概要
マジンカイザー刃皇とは、グッドスマイルカンパニーから発売されたプラモデルシリーズ、「MODEROID(モデロイド)」の製品のひとつである。
同シリーズの「マジンカイザー」のバリエーションの一つで、永井豪原作「バイオレンスジャック」に登場する「スラムキング」をモチーフとしている。
坂本洋一(ケミカルアタック)氏が造形した、「RIOBOT『マジンカイザー』」のデザインをベースに、スラムキングのイメージを付加。
鎧武者姿のマジンカイザーという、これまでにないデザインで立体化・製品化された。
製品用のデザインは中野牌人氏が、
3Dモデリングと設計は、マジンカイザーと同じくT-REX氏が手掛けている。
詳細
ロボットとしての設定・背景や世界観は不明。
その顔面部、口元部分は「今までのマジンガーと異なり、人面の口が造形され、格子状になった外装パーツ(ルストハリケーンを放つ箇所)が無い」事が特徴。
また、カイザーパイルダーは装着されているが、頭部側面より角が生えている。
胸部にもカイザー同様の放熱板が装着されているが、両肩および両腰に、日本の武士の甲冑のような装甲が取り付けられており、マジンカイザーと大きく異なる印象を与えている。
両手首からは、短く切られた鎖が下がっており、『かつては封じられていた』または『何かを拘束していた』事を匂わせる。
スクランダーは付いていない。しかし背中にはジョイントが付いており、同シリーズのマジンカイザーから、スクランダーを借りて装着する事が可能。
通常はこのジョイントに、後述する大太刀「斬魔刀」を装着している。
武装
- 千烈手裏剣(サウザンクロスナイフ)
いわゆる、サザンクロスナイフ。刃皇の両肩アーマーの内側で、十字手裏剣を生成。ほぼ無限に発射する事が可能。
肩アーマー内部に、4枚一体成型のものが2つずつ付属し、装着されている。
- 双剣
両腰アーマーから下げられている、日本刀のような剣。
やや短めで、両手で二刀流で用いるほか、柄の部分で接続し、双刃としても用いる事が可能。
- 双刃斬空拳(アイアンカッター)
双刃とした双剣を手に握った状態で、ロケットパンチを放つ技。刃を回転させつつ、目標を切り裂く。
- 神羽織業火(ブレストフレイム)
胸部放熱板から放つ熱光線。
- 斬魔刀(ザンバトウ)
背中に背負った、巨大な刃の大太刀。
この状態でも大きく分厚い刃を有しているが、実はこの刃自体が鞘であり、
抜刀すると内部に真なる斬魔刀の刀身が露わになる。当然ながら、鞘よりやや細め。しかしその威力は、刃皇が持つ刀剣で最強らしい。
余談
キットの不要パーツには、マジンカイザーのカイザーブレードのランナーもあり、当然組んで持たせる事も可能。
後に、アクションフィギュア「HAGANE WORKS マジンカイザー刃皇 魔陣セット」が発売された。
基本的に造形や装備は同じだが、「陣床几椅子」「武器スタンド」「屏風」が追加され、刃皇を座らせて飾る事が可能。武器も同様に周囲に建てて飾れるようになっている。
また、巨大なガトリング砲、「大車輪烈火砲(だいしゃりんバルカン)」も追加された。
関連タグ
:基本となる機体。
:同じく発売された、MODEROIDのマジンカイザーのバリエーション。
:モチーフ元のキャラクター。
:『マジンカイザーSKL』に登場した機体であり、こちらもスラムキングをモチーフとしている。