曖昧さ回避
- ムー大陸を舞台とした、永井豪原作の漫画、アニメ、小説。本項で解説。
- 上記作品に登場する、ムー大陸で崇拝されている巨神。→巨神ゴッドマジンガー
- 「グレートマジンガー」のNGタイトル。→ゴッド・マジンガー
- 「マジンガーZ」「グレートマジンガー」の続編として後番組の企画。→ゴッド・マジンガー
- 「UFOロボグレンダイザー」の終了後に企画された劇場アニメ。→ゴッド・マジンガー
- 団龍彦による小説「スーパーロボット大戦」に登場するロボット。→ゴッドマジンガー(スーパーロボット大戦(小説))
解説
東京ムービーによるファンタジーの要素を取り入れたロボットアニメ。1984年4月15日から同年9月23日まで放映された。
原作はマジンガーZの生みの親である永井豪。また自身の筆による漫画版も執筆されたが、内容はハードそのもの。漫画版は雑誌連載ではなく、単行本の描き下ろしであった事も特徴。また、角川文庫よりノベライズ版も出されている。
今作はマジンガーシリーズの一作ではあるが、内容は無関係で東映も関わっていない。
放映時にはロサンゼルスオリンピックの時期だった事もあって尺が足りず、最終回は23話と24話を編集して無理矢理23話として放送していた。
あらすじ
20世紀の日本。平凡な高校生、火野ヤマトは体育館で謎の「魔神」の声を耳にする。不審に思ったヤマトだったが、ヤマトは同時に聞こえた女性の声に気を取られ、『魔神』により別世界に飛ばされてしまう。
ヤマトが辿り着いたのは、1万年前に海の底に沈んだムー大陸だった。ムーの民はゴッドマジンガーという石像を崇拝しており、彼こそがヤマトを適合者として過去の世界に運んだのである。ヤマトはマジンガーと合体し、ムーの民を苦しめる軍事国家ドラゴニア王国と闘うのだった。
登場人物
ムー王国
ムラジ 藤本譲 ムー王国の王
マドマ 原えりこ アイラの侍女
ムーの4剣士
ギロン 石丸博也
ゾルバ 堀内賢雄
デリヤ 郷里大輔
ノロー 古田信幸
ドラゴニア王国
ドラド 加藤治 黄金王
エルド 速水奨 黄金王の一人息子でドラゴニア王国の王子
シャーマン(ゴッドマジンガー) 滝沢ロコ 原えりこ その他
ブラー 広瀬正志
石像としての「ゴッドマジンガー」
右がTV版。
左は、「ダイナミックスーパーロボット総進撃!!」(2000)に登場したもの。
CV:笹岡繁蔵
太古の時代より、ムー王国の守護神としてあがめられてきた巨神像。全長約30m。
通常はムー王国城内の地下神殿に、石像の姿で安置されているが、戦闘時に主人公・火野ヤマトと一体化する事で、巨大な魔神として復活。その能力を発揮できる。
この石像のような巨体は、ただの器や依代ではなく、人格・魂を宿した存在であり、有事の際には自分の意思で行動する事も可能。また、魔神の意思は時として、ヤマトに対し、戦士としてのありようを伝える導き手として語り掛ける事もある。
ヤマトとゴッドマジンガーは、一心同体の存在であり、戦闘時にはヤマトの呼び声に従い、いかなる場所にも出現し実体化する。
武器は、巨体の怪力と、腰に帯刀した「魔斬剣」。
また、劇中では中盤以降に異空間から復活を遂げた後、全身を赤熱化させ、怒りの形相に転じ、凄まじい剛力を発揮する能力が備わった。
怒りの形相は、まさに鬼神のそれであり、ややおとなしめとも思える通常の顔の時に比べ、やや獰猛な戦いぶりをみせる。その姿はどことなく、デビルマンや魔王ダンテ等に見られる、恐ろし気な形相にも近いものがある。
詳しくはこちらの記事も参照。
「マジンガーエンジェル」
「マジンガーエンジェル」には、ムーの4剣士と呼ばれたギロン、ゾルバ、デリヤ、ノローが操縦する4 体のゴッドマジンガーと、アイラの操縦するゴッデスマジンガーという女性型ゴッドマジンガーのような機体が登場した。
関連動画
関連項目
大魔神…たぶんオマージュ元。
魔神バンダー…同じく怒りの形相に転じてパワーアップする「魔神」。
レッドマン…有名作品の初期企画名が、全く別の作品になった事が共通する。
ムーの白鯨 同様にムー大陸を設定に盛り込んだ東京ムービーのTVアニメ。
伝説巨神イデオン 漫画版が関連。漫画版ゴッドマジンガーよりも先に破滅劇を描いた究極の破滅SFアニメ。