シャア「私の使えるMSは、もう残っていないでしょう」
キシリア「拿捕した敵のMSを使ってみるか? もちろん真っ赤に塗って、ツノもつけてあるぞ」
概要
トニーたけざきのガンダム漫画『Sフィールドの光と影』でシャアが乗るはめになった鹵獲改修機。
サイコミュという名目でジオングの手が登頂部につけられ、全体は当然のように赤い。足というか色んなものが足りないし、手はやたら短い。整備員も「大佐なら上手くやれますよ、気休めですけどね」「保証なんてできません」「未知数だし」と、揃いも揃って投げ遣りな事を言うばかり。
出撃はしたものの邪魔呼ばわりで友軍に突き飛ばされたり、挙げ句「敵か味方かハッキリしろ!」とジムの集団にフルボッコにされるという哀しい扱いとなった。
当時発売開始されたMGボールVer.Kaとのコラボ企画として作成された魔改造キットで、もちろん本編やMSVには存在しない。してはいけない。
トニたけ曰く「元がカッコイイから、カッコ悪くするのにエライ苦労しましたよ」(コミックスの対談より)とのこと。
なおガンダムエース2005年2月号のピンナップ用にやたら気合いの入ったカトキハジメデザインのパッケージ風イラストが作成され、漫画にもその一部が使用されている。ちなみにその企画で描かれた旧キットパッケージ風イラストには「ドズル専用ボール」「ランバ・ラル専用ボール」「マ・クベ専用ボール」なんて珍品も。