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巨神ゴッドマジンガー

きょしんごっどまじんがー

本稿では、『ゴッドマジンガー』に登場するムー王国の守護神について解説する。

CV:笹岡繁蔵

概要編集

ムーの民からは“ゴッド”、主人公・火野ヤマトからは“マジンガー”と呼ばれる、全長30mにも及ぶムー王国守護神


通常は石像としてムー王国城内の地下神殿に佇んでいるが、ムーの民が危機に陥ると実体化。ヤマトと融合して人々を護る為に巨大な魔神として復活し、襲い来るドラゴニア王国と対決する。


ゴッドマジンガーは単なるロボットではなく、が宿っており「正しき心」を持つヤマトのみが「操作」できる存在であり、真のゴッドマジンガーは石像ではなく石像は彼が宿っている“器”であり、例え石像が破壊されたとしても実体化する事ができるほか、有事の際には自分の意思で行動する事もある。また、魔神の意志は時としてヤマトに戦士としての在り様を伝える導き手として語り掛ける事もある。


ヤマトがドラゴニア王国の巨大ロボット兵器・ライガーに倒され死亡したとき、自らの命をヤマトに与え、更に「光宿りし者」の真の力によって文字通りヤマトと一体化。それ故にヤマトとゴッドマジンガーは、一心同体の存在であり、戦闘時には彼の呼び声に従い、いかなる場所にも出現し実体化する事ができる。


物語の中盤以降で異空間から復活を遂げた後は、戦闘時には憤怒の表情を示し、全身が黄金に光輝く戦闘モードともいうべき姿へと変化するようになり、顔や腕、そして腰などにディテールが降れるようになった。また、ヤマトとのシンクロ率が強くなった影響なのか、一体化せずとも動き出すことも可能となる。


武器は巨体を生かした怪力と、腰に帯刀した「魔斬剣」


実はゴッドマジンガー自体はただの石像だが、自らの映し身として力を注ぎ込んでいたのは、全宇宙を創造した“”とも呼べる“高次元の存在”。


マジンガーによる大破壊の恐怖からゴッドマジンガー内部にある高次元空間へと入り込んだヤマトの眼前に黄金のゴッドマジンガーの姿で顕現する。


その目的は、自らが創造した宇宙に生まれる“魔”=人々に目覚め、やがては自らも滅ぼす“悪”の心を、それを目覚めさせた人類と共に“無”へと返す事である。それは“魔”は物質世界のみならず、やがては高次元宇宙まで滅ぼす力になりうる為で、かつて自分たちが最初に創造した人類は<エデン>と呼ばれる惑星で理想的な生活を送っていたが、やがて人々に間に“魔”が生じた為、やむなく“無”へと帰してしまった過去を持つ。


尚、“魔”を生じさる事がなかった一部の人々は、“神”にもう一度チャンスを与えられ地球へとやって来たのだが、その人々の末裔こそがムーの民であり、ドラゴニアの民は、自らに生じた“魔”によって母星を破壊した者たちである。さらに純粋な進化により地球で生まれた民こそが人類であり、現在の地球はこれら三種族の末裔が暮らしている惑星である。


そして“神”は、過去の失敗からそれらの民の血を同時に引き継ぐ地球人が“魔”を生じさせるか否かを監視するのではなく、無限の力を持ったゴッドマジンガーを与えた結果によりどうなるかを測ろうと考え、そのサンプルとしてヤマトを選び、テストしていたことが後に判明する事となる。


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