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このページではSUZUKIのバイクについて記述しています。

概要

正式名称は『GSX1300Rハヤブサ』。1999年にSUZUKIが世に送りだした大型バイク。

かつてはギネスブックに「世界最速の市販バイク」として掲載されており、「20世紀最速のバイク」と称された。

その最高速は、なんと312km/h(※ただしミラー無しの記録)。新幹線並である。しかも特筆すべきは買ったばかりの無改造状態での記録であることである。つまり、法律はおいといてもこのバイクを購入したその日から時速300kmの世界に足を踏み込むことができちゃったのである。現在は後述のスピードリミッターによって加速できるのはメーター表示299km/hまでとなっているが、スペック的にはリミッターが無ければまだまだ加速できるバイクである。チューンドでは更に過激で、400km/hにまで到達することもあるとさえ言われる。

こんなバイクだから値段も高そう・・・と思うかもしれないが、保険等込みで約160万円程度あれば新車が買えてしまうため、普通に正社員として働いていれば簡単にローンを組んで手に入れることができる。ちなみに四輪で300km/hに手が届く車で最も安いのは日産GT-Rだが、新車なら1000万以上、中古でも400万円は必要である(2020年8月現在)。

最高速だけが注目されがちで、実際に当初は最高速ばかりを売りにした"メガスポーツ"として販売されていた。ところがハヤブサ自身の記録によって、ほぼ世界的に300km/hを越えないようスピードリミッターをつけて販売しなければならなくなってしまった。そのため、当時あった最高速度競争は今ではなりを潜める。

しかし元々公道でスピード違反にならない速度域でも乗りやすいバイクだったこともあり、現在はハイスピードツアラーとして売られている。それゆえ今でも人気の高いバイクの1つである。また海外では白バイ需要も多い。

その圧倒的な最高速を実現したエンジンも当然評価が高く、英国のラディカル社はこれを2つ繋げたエンジンをV8化してヒルクライムやツーリングカーレースなどに供給したり、ナンバーを取得した公道車両を発売したりしている。

なお誤解されがちだが、隼のシャシーはいわゆるスーパースポーツ(SS)ではない。あくまで高速巡航を得意としたツアラーであり、コーナリング速度では劣る。その性格の作り分けは「GSX-R(数字)」ではなく「GSX-(数字)R」という命名規則からも明らかである。なおGSX-R1000とハヤブサには、50kg以上もの重量差が存在する。

ちなみに、日本の国民的特撮ヒーロー『仮面ライダー』シリーズにおいて、仮面ライダー1号/本郷猛を演じた藤岡弘、氏の愛車でもある。

モータースポーツ

前述の通りジャンルとしてはスーパースポーツではないが、人気の高さからレースで採用される例が稀にある。2000年の鈴鹿8耐ヨシムラが隼を参戦させており、予選は12番手、決勝は1LAPダウンの6位という結果。使い手とチューナー次第でそこそこ走れるが、最速マシンと呼ぶには足り得ない、という評価が妥当といえる。

2022年5月16日に筑波サーキットで開催された「テイストオブツクバ」というレースイベントで、チーム加賀山が、最高峰クラスであるHURCULES(ハーキュリーズ)のレギュレーションにのっとり、鋼管パイプでフレームを手作業で制作し、そこに隼のエンジンなどを搭載した「鐵隼」で参戦している。

ハヤブサオーナーの注意点

ハヤブサは二人乗り車両であるが、ここにちょっとした落とし穴がある。

ハヤブサの後部座席は、人や物を乗せない時に、シートカウル(通称・コブ)を装着できるようになっているのだが、これが曲者である。

これを装着していると、後部座席に人が乗れないため、「一人乗り車両」とみなされるのである。

それの何が問題なのか、と思われるだろうが、車検証が「二人乗り」となっているのに、シートカウルを着けていると「整備不良」とみなされ、最悪キップを切られる恐れがある。

逆に、車検証が「一人乗り」になっているのに、シートカウルを外していた場合も同様である。

つまり、法律を厳密に適用するならば、カウルを脱着する度に、書類変更の届け出をしなければならないのである。

このことはメーカーのサイトでも言及されている。

普段はそこまで厳しく取り締まられないが、年度末の点数稼ぎの時期になると、ハヤブサを狙って呼び止める警官が増えると言われている。

シートカウル持ちの車両は他にもあるのだが、ハヤブサは知名度が飛び抜けて高く、カウルも大きくて目立つため、狙われやすいのである。

と、WEB上でまことしやかに囁かれているが、国交省及び警視庁へ問い合わせたところ、

国交省の回答

・純正状態でシートが外されることを想定した構造ならば、それも含めて認定をしているはずなのでシートを外していても定員外乗車とはみなさない

警視庁の回答

・シートカウルが不可逆的に元に戻せないと一見してわかるものでない限り、取り締まりは考えられない

従って、ハヤブサのシートカウルは純正状態である限り、問題は無いのである。

余談

誤解されがちだが、最初に時速300kmに到達したのは隼ではなくホンダのCBR1100XXスーパーブラックバードである。ただしこれを時速10km以上も上回るというのはあまりに圧倒的な技術力と言わざるを得なかったのも事実である。

