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概要編集

過去に『怪獣マリンコング』を製作したニッサンプロダクションの後継であるNMCプロが製作した特撮番組1969年1月5日から3月30日まで、フジテレビ系にて全13話が放映された。

当初は手塚治虫の『魔神ガロン』の実写化作品として企画されていたが、諸事情により製作されず、それを参考にして製作された。

作品の製作自体は1966年(1967年説もあり)に完了しており当初は全26話を予定していたが、半分の13話に短縮されている。また放送枠も1967年7月2日より毎週日曜19時30分からで放送予定だったのが当時日曜18時30分枠で放送中の『リボンの騎士』が「視聴率低迷」を理由に6月25日放送分で一旦休止し、最終的に30分繰り上げ、そして19時枠の『マッハGoGoGo』の30分繰り上げで、新たに日曜19時から20時に1時間演芸番組『爆笑ヒットパレード』を設置するため、本作は時間どりを再検討するものの結局は放送が延期に延期を重ね、1969年になってやっと放映されることとなった。


70年代に何度か再放送され、平成に入ってからも1994年中京テレビの『今甦る!昭和ヒーロー列伝』で第1話、第5話、第13話が再放送されたのを最後に放映されずソフト化もされていない。マリンコング共々現在は映像会社トランスグローバル社が映像を所有しており、80年にマリンコングがビデオ化された際に本作についても「ファンの声があれば発売するとか…」とビデオソフト化が仄めかされたが、結局発売されなかった。


秋田書店の『冒険王』では、井上智によるコミカライズが1966年10月号から1967年12月号まで連載された。


あらすじ編集

ある日、バロン彗星から水爆の数千倍のエネルギーを持つといわれる新物質「オラン」が地球に持ち込まれた。オランを取り返すべく、バロンの王子と側近のX1号が地球にやってくる。

バロンの王子は地球人の立花博士と協力し、守護神バンダーとともに悪人たちと戦う。


バンダー編集

魔神の怒り

バロンの王子が窮地に陥った際に呼び出す巨人。身長4~350m、体重200kg~1.5t

通常は守護神バンダーという形態になっているが、一度怒ると巨大化し、頭部が角の生えた赤いものに入れ替わり、戦闘形態魔神バンダーへと変わる。

その体は超物質オランXでできており、ロボットのように見えるがバロンの王子やX1号は生命体と呼んでいる。事実、鳴き声を上げることもある。

武器は口から吐く火炎やミサイル、強風など。指からもミサイルや突風を放ち、目からは光線を出す。


主題歌編集

「魔神バンダーの歌」

作詞:吉岡治 / 作曲:若月明人 / 歌:佐々木梨里


関連項目編集

特撮 魔神ガロン

サンダーマスク・・・魔神ガロンの実写化企画から派生した特撮番組繋がり。

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