ロアナプラ
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ろあなぷら
ロアナプラとは、漫画・アニメ「BLACK LAGOON」の舞台。
タイ国内(南部?)にあるとされる架空の港町。漢字表記では「路南浦」。
実質上タイ政府の主権が及ばない複数の(犯罪)組織による治外法権的支配下にある。
世界最悪レベルの治安の悪さを誇る、世界中の悪という悪が集う犯罪都市。
モデルは1969年当時の旧南ベトナム・サイゴン(現ホーチミン市)。
35年前までは寂れた港町だった。植民地時代にはフランス租界(外国人居留地)があり、当時の建物として「サンカンパレスホテル」などが現存している。
OVA版では、バンコクと高速バスが繋がっているという描写が追加。太平洋戦争中に日本軍が軍港を目的として開発に着手、戦後は麻薬の密輸で発展したという設定が追加された。
ロシアンマフィア「ホテル・モスクワ」、香港系マフィア「三合会(トライアド)」、イタリア系マフィア「コーサ・ノストラ」&「カモッラ」、コロンビアマフィア「マニサレラ・カルテル」による「黄金夜会」の下、危うい均衡が保たれている。
組織以外にもフリーの殺し屋、殺人代行組合、情報屋、武器商人といった連中が屯し、国家スパイやテロ組織なども暗躍。
警察を始めとした司法組織はとうに買収されており、警官もそこらのチンピラと大差ない。また新興勢力には排他的で、「黄金夜会」を蔑ろにする者には一切の容赦がない。
物騒な商売のみで成り立っているわけではなく、プーケット等のように歓楽街に訪れる客相手の商売で成り立っている。
小説においてはかつて工場誘致の話があったそうだが、立ち消えている。
そう言う町である故かロアナプラを墓にする者は数知れず。
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