解説
関西人。本名は嶽崎千尋(たけざき・ちひろ)であるが、なぜトニーになったのかは不明。自分のハードルが高いため、寡作。
以前は園田健一らと組み、バブルガムクライシスと世界観を共有する作品、「ADPOLICE」(一応シリアス)を描いていた。
「トニーたけざきのガンダム漫画」で、安彦良和そっくりの画風、コマ割り、台詞の入れ方でギャグを展開したことで有名。
そのそっくり具合は安彦良和本人が「どっちが自分の原稿かわからなくなる」と評されたほど。
他に貞本義行の漫画の手法を真似した新世紀エヴァンゲリオンの、士郎正宗ので同じく攻殻機動隊のパロディ等も描いている(「攻殻」はトリビュートアンソロジー)。
どうやら他人の画風を完コピし、それでパロディギャグを作ることはお手の物らしい。
オリジナルでの代表作は、大友克洋の、手法を偏執狂的にまねした作品「岸和田博士の科学的愛情」。