CV:石川由依
概要
漫画「いわかける!」に登場するキャラクター。
花宮女子高校一年生の女子で、主人公笠原好の同級生。
クライミング部に所属する。実力は高く、特にスピード競技を得意とし、一年生ながら「花宮のスピードスター」の異名を持つほど。
子供の頃に、彼女より先にクライミングに取り組んでいた内村茜(現 松橋高校クライミング部)を、意図せず才能面であっさり追い抜いてしまったという因縁もあり、今では彼女に事あるごとに突っかかられるなど、まさに犬猿の仲となっている(ただし、茜が一方的に突っかかっているだけであり、隼の方は特に相手をしていない)。
子供の頃からスポーツクライミングに打ち込んできた、いわば生粋のスポーツクライミングバカ。
生真面目な性格の上に幼い頃からクライミングばかりやってきたため、ややコミュ障なところがある。その気質が災いして遊び半分でクライミングに取り組む人を嫌うようになってしまい、それが元で過去に何人ものクライミングに興味を持った人を遠ざけてしまった苦い過去がある(その中には彼女と親しくなり、そこからクライミングに興味を持った者すらいた)。
ド素人の好の事も当初は快く思っていなかったが、徐々に本来の優しい性格を見せるようになっていき、周りに比べると経験も実力も不足しているが故に落ち込みやすい好に対し、時にはアドバイスを、時には励ましたりするなど、クライミング部の仲間であり良き友人ともなっていく。
しかし、その関係に心地よさを感じてきた矢先、部で出場した関東高校ボルダリング大会にて好が完登してみせた壁を自身が完登出来なかった事で、「好は自分に比べてまだまだ初心者である」と、無意識にその実力を甘く見てしまっていたという事実に打ちのめされ、それ以後は壁に恐怖心を感じて全く壁を登る事が出来なくなってしまった。
大会後、自身を見つめ直すために部に休部届を出し、好達から距離を置く。
その後は、スポーツジム「カルチェロッシュ」にてアルバイトをしていたが、偶然そこに後からバイトとして入ってきた犬猿の仲である茜と遭遇。
たまたま成り行きで挑まれたボルダリング勝負のさなか、自身がスランプで登れなくなっていた事を知られてしまうも、ライバルの不甲斐なさに業を煮やした茜の叱咤を受けた事で、自分が壁を登る事を楽しんでいた頃を思い出し、ようやくスランプを脱して再度クライミング部に合流する(その後は、茜との関係も以前ならほぼ彼女を無視していたが、いちおう塩対応気味ながら取り合うようになるなど(お互いそうは思ってはいないものの)僅かながら改善したようである)。
ちなみに、ただ漫然とスポーツジムをバイト先に選んだのではなく、自身の弱点である持久力と、それが切れた際にメンタルが切れやすくなる部分を補強するトレーニングのために、バイト時間外に施設を使わせてもらうためであった。
クライミング時以外はアンダーフレームのメガネをかけている。
部活動の際は、壁を登る時以外にはレーシングブルマを着用する事も多々あり、そのプロポーションはやや貧乳だが腹筋がきっちり割れているなど、クライマーとして理想的な体型を持っている。
なお、本編開始当初はもみあげは肩辺りまで、後ろ髪もうなじ辺りまでの長さだったが、スランプで休部中の間に、もみあげは胸辺りまで、後ろ髪は背中辺りまで伸びたため、ローポニーテールにするようになった。