概要
ウモン・サモンがチェンバロ作戦(ソロモン攻略戦)前に資材を(勝手に)用いて乗機のボールを改修した機体。
アムロ・レイの乗るガンダムの活躍にあやかり、ボールに自作のガンダムの顔を付けただけというもの。正式な計画に則った改修ではない為、機体の重量バランスは悪く操縦しづらい。また前方カメラも塞いでしまう為、視界も狭い。
武装はベース機とは変わらないが、ガンダムフェイスはパージ可能。
まるで冗談を絵に描いたような存在だが、巨大なガンダムフェイスを取り付けたボールの存在はソロモンという混乱を伴った戦場で様々な誤報を招いた。
そして、ソロモン戦後には以下のような様々な説や噂の元となった。
- Bガンダムがバランスを崩して慣性飛行している所を目撃した兵士が「ガンダムが撃墜された」と誤認。それを聞いたアナベル・ガトーは前線を離れてしまった為、ソロモンに本物のガンダムの接近を許してしまったという噂。
- 前衛のジムとガンダムフェイスとの対比からジオン側は通常のモビルスーツよりも大型と判断し、それに対抗すべくジオングを40メートル級の機体に設計した(パーフェクトジオング、後のサイコガンダム)という説が存在するという噂。
加えて、戦後に開発されるガンダムTR-1[ヘイズル]の「ガンダムタイプMSが戦場に与える影響」の結果を一足先にソロモンで示してしまっているのもまた皮肉であると言えよう。
劇中での活躍
ウモンはこの機体を用いてリック・ドムを6機撃墜するという快挙を上げた。
特に、前半の3機こそ前衛のジムとのサイズ差による威嚇効果で撃破したものの、後半の3機は黒い三連星(とデミトリー)の弔い合戦に燃えるエースパイロット三人によるチームであった為、苦戦を強いられるが数々の偶然が重なって2機を撃墜、更にガンダムフェイスをパージする事で残りの1機を撃墜している。
単に運が良かったとも言えるものの、考えようによってはニュータイプとも見て取れる戦果である。が、この戦闘におけるアムロ・レイの活躍があまりにも目覚ましかった為、残念ながらその戦果も埋もれてしまった。
ただしウモン本人はこの時のエピソードを老いてもなお自分の武勇伝として語っている。
関連項目
機動戦士クロスボーン・ガンダム 長谷川裕一ガンダムMS&MA ビックリドッキリMA ボール(ガンダム)
ウモン・サモン
バーニングガンダム(海外版ゴッドガンダム) Bガンダム
ボルトガンダム Bガンダム
ブリテンガンダム Bガンダム
バスターガンダム Bガンダム
ビルドバーニングガンダム BBガンダム
虎の威を借る狐:このことわざを体現・コンセプトにして生み出されたと言っても過言ではない為。