関連タグ

バイク 鈴菌

 ハヤブサ GSX1300R B-KING

若桜鉄道若桜線隼駅・・・スズキ公認の聖地

ビジョングランツーリスモ・・・隼のエンジンがスズキから発表されたスズキビジョングランツーリスモに搭載されている。

関連動画

概要

正式名称は『GSX1300Rハヤブサ』。1999年にSUZUKIが世に送りだした大型バイク。

かつてはギネスブックに「世界最速の市販バイク」として掲載されており、「20世紀最速のバイク」と称された。

その最高速は、なんと312km/h(※ただしミラー無しの記録)。新幹線並である。しかも特筆すべきは買ったばかりの無改造状態での記録であることである。つまり、法律はおいといてもこのバイクを購入したその日から時速300kmの世界に足を踏み込むことができちゃったのである。現在は後述のスピードリミッターによって加速できるのはメーター表示299km/hまでとなっているが、スペック的にはリミッターが無ければまだまだ加速できるバイクである。チューンドでは更に過激で、400km/hにまで到達することもあるとさえ言われる。

こんなバイクだから値段も高そう・・・と思うかもしれないが、保険等込みで約160万円程度あれば新車が買えてしまうため、普通に正社員として働いていれば簡単にローンを組んで手に入れることができる。ちなみに四輪で300km/hに手が届く車で最も安いのは日産GT-Rだが、新車なら1000万以上、中古でも400万円は必要である(2020年8月現在)。

最高速だけが注目されがちで、実際に当初は最高速ばかりを売りにした"メガスポーツ"として販売されていた。ところがハヤブサ自身の記録によって、ほぼ世界的に300km/hを越えないようスピードリミッターをつけて販売しなければならなくなってしまった。そのため、当時あった最高速度競争は今ではなりを潜める。

しかし元々公道でスピード違反にならない速度域でも乗りやすいバイクだったこともあり、現在はハイスピードツアラーとして売られている。それゆえ今でも人気の高いバイクの1つである。また海外では白バイ需要も多い。

その圧倒的な最高速を実現したエンジンも当然評価が高く、英国のラディカル社はこれを2つ繋げたエンジンをV8化してヒルクライムやツーリングカーレースなどに供給したり、ナンバーを取得した公道車両を発売したりしている。

なお誤解されがちだが、隼のシャシーはいわゆるスーパースポーツ(SS)ではない。あくまで高速巡航を得意としたツアラーであり、コーナリング速度では劣る。その性格の作り分けは「GSX-R(数字)」ではなく「GSX-(数字)R」という命名規則からも明らかである。なおGSX-R1000とハヤブサには、50kg以上もの重量差が存在する。

ちなみに、日本の国民的特撮ヒーロー『仮面ライダー』シリーズにおいて、仮面ライダー1号/本郷猛を演じた藤岡弘、氏の愛車でもある。

モータースポーツ

前述の通りジャンルとしてはスーパースポーツではないが、人気の高さからレースで採用される例が稀にある。2000年の鈴鹿8耐ヨシムラが隼を参戦させており、予選は12番手、決勝は1LAPダウンの6位という結果。使い手とチューナー次第でそこそこ走れるが、最速マシンと呼ぶには足り得ない、という評価が妥当といえる。

2022年5月16日に筑波サーキットで開催された「テイストオブツクバ」というレースイベントで、チーム加賀山が、最高峰クラスであるHURCULES(ハーキュリーズ)のレギュレーションにのっとり、鋼管パイプでフレームを手作業で制作し、そこに隼のエンジンなどを搭載した「鐵隼」で参戦している。

ハヤブサオーナーの注意点

ハヤブサは二人乗り車両であるが、ここにちょっとした落とし穴がある。

ハヤブサの後部座席は、人や物を乗せない時に、シートカウル(通称・コブ)を装着できるようになっているのだが、これが曲者である。

これを装着していると、後部座席に人が乗れないため、「一人乗り車両」とみなされるのである。

それの何が問題なのか、と思われるだろうが、車検証が「二人乗り」となっているのに、シートカウルを着けていると「整備不良」とみなされ、最悪キップを切られる恐れがある。

逆に、車検証が「一人乗り」になっているのに、シートカウルを外していた場合も同様である。

つまり、法律を厳密に適用するならば、カウルを脱着する度に、書類変更の届け出をしなければならないのである。

このことはメーカーのサイトでも言及されている。

普段はそこまで厳しく取り締まられないが、年度末の点数稼ぎの時期になると、ハヤブサを狙って呼び止める警官が増えると言われている。

シートカウル持ちの車両は他にもあるのだが、ハヤブサは知名度が飛び抜けて高く、カウルも大きくて目立つため、狙われやすいのである。

と、WEB上でまことしやかに囁かれているが、国交省及び警視庁へ問い合わせたところ、

国交省の回答

・純正状態でシートが外されることを想定した構造ならば、それも含めて認定をしているはずなのでシートを外していても定員外乗車とはみなさない

警視庁の回答

・シートカウルが不可逆的に元に戻せないと一見してわかるものでない限り、取り締まりは考えられない

従って、ハヤブサのシートカウルは純正状態である限り、問題は無いのである。

余談

誤解されがちだが、最初に時速300kmに到達したのは隼ではなくホンダのCBR1100XXスーパーブラックバードである。ただしこれを時速10km以上も上回るというのはあまりに圧倒的な技術力と言わざるを得なかったのも事実である。

関連タグ

バイク 鈴菌

 ハヤブサ GSX1300R B-KING

若桜鉄道若桜線隼駅・・・スズキ公認の聖地

ビジョングランツーリスモ・・・隼のエンジンがスズキから発表されたスズキビジョングランツーリスモに搭載されている。

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