手、彼が封じていたと思しき降る星がどこかへと落ちるムービーを経てラダーン祭りはここに終幕となる。


追憶は円卓で指読みを行う事で双特大剣「星砕きの大剣」か大弓「獅子の大弓」が練成できる。星砕きの大剣は戦技の星呼びで引き寄せからの非常に威力の高い衝撃波、獅子の大弓は戦技のラダーンの驟雨で降り注ぐ矢の雨を使用できる。

大ルーンはグレイオールの龍塚、ケイリッドの神授塔頂上にて力を取り戻すことができ、恩恵により、HP&FP&スタミナの最大値を上昇させる。



余談

弱体化

圧倒的すぎる大火力、あまりの隙の無さ、恐ろしい攻撃範囲を誇る絶望的な強さに加え、「その気になればゴドリックよりも先に挑むこともできてしまう」ケイリッドのボスであること等から適正レベル以下で挑んで見事に遺灰と化したり、適正レベルの40~50ですらビルドを考えていなければ一瞬で消し炭と化し、ソロで挑もうものなら24時間を使っても倒せない褪せ人が当然の如く続出。またエルデンリングからフロムゲー・・・ひいてはソウル系に触れたというフロムの洗礼を受けていない初心者褪せ人がいきなりラダーンと争ってしまい何もわからないまま消し飛ぶという事も起こってしまい、主に海外ユーザーからラダーンの弱体化について少なくない意見が飛んだらしく、大型アップデートの「App Ver. 1.03」にて公式の回答が無いが有志検証にてラダーンの弱体化がされていたことが判明。以前であれば一瞬で溶けたNPC達の生存率が格段に上がり、ダメージ量も少なくなる等明らかに弱くなっていたらしく、フロム脳の末期患者や強き猛き英雄としてのラダーンを愛する褪せ人から不満が続出した。

その後、もう一度アップデートがあった際、「一部の攻撃の威力が意図せず下がっていた」と言う不具合が起きていたことが公式から発表され、それが修正されるという『事実上の強化』が行われた。

それでも最初期程の強さではなくなったとされているが、以前はぶっ壊れとも言われていた戦技が弱体化されている等褪せ人側も相対的な弱体化を受けており、今でもなお適正レベル以下であれば余裕で消し飛ぶ強さなのは変わりない。



愛された英雄

このラダーン祭り、会話可能なケイリッドのNPCがジェーレンくらいしかいないため内情がわかり辛く、ジェーレンが勝手に始めたこととも受け取られるが、ケイリッドの砦で黄昏れる貴人の霊体などが「ラダーンのために戦祭りを開け」という旨の発言を残している。

ラダーンを戦士として眠らせる事はケイリッドの民、ひいては赤獅子の兵士たちの悲願だったと考えられる。

トレーラーやPV、オープニングで見られるマレニアとの対峙シーンも何となくラダーンが悪役に見えてしまう構図だが、実際は戦いの中で義手刀が外れたマレニアが体勢を立て直すまで待っているという誉れ高き武人そのもののエピソードであり、そのまま攻め続けていれば普通に勝っていた可能性が高い。周囲を配下の貴腐騎士で囲んで攻撃させるわ負けそうになると相打ち覚悟の自爆特攻して最悪の環境破壊を引き起こすわ、挙句気絶したところを部下の一人に抱えてもらって這々の体で逃げ帰ったという顛末が判明したマレニアの株は大いに下がった(とはいえ、マレニアにも手段を選んではいられない理由があり、ラダーンとの対決もその過程で避け得なかっただけで、特別遺恨はなかったのだが)。

各々の已むを得ない事情によるものとはいえ、他人の手足を自分にくっつけたり勝手に王朝を作っていたり土地一帯に腐敗を撒き散らして汚染したりと、設定的にも実際のゲーム中においてもロクなことをしてくれていない他のデミゴッドの中では、腐敗により狂うまでは比較的…というか何某かの非道な行いをした記録が見られないラダーンは、様々な思惑が錯綜する狭間の地においてさえ、多くの人物に愛され、愛ゆえに葬られた英雄であった。


ちなみに、巨体の彼を乗せているあの痩せ馬が地を駆ける事が出来る理由は、若き日のラダーンが愛馬の為に魔術街サリアで重力魔法を修め、自身と馬にかかる重力を軽くしているためである(つまり、学生をやっていた時期がある)。初見の褪せ人はあまりのアンバランスさにシリアスな笑いか困惑か動物虐待への怒りを覚えるかもしれないが、フレーバーテキストで明かされた真実はそうした批判を180度反転させてしまった。ラダーンが戦闘時において使うのが現行のレアルカリア系統の輝石魔術の源流にして失われた星に関する魔術で占められているのはこのため。奇しくもそれは母レナラが全盛期において得意とした魔術と同系統である。

伝説の遺灰の一つ赤獅子騎士オウガは学生時代からの友人で、赤獅子騎士の最古参として学生を卒業しても戦場で共に戦ったらしい。彼の部下たる赤獅子兵たちも故郷へ還る事を諦めてでも、ラダーンが命を賭して腐敗を押し留めたケイリッドから離れずに朱い腐敗と戦っている。どれだけ彼が慕われていたかが分かるだろう。

また、その猛々しい鎧のモチーフである黄金獅子は、彼が幼き日に心奪われた戦王である最初の王、ゴッドフレイと宰相の獣、セローシュに由来するといい、自身の燃える赤髪を父より受け継いだ英雄の象徴として誇っていた様である。(赤獅子騎士たちも兜に赤い飾りをつけ、兵士たちはライオンのような面頬がついた兜を被っている)逆に言えばその心は常に黄金律と共にあったともいえ、黄金律に反する或いは廃される側として黄金樹とは別の律を立ち上げざるを得なかったミケラと、それに従うマレニアとの衝突が避け得ないものであったことがわかる(マレニアが黄金律を壊そうとすることに気付いたラダーンが戦端を開くことは必至であり、マレニアは先んじて手を打ったに過ぎない)。





赤獅子の将軍は、重力の使い手でもあった


若き日、ラダーンはそれをサリアで修めた


みすぼらしい痩せ馬と、ずっと共にあるために




関連タグ

エルデンリング

デミゴッド(ELDENRING) ミケラの刃、腐敗のマレニア

